人生のおつまみ

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【読書 12-⑦】:『小説の神様』-小説(物語)を書く難しさ

小説を書くために、二人の作家の物語。小説を見失った男と小説を書けなくなった女性との話。佐野徹夜さんの小説とテーマは似ているけど、小説に対するモチベーションに起伏があって差別化を感じた。小説という物語を紡ぐ難しさは、小説家にならないと分からないとは思うけど、人生設計とお金をいう側面というよりも、小説そのものに対する考え方をイメージさせられた。

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学生だから、人生設計を抜きにして小説について語れるのかもしれない。例え、失敗しても、軌道修正が出来るけど、大人になってから小説が書けない!と悩んでも人生設計を修正することは難しい。学生ならではの、若い、浅い考えな部分もあるけど、それが良いのだと思う。若い頃から小説家になれるのはすごい才能だと思う。

小説って、他人の人生を追体験できる行為・思考だと僕は思っている。経験できない職業をイメージすることで、自分の人生に新しい知識を与えてくれる。映画でも同じことが言えるけど、イメージ力が必要であり、個人個人でイメージする内容が若干異なる小説は、自分なりの物語を埋め込める意味で自由度が高い。

小説の神様 (講談社タイガ)

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