人生のおつまみ

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本で大事なのは1行だけ?-『遅読家のための読書術』の感想

□1行の文章が大事?

本を読む時に、全部読むというのは中々に難しい。1冊だけならいいが、何冊もあると読んでいる時間もないし、理解も進まない。本で大事なのは2割なのだが、その20%でも苦しい場合がある。そんな時には、1行だけでも役立つ文章・面白い文書があれば良いと思う。コストパフォーマンスは悪いかもしれない。1000円出して、1行しか使えないのだから。しかし、本の中で本質的に著者が言いたいことは、とても少なく、それを具体例・経験などを交えて膨らませたのが本でもあるので、その1行を探すというのは、十分お金を出して見つける価値はある。

遅読家のための読書術

遅読家のための読書術

 

それに、1行を探す時に、色んな箇所を流し読みなり、熟読なりをしている、だから、知らない間に頭にインプットされて、仕事やプライベートのふとした時に思い浮かぶことがある。1行を探すために、広く浅く読むことで、意外と知識が増えてアップデートもされるので、良い事だと思う。本を読んで実際に活かせることは少ないし、それなら役立つこと・面白いことをピックアップすることが本を読む意味ではないかと感じる。1行ならメモするのも楽だし、継続することも簡単だ。もちろん、1冊の本を暗記するぐらい読んでいいが、幅広く本を読んでみる時に、この手法は思いのほか心が楽になる。