人生のおつまみ

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工作機械の企業が狙う『航空機』-自動車業界の大変革によって変わるこれから

自動車部品から航空機部品に転換。工作機械に関して気になったのでまとめてみた。

headlines.yahoo.co.jp

成長市場だった自動車部品 航空機部品へシフトか

成長市場として自動車部品から航空機部品へシフトしていく。電気自動車へシフトする未来、部品に関して需要が減ってしまうのは仕方ないのか。

日本の工作機械各社がタイで成長市場だった自動車以外の分野へ大きくかじを切っている。タイは、自動車部品を削る工作機械の需要地として期待が高かった。

各社、人の介在を少なく複雑加工ができる5軸加工機で市場が立ち上がってきた航空機市場をめがけて切り込む。

航空機が成長産業なのは意外だった。国産航空機は車ほど普及していないというか、技術的に海外に遅れをとっていると思う。ただ、歴史的に仕方がない部分があって、戦前の航空機の技術者が自動車業界に行ったという話を聞いたことがある。とはいえ、使われている部品に関しては、高い品質で作ることができると思う。工作機械を使って、部品を作るのを今はタイで行っているということか。自動車業界は電気自動車へ舵を切ったので、部品に関しては需要が減るのは仕方がないのかもしれない。

自動車業界の大転換期 航空機産業へのシフト

自動車エンジン向けの生産設備の需要はもう成長カーブを描けない。航空機産業にシフトしないといけない。

トヨタ自動車系の同社にとって、タイ法人は日系自動車関連大手のトランスプラント(海外現地生産工場)対応という性格が強く、自力で現地顧客の開拓を進めることは最優先事項でなかった。

ただ、タイの自動車産業の不振が長引き、同時に「世界の自動車エンジン向けの生産設備の需要が、かつての成長カーブを描くとはもう考えにくい」(加藤伸仁常務)と業界の大変革期に、航空機産業の開拓を決めた。

自動車生産工場で満足できたのが、自動車の不振から航空機へシフトしていくのは時代の流れだと感じる。自力で新規顧客の開拓をしなくても、問題ないぐらい生産体制が整っていた。昨今の自動車業界の変革から、生産設備、とりわけ自動車エンジン向けの需要が下がっていると思われる。電気自動車がこれから普及していくので、エンジンに関しては重要がなくなってしまうなというのが感想。

航空機エンジン拠点 変化を求められる部品工場

タイの航空機エンジン拠点 工場などは大きな変化を求められ、航空機関連部品が肝か。

タイは航空機エンジンの修理・整備(MRO)拠点の育成を政策で進める。東南アジアでMRO産業のあるシンガポール、マレーシアに部品を納めるタイ企業も出てきた。現状、航空機部品の加工会社は少ないが、「産業が興りつつある」(椴木勝規DMG森精機タイ現法社長)。

これからは航空機のエンジンにシフトしていくということか。車の転換期が来ると、生産設備のある拠点は厳しい。電気自動車は構造が大きく変わるというので、工場などは変革を迫られる。ただ、航空機部品に関しては、産業が興りつつあるとのことなので、タイでは航空機関連部品にどんどんシフトしていくのかもしれないな。