人生のおつまみ

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気軽な発言に注意するべき学者と簡単に発言できるSNSのお話

 学者が気軽に断言することに対しては理解ができない。そもそも、学問において断言できることは少ないはずで、学者同士のつながり、論文、専門書、就業経験、人脈など、色んな情報を加味して発言するのが学者じゃないかなと僕は思う。発言してもいいとは思うが、就職、医学、科学に関しては、断言するような発言は炎上の元だし、論理性、正確性に欠けると思う。
 
 SNSは気軽に発言できるのが売りなんだけど、自分の現在の立場を考えないと炎上して、謝罪に追い込まれることもあると思う。特に、大きな企業なり団体に所属している場合は、その看板を背負っているということで、自分以外の人にも迷惑をかけてしまうので、よく考えないといけない。自分は良くても、自分よりも立場が強い人に影響も出てくるわけで、そうなると、現在の地位にも悪い影響が出てくる可能性がある。
 
 大きな看板を背負っていると制約があるけど、日本は肩書きがすごく重要なわけで、それをしっかり認識するべきなんじゃないかなあと思ってしまったわけだ。僕は滅茶苦茶チキンなので、SNSで強い発言をするのが怖い。何となくぼかしてしまったりする。大きな企業に所属するとはそういうことで、確固たる根拠がなくて、物事を断言する内容を発信すると、個人ではなく、その企業に悪影響を及ぼすのではないかな。
 
 それに、個人では研究はできないわけで、産学連携とか寄付とか、経済的な援助が必要な場合がほとんどだから、大きな企業ほど発言には気をつけないといけないと思う。
 
 ともあれ、SNSは気軽にコミュニケーションが取れるのがメリットなので、上手く使えば、色んな議論ができるから、上手に使いたいものだ。