人生のおつまみ

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【読書】『大人の「独学」法』で勉強するー努力して結果を出す人が評価される社会と勉強の大事さ

はじめに

独学って能動的に勉強してきた人なら簡単に出来たりします。大学に入って勉強し出した人とか、資格試験のために勉強してきた人とか。独学こそ大学の勉強と言う人もいますし、確かに受動的な勉強って大切。だけど、社会人になると勉強しなくてものらりくらりと仕事が出来たりしてしまいますし、コミュニケーション能力だけで乗り切れてしまう場合もあると聞きます。だから、日本の大人は勉強がしないらしい。今の時代は、努力して、さらに結果を出す人が評価される時代です。一昔前は、学歴があればトントン拍子で出世することが出来て、高学歴なら会社から守られたりしたと聞いたことがあります。だけど、時代が変わってどんどん勉強する人が活躍している時代になったとのこと。まあ、昔から勉強していた人はいると思いますけど、相対的に現代になってから増えたんじゃないかなあと思っています。

勉強しなくなった大人達

人間こそが唯一の資源

日本は資源がないからこそ、人材・人間こそが資源だと言われてきました。私もこれには賛成で、明治時代から本格的に資源の獲得を目指して人材を育成してきた。優秀な官僚を作るために帝国大学を作ったりして、人材の確保に奔走してきた。

だけど、現代だと学生のころほど勉強をしていない人が多いらしい。大学生になって勉強量が大幅に落ちた人が社会人になってからも勉強しなくなる。確かに燃え尽き症候群になるのはわかりますけど、それだと優秀な人材にはなりにくいなと思います。

大学を卒業してから勉強をやめる

大学を卒業すると、勉強する時間は減ってしまいます。これはどうしようもない。仕事が優先ですけど。だけど、その仕事以外の時間で勉強をする人が減っているということが問題になっています。技術系だと、勉強している人は多いです。勉強しないとついていけませんから。

ただ、私が思うのは、ある程度の年収になるには、そこまで勉強の必要はないけど、出世したいとか、年収を上げたいという方の場合には勉強が必要だということ。研究職や技術系は勉強勉強勉強。大人になっても大学時代に使っていた専門書などが活躍したりしますから。その中で出世して給料アップのためには勉強するしかない。

努力している人が評価される社会

人生で、大人になってからの勉強が大事

大人になってからの勉強が大事という話は少し分かります。学生の時の勉強も大事ですけど、大人になってからの勉強も非常に大事になってきます。仕事だけではなくて、教養、趣味など勉強する必要のある分野は幅広い。年収が第一だと思いますけど、精神的な余裕を持つためにも、勉強をして余裕のある精神状態にあるのが理想だと思います。

実際には大人になってからの勉強ってしんどい。体力的には仕事があるので無理できないですし、頭も凝り固まっているので、中々頭に入ってきませんから。自分できること、できる範囲の勉強をすることが大切で大人なら大人らしい勉強の方法があるはず。無理しないで、出来ることから始めることで、大人になっても勉強することはできます。

海外の企業だと実力がすべて

私としては、日本の企業と海外の企業はまったく同一視はできません。まったく違う文化ですから。しかしながら、シャープなどが代表例ですけど、いつ会社が海外の企業と強くつながるがわかりません。シャープはボーナスは増えましたけど、能力性・実績性で仕事ができる人ほぼボーナスが多い設定になったらしいです。まさにグローバル。

日本では、同じ職位だとボーナスに大幅が違いはないと思います。まったく同じ待遇で大幅に違うボーナスともなれば組合が黙っていないでしょうし、日本の企業はある意味で平等なはず。だけど、これからの時代は海外の企業とのつながりが必要になっていきます。実力さえあれば、どこに行っても通用するので、実力はつけたほうがいい。

仕事ができる人は勉強している

年収が多くなると仕事以外にも勉強するようになる?

年収が多くなると、仕事以外でも勉強する人が増えるそうです。ただ、これは年収2000万円ぐらいが基準になっているので、今の日本だとそこまで稼げる人はかなりの勝ち組。出世競争に勝つなり、専門分野の第一人者になるなりとかなりハードルが高い。そりゃ勉強しますよ。仕事していく中で勉強する習慣がついた結果がその年収なわけで。

私としては、年収はともかくとして、家に帰って好きな本を60〜90分読むだけでもかなり効果的だと思います。日本の平均読書時間が30分程度だったので、その2、3倍するだけで勉強としては十分です。好きな本=好きな分野なので、どんどん勉強できますから、精神的な余裕につながってきます。勉強の本質は精神的な余裕を作るためのものだと私は思っています。

最後に

健全な肉体に健全な精神が宿るといいます。ただ、勉強ということにスポットを当てると、精神状態が良くないといくら肉体が万全でもできない。また、勉強というのは、苦しい・しんどいというイメージがありますから、余計に辛く感じてしまう。ネガティブな印象が強くて、中々習慣化できないので勉強することに対するデメリット。

そこで、勉強をポジティブなイメージに置き換える。好きな分野を本でも何でもいいので読んでみる。そこで感じたことをノートでもブログでもいいから書いていく。これだけで立派な勉強になります。凝り固まって、難しい分野を学習するのが勉強という風に考えてしまうとしんどい。簡単にシンプルに自分の好きな分野の学習をしていくのが勉強だと私は思います。