人生のおつまみ

好きなことを基本的にはコラム形式で書いています。スポーツ、アニメ、書籍、産業をネタにしています。

自分だけの世界観も必要だけど、知識や自分なりの経験も大切なラノベープロの意見が理解できるに研究するかしかないのか

 一部のラノベ作家がひどいらしいけど、ラノベしか読んでいないということなのかな?僕としては、持ち込んでみてもらうのはいいにしても、修正を理解できないというのはおかしいと感じる。いくら何でも、プロが見てくれているのだから、言っていることを少しは理解しないと。ラノベしか読んでいないと、読書の幅が狭くなるから、専門知識を言われると分からなくなる。どこかの賞に応募するのならいいのだけど、持ち込みってことは直接話すということで、編集者も相手を本気で見ているはず。最近のニュースで、現代人は相手の話を理解する能力が下がっているという情報があったけど、そういうことなのか。ラノベだけ読んでいて、そこからラノベ作家を目指してもいいけど、やっぱり勉強しなきゃいけない。ラノベだけじゃなくて、漫画でも小説でも専門書でもテレビでも何でも見て、それを自分の知識に関連づけて、語彙力などを高めないと。ラノベって小説と違って、タイトルも独特だし、ちょっと引きつけられるものがある。文章にも『!』『?』などが多用される。問題の本質はそこじゃなくて、しっかりと文章の粗や矛盾点を理解しないといけないということだと思う。書いただけで満足したんじゃないのかなと思ってしまう。

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 藤子不二雄Aさんは、好きな本の一つに『白鯨』を挙げられていました。有名な本ですけど、漫画家といっても、ストーリーという共通点があるので、参考になった部分はたくさんあると思います。ライトノベルも同じで、色んな知識が重なって、合わさって作品ができる。だから、色んなコンテンツを見ないといけないし、さらに量もこなさないといけない。「そんなもん見なくてもラノベは書ける!」という人もいると思うけど、『趣味のラノベ』と『商品のラノベ』はまったくの別で、ラノベは出版するのに多くの企業や人が関わるために、売れないと話にならない。持ち込みということは、『売るためにラノベを書いた』わけで、称賛してもらいたいならネットにアップして、コメントを貰うだけでいい。僕も働いているけど、技術系だから知識がたくさん必要で本も読む。しかも、全然関係ない分野のニュースも参考になったりする。一般的な職業も同じだと思います。別に本を読む必要はないけど、自分が関わる分野以外の知識も必要が場合がある。そうすると自分の世界も広がっていく。ラノベってそもそも自分の世界観を売りにしているわけだから、知識の幅を狭くすることをしていたんじゃ、売れる作品は作れないと思うなあ。

 趣味で書いていると、ストーリーの粗とか矛盾とは気になりにくいですし、プロに見せることが前提になっていないことが多いと思います。僕もブログで言いたい放題書いたりしていますけど、作家とかその道のプロに見せるとなると、相当考えて書くと思います。そうなると、毎日なんか絶対更新できないわけで、日記のように軽い気持ちで書ける『ブログ』という概念からは逸脱してしまいます。逆に、仕事で書くとなるとかなり気を入れてしっかり書くのですけど、その割り切り方が大切。プロに見せる場合だと、突っ込まれることは必須で、それこそ泣きたくなるぐらい酷評されることなんてままあるはず。それに耐えれるぐらいの信念と知識がないと、とてもじゃないけど作家なんて夢のまた夢だと思います。プロが言うことを理解できないということは、それだけ知識や経験が足りないということなんで、それをきっかけにして勉強すればいいのですけど、気持ちが折れることもあるのでかなり難しい世界に感じます。まずは、人の話を聞いて、それを理解できるぐらいにならないと、プロを目指すのは難しいかと。何でもそうですけど、自分で思いのまま書いたものって粗だらけなので、酷評されるのは仕方がない。そこから何を思うかなんですけどね。

 プロに見せると言っても、色んなタイプのプロがいるわけで、純粋に作家志望の人を励ますためとか、逆にいじわるしてライバルを消そうとするとかもあると思います。才能がありそうな若手が出てきても、飯の種が無くなる可能性があるので、叩いてしまうというのは想像に難しくない。ただ、プロに見せる側とすれば、しっかりと準備して行くべきであって、少なくとも、自分の物語については100%分かっていないといけないのは必須です。ラノベ作家関連のニュースなどを見ていると、まさに玉石混淆ですごいレベルの作家もいるそうです。でも、僕としては、小説家になろうに代表される小説投稿サイトに投稿せずに、持ち込みをしたのってすごくカッコいいなと思いました。よほどの勇気がないとできないことですし、誰でもできることじゃない。特にラノベなんて、競争力が激しい業界ですし、才能ももちろんですけど、何度叩かれても諦めない精神力が大事なように思います。色んなことを言われて凹みますけど、それでも自分なりのやり方を研究して、良い作品を生み出すような人が『売れるラノベ作家』になるように思いますね。とりあえずは、言われたことを理解できようにしないといけない。

 最近、言われたことを理解できない人が、仕事で増えているというニュースを見たことがあります。上司や先輩はしっかりと理解できるように優しく言っているのに、部下や後輩が理解できないから仕事がうまくいかないとか。それって、『知識・経験』の差なんでしょうね。知識がある方からしたら「知っていて当たり前の知識」が前提にあるので、知識や経験のない人からしたら、言っていることが分からないというのは理解できます。今回のラノベ作家の件についても、同じことが言えそうです。ただ、物書きとして要求される知識は相当高いです。文章で世界観を作るのが仕事なので、幅広い知識がモノを言います。別に経験したことを書けというわけではなくて、経験したことがないことでも、あたかも経験者の体で書かないといけないのが小説・ラノベという世界。現実的には起こりえないことが多い世界観なので、知識と自分なりの経験がモノを言います。結局の所、ラノベも小説も自己満足の世界と商売の世界の境界線があって、自分の作品を売るなら、ある分野に特化したり、非常に広い世界の知識が必要になってきます。僕からした、プロの作家や漫画家の意見に賛成ですね。プロになるなら、最低限の知識がないといけない。しかも、それが創作の世界なら尚更。ラノベの世界も淘汰が基本ですからね。