人生のおつまみ

好きなことを基本的にはコラム形式で書いています。スポーツ、アニメ、書籍、産業をネタにしています。

【読書 12-⑨】:『きみと詠う 江の島高校和歌部』-和歌で青春

和歌は高校生の国語に時間に習ってから久しい。基本はあやふやになってしまったけど、和歌に情熱を持たす高校生の気持ちは伝わってきた。青春として、何かに熱中する姿は昔を思い出させる。和歌をテーマに選んだのは珍しい。和歌に関心はなかったけど、この作品を読んでみてちょっといいなと思った。

■過去の関連記事

【読書 11-⑤】:『君は月夜に光り輝く』-王道の恋愛小説

【読書 11-⑥】:『ソーシャルメディア文章術』-SNSの基本が分かる

【読書 11-⑦】:『モダンタイムス(上)』-検索から始める恐怖

【読書 11-⑧】:『響け! ユーフォニアム』-キャラを掘り下げる短編集

【読書 11-⑨】:『ゼロ秒思考』-A4用紙にメモを書く技術

【読書 11-⑩】:『声優 声の職人』-声優界の深くすべらない話

【読書 12-①】:『死ぬこと以外かすり傷』-物事に熱中することがすごく大事

【読書 12-②】:『人がうごく コンテンツのつくり方』-コンテンツは全部

【読書 12-③】:『この世界に i をこめて』-恋愛小説を書くということ

【読書 12-④】:『重力ピエロ』-父と子の物語

【読書 12-⑤】:『螺旋の手術室』-家族とレールの物語

【読書 12-⑥】:『東大読書』-東大生が教える読書術

【読書 12-⑦】:『小説の神様』-小説(物語)を書く難しさ

【読書 12-⑧】:『知の整理術』-楽しく習慣化する

 

高校生が何かに集中して、目的を達成する作品はとても良い。人間関係にお金はほとんど絡まないし、気持ちと気持ちのぶつかり合いになるから見ていて気持ちが良い。スポーツ漫画や小説が代表的だけど、和歌というのもいい。過去で時が止まってしまった主人公と昔の約束から和歌に命をかけるヒロインとの交流も王道で良いと思った。

高校を舞台にすると、『○○部』を作って、部員全員で戦うと意志を作ることができる。僕としては、野球の『H2』『MAJOR』が記憶に残っているけど、部活動を一から作って、大会に出場するというのは、漫画や小説の王道。高校生の頃は、同じ境遇で燃えるけど、大人になると思い出がよみがえって、楽しくも少し悲しくなる。 

きみと詠う 江の島高校和歌部 (メディアワークス文庫)

きみと詠う 江の島高校和歌部 (メディアワークス文庫)