『アニメで未来を作ること』について:富野由悠季監督のニュースを見て
アニメって何だろうと思う。見やすい動画という認識もあるが、物語を魅せてくれる媒体でもある。小説やマンガを動かして人に見せていく。基本的には子供が見るべきものであるが、大人でも見れる作品に育ってきた。アニメ=ヲタク文化のイメージはあると思うが、『君の名は。』のヒット以来、アニメ映画が広告されることが増えているように感じる、アニメにも可能性があるように思う。
富野監督はガンダムの生みの親とされているが、『Gのレコンギスタ』の劇場版が公開される。ターゲットを子供世代に設定して見やすいようにしているらしいが、アニメって何だろうと思う。アニメだからできること。一つはSFチックな表現をしても陳腐にならないということだ。『君の名は。』では、隕石の衝突によって物語が激変するが、実写で表現するのは非常に難しい。『アルマゲドン』のような作品とは方向性が違うから、三葉のシーンは描写的にアニメの方が臨場感が出てくる。後は、環境問題も組み込みやすくなる。10000年後まで地球を大切に使うことの大切さを教えてくれる。まさに、『ガンダム』がそんな作品であり、地球への憧れがキャラクターから読み取れる。何か観た人が心に引っ掛かる作品があればアニメをもっと楽しめるのではないかと思う。
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