人生のおつまみ

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五輪ボランティアにプリカ支給で創造性は養われるのか?

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 五輪ボランティアに1000円のプリペイドカードが支給されることが分かりました。言い換えると、日給1000円の仕事ということ。交通費の意味も含まれていて、ボランティアという名の労働になっています。批判が集まってしまうのは仕方がないように思えます。

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ボランティアすることが『マニュアル化』されているのも問題に見えるんですよね。マニュアル化できるということは、自分の考えが入る余地がないわけで、参加意欲が強い人でないと、ボランティアは継続できないと思います。

 ニュースなどで見ていると、ボランティアって参加意欲がすごく大事に感じます。『みんなのために行動して、それが人の笑顔という痕跡になればいい』的な。無償の労働ってその側面が非常に大事で、五輪のボランティアにはその意欲を下げる要因が多すぎるように見えます。

 自分の行動した結果が目に見えなくて、しかもそれ決まったことをするだけならば、時間の切り売りに近いです。仕事ならいいですけど、無報酬でするなら、断る人が多いように思います。プリカ1000円にしたことで、ボランティアの価値を1000円にしてしまった印象が強い。

 五輪のボランティアにマニュアルが必要なのは分かるんですけど、その行動が人の役に立つかどうか、本人の目に入らないというのは若者からしたら魅力がないですし、社会人だと参加することそのものが難しい。

 五輪ボランティアに参加するというのはすごく意味があることなんですけど、内容が機械でもできるようなことだと、参加しても記憶に残らないですし、ただ辛いだけ。何か大きな魅力があればいいのですけど。