人生のおつまみ

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『ケムリクサ』を観て

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『ケムリクサ』を全部観た。面白かったと思う。しかし、僕が思った以上にネットで話題になっていた。たつき監督とけものフレンズ2の関係とか、同じクールに放送するとか話題性はあった。僕としては、初のたつき監督のアニメ作品だから、どんな感じだろうと思いながら観ていたけど、考察しがいがある歯ごたえがあって、楽しいアニメだった。


ネットだと、VSけものフレンズが盛り上がっていた。アニメVSアニメは不毛な戦いだと思うから、僕としては、物語として楽しむことにした。たつき監督の『ケムリクサ』は良かったと思うし、『けものフレンズ2』も悪くなかったと思う。作風に個性が出ているし、なんだかんだ言って、楽しんだ方が精神的にも健全。


たつき監督がすごいなあと思ったのは、キャラの動かし方だと感じた。CGだから一見無味乾燥的なキャラ造形になりがちなんだけど、シーンごとに表情が変わって、可愛らしかった。たつき節みたいなものが生まれいて、純粋にすごいなあと感じたりも。一人一人のキャラに個性を植え付けるのはとてもしんどいことなんだけど、たつき監督はそれを見事に実践していた。


ファンもネタバレを控えていて、某動画サイトの一挙放送の時には、ネタバレはほとんどコメントされていなかった。みんな物語を楽しんでいて、他人に不快感を与えないようにするあたり、『やさしい世界』かなあと感じてしまった。俺が俺が!的な人が少なくて、みんなで一緒に楽しもう!的な人が多かったようで、良かったと思います。


個人的には、11話と12話が良くて、伏線が一気に回収される所はワクワクして、ドキドキした。SF冒険物語が一気に純愛物語に変化した時に、鳥肌が立ったし、子供が観ても面白く感じると思う。たつき監督の作品って、子供が観ても安心できる作りになっているのが特徴かな。『けものフレンズ』もそうだけど、ドロドロした人間・動物関係を見せないのが良い。


ネットを見ていると、ブルーレイだけではなくて、OP・EDも買ったという声がちらほらあった。僕も同じなんだけど、どこか引き込まれる。特にOPは何回聞いてもワクワクするし、サビがほんと印象に残る。毎週ワクワクしながら観たので、本当にありがとうと言いたいです。