人生のおつまみ

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『時代劇が廃れている状況』について

 時代劇が廃れているそうだ。確かに、新作時代劇は地上波から減ってきている。毎週のレギュラー放送があった、『水戸黄門』や『暴れん坊将軍』の新作は中々放送されなくなったし、『必殺仕事人』もスペシャル放送が年に数回ある程度。地上波で、ドラマの成長と共に、視聴率が稼げなくなったのだろう。

 とはいえ、BSなどでは新作時代劇などが放送されており、シニア向けに専門コンテンツ化されている。時代劇は強力なコンテンツであり、ニュースなどを見ても色んな道を探っているようだ。太秦映画村が代表的だが、忍者と関連させて殺陣イベントを行っていたりと、生存の道を模索している。スマホ、ゲーム、動画サイトなど、多種のコンテンツがある現状、時代劇は特定の層を狙って展開するのが生き残る道のように思う。

 シニア世代の人気は絶大であるというのは、アニメやドラマに近いものを感じる。アニメも特定の層を狙った作品が多いが、これからのコンテンツは、マニアックな層を狙って展開していくしかないのかもしれない。小説でも、『この作者の作品だけは絶対買う』的な層はいるはずで、その世代・ファンが作家を支えている。かつては、時代劇は、子供から大人まで楽しめるものであったが、コンテンツの多様化によって、シニア層を狙ったマニアックなものに変化したように思う。

 もちろん、毎年テレビでも放送されていると思うが、かつてのようにレギュラー化してまで放送する余裕はないのだろう。例外はあるが、時代劇も時代の変化と共に変わっていく必要があるみたいである。ところで、そろそろ新作の『暴れん坊将軍シリーズ』が観たいのだが、放送する予定はあるのだろうか?YouTube東映特撮がオーズ&暴れん坊将軍を公式に無料公開していて驚いたので、観たくなってしまった。

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