小説を読むことは読書なのか?
僕は小説が好きだけど、ビジネス書や専門書も読むことがある。ウェブとか見ていると、「小説は読んでも読書にならない」という意見を見たことがある。ある程度の専門知識がなくても読めるし、仕事に直接関係がある人が少ないからそういう意見も出るのかなあと思った。
小説ってそこまで難しい内容はなくて、サクサクと読めたりするものがほとんど。逆に専門知識をバリバリ使っていたら、読者層が変わってしまうから売れなくなってしまう。だから、幅広い層に向けて、書く必要があるんだと思う。
ビジネス書とか専門書って、自分の仕事に直接関係することが多いし、知識を憶えていかないと、実践は難しい。だから、簡単に読める小説って、娯楽としてはいいけど、スキルアップとかそういう方面には弱いというのは事実。
だけど、小説の良さって、描かれた人間性であったり、エンディングまでのストーリーの流れだったり、リアルな生活描写だったりするわけ。ある意味で、他人の人生を擬似体験できるところが最大のメリットだと感じる。
確かに、仕事をバリバリして、常に仕事のことばかり考えたりしていると、読む余裕はなくなってくるのは僕も分かる。仕事を成功させるためには、娯楽よりも、実用性の比重が高くなってしまうから。
小説って、心にゆとりをもたらすものだと僕は思う。一つの作品で、心がスッキリすることもあるし、楽しい想いになったりもする。仕事に関係なくても、色んな体験ができるのが小説の良さなので、人間形成という意味で、読書といってもいいと思います。