人生のおつまみ

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お正月に貰って嬉しい『お年玉』-中高生が貰う落とし玉から金融教育を考える。

中高生の時に貰ったお年玉をイメージした。お金は大切だが、それについて考えることは少ない。実際に使う機会が多すぎるからである。余裕がある時、つまり年始ぐらいはゆっくり考えたいものだ。

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中高生 1万円以上お年玉を貰っているか

中高生の約7割は、1万円以上のお年玉を貰っているらしい。金額が多いと思うが、使い方に注意しないといけない。

金融広報中央委員会が発表した「子どものくらしとお金に関する調査(第3回)(2015年度)」によると、全体の7割近くが、1万円以上のお年玉を貰っているらしい。僕の子供の頃からしたら、結構貰っているなと感じるが、親戚の人の数にもよるので一概に多いとは言えない。割と高額なお年玉とも言えるが、高校生ならバイトをしている可能性もある。働かずに貰えるお金だけに、有効に利用してほしいものである。小学生の頃によりも、知識や経験も増えていて、スマホなどを駆使したコミュニケーションを取っているために、年始に貰うお年玉はそれを達成する情報だったり、モノを買う時に役立つものだと思われる。毎年の事とはいえ、その使い方には注意しないといけない。

お年玉 ボーナス12ヶ月分のイメージか

お年玉はボーナス12ヶ月分か。使い方には友達付き合いが多いが、親と相談して貯金すると将来助かることもある。

調査によると、高校生の平均的なお小遣いの金額は、5114円となっている。バイトをしていないと考えると、3万円のお年玉は1年分のお小遣いということになる。それが一瞬で手に入るので、嬉しくなるのは仕方が無い。大人で言うと、ボーナスが12ヶ月分となるのでそれは々々々、大変大きな金額と言わざるを得ない。使い道としては、友達との飲食代とおやつなどの飲食物が多いようだ。友達との付き合いは高校生にとって死活問題であり、無下にすると情報交換すらできなく、下手をすると将来にも関わってくる重大なこと。ただ、折角の大金なので、親としっかり相談して使い道を探った方がいいだろう。貯金として貯めていると、大人になるとちょっとしたお金が出てくるので、助かることもある。

子供の金融教育 受験するなら勉強優先で

子供への金融教育は大切だが、分かりやすい書籍で学習するのもいいだろう。受験するなら受験を優先させることも。

子供に対する金融教育は重要になってきている。バブルの頃よりも所得が減っていることを考えると、この先所得が上がる保証はない。貰った大金を簡単に使うようでは困る。高校の新学習指導要領では、家庭科の授業で金融教育が行われるようだ。家計管理の観点から、資産形成についての教育が行われるらしい。社会人になって給料を貰った時に、如何にして貯金するか、支出を押さえるかなどを子供の頃から考えていると大人になってから助かる場面が多い。親の教育も重要で、お金の使い方を教えることで貯金の金額も決まってくると思う。金融教育は幅広く行うべきではあるが、受験もあり、東大、京大、早慶旧帝大を目指すなら、受験勉強を優先させた方がいい。とはいえ、分かりやすい統計学や経済学に関する書籍も出ているので、参考にして学習こともできるだろう。

大学生への詐欺 大金の誘惑は非常に強い

大学生が詐欺の被害にあうこともあるらしい。絶対に儲けられるという誘惑が非常に強いので、お金に対する知識は大人と一緒に学ぶといい。

お金の教育が不十分だとどうなるのか。最近だと、大学生が詐欺の被害にある機会が多くなっているらしい。情報商材をイメージするが、投資話や仮想通通貨への投資などが最近の詐欺として実際にあるとのこと。金融商品の取引について、「絶対に儲けられる」という誘惑から、勉強会やセミナーへの参加資格を買わせたり、必勝法の入った物理媒体を買わせたりするという。大学生の頃は、バイトしている場合でも、稼げる金額は限られているので、絶対に勝てるという誘惑は非常に大きい。大学生になってからお金の対策をするのでは遅いとは僕も思う。巧妙な手口で簡単に引っ掛かってしまう。相当な知識と警戒感を盛らないと騙されてしまう。詐欺への対策として、親が子供にお金の教育の行うのは、少しでも被害を減らすという意味で重要である。

世界共通の交換券というお金 根源的な質問を

お金とは世界共通の交換券。物々交換から歴史的に発展した人類の発明。お金への根源的な質問から将来設計を

お金とは何か。僕は世界で共通の交換券だと思っている。物々交換では、お互いに欲しいものが一致していないと交換はできない。お金を介して、モノとモノが交換される。その意味での交換券である。歴史が生んだ発明とも言っていい。もちろん、額面の価値は一定ではない。1万円の価値があったとしても、物価が上がれば相対的に1万円札の価値は下がってしまう。これからはキャッシュレスの社会と言われているが、目に見えない仮想通貨のような新しいお金も誕生し、投資の対象になっている。お金とは何か?という根源的な質問から、自分の立ち位置を考えて、しっかり将来設計をすることがこれから必要になってくると思われてる。難しいことはではなく、大人と子供が一緒になって、議論するのも悪くないだろう。お年玉の使い方一つから発想は広がっていく。