人生のおつまみ

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【読書】流し読みで沢山読めるかもー『遅読家のための読書術』

速読術で流し読み?

速読って本を読むのが好きな人なら、一度ぐらいは実践したことがあるはず。色んな本が出ていますけど、基本的には

  • 頭で音読しない
  • 目を動かすトレーニングをする
  • 知識を増やす

の3つに集約される気がします。特に、「頭で音読しない」というのは効果があって、本だけでなくて、書類を読むのにも応用できたりしますから。小学校とかの音読教育が大人になっても残っているからどうしても音読してしまう。私もしていましたけど、音読してもいいですけど、時間がないときは音読しないで読んでいくと割とたくさん本を読めたりします。音読も効果的なんですけど、たくさん本を読みたい!って時には邪魔な手法になると思います。

音読ってコミュニケーションとか話すことを目的としたら結構役に立ちます。音読した内容が口から勝手に出てきますから。大学や会社でのプレゼンでは、準備の段階で何回も練習します。だから、本番になってもスラスラ言えるわけで、人と話す仕事とか雑談が上手くなりたいって人は、音読したほうがいい。だけど、本を速読したいという人には不向きとか。ちょうどいい塩梅が難しいですけど、読書を主体的にするなら、音読(黙読)ではなくて、流し読み程度で読んでみると結構頭に入ります。難しい専門書はダメですけど、小説とかビジネス書なら流し読んでいても内容が把握できるのでオススメ。積み本が多いって人は実践してみたらいいと思います。

積み本が多い人って、私もですけど、買うまではいいんですよ。そこから読むのが大変。買う時にワクワクするんですが、そこで満足してしまう。仕事に活かす本なら即読まないといけないですけど、趣味の範囲なら、読まなくても「後でいいかあ」と思ってしまうから、いつの間にか積み本になってしまう。読書は好きなんですけど、特に小説はその世界観にのめり込んでしまうので、一冊読むのにすごく時間が掛かってしまうのが私の現実でした。ただ、音読とか無視して、流し読みで読んでいくと、意外に把握できるので、好きな作家の本などがさっさと流し読みでもいいから読んでしまった方がいい。好きなので何回も繰り返し読むことになりますからね。

一日一冊の読書?

良く言われる一日に一冊の読書。これってめちゃくちゃ難しいと思います。学生ならできるでしょうけど、社会人は時間がほとんどないので無理。1日30分から1時間は取れますけど、それで読める本は中々ないですから。ビジネス書など本の内容の2割程度で十分ってな場合には活かせますけど、小説などで本全体を読まないと面白くない楽しくない本だと本気で難しい。20:80の法則とか言われて、本当に重要なのは全体の2割と言われますけど、30分でその2割を読めるかというは中々に厳しい。それに1ヶ月で30冊は中々にヘビーな量だと思うんですけどね。いくら趣味でもそこまで行くにはよほどの覚悟がないとできないと思います。

1日1冊で、毎日入ってくる情報としては莫大な物になります。実際に毎日1冊が仕事ならいいですけど、趣味だとよっぽどハマっている状態でないとしんどい。私は小説を読み始めた当時はこれ以上のことはやっていました。1月50冊とか意味不明なことをしていましたから。東野圭吾さんの小説に始まって、ミステリ小説が大好きになってしまい、毎日読み続けました。だけど、これは好きだったからできる技であって、何となくできる技ではないわけです。それこそ「熱中」できるレベルのものでないと。1日1冊の読書を目指すなら、何かに熱中できる状態に持っていかないといけない。だから難しい。1日1冊は重要ですけど、まずは1週間に1冊ぐらいの気軽な気持ちから入るのがベストかなと。

あとがき

流し読みは案外難しい。人によっては流し読みするだけで、内容が頭に入ってくる人もいるかと思います。しかし、ほとんどの人はそうじゃない。それに、前提知識があればこその流し読みなので、知識を補うためにまた本を読む必要が出てきます。流し読みができる人はそれだけ知識を持っているとも言えるので、高等テクニックなのかもしれません。世間では簡単に言いますけど、実践して見ると結構骨が折れる、それが「流し読み」 私の実感だと割と本をたくさん読んで知識がある人向けの、ある意味で本末転倒的な手法だと思うので、最初は1冊を集中的に読む読み方がベターなのかもしれません。