人生のおつまみ

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本が売れないという若者の本離れについて

若者が本を読まないとニュースはいくつも読んだ。基本的に読書以外に誘惑が多く、本を読むことよりも優先されるというような意見が多かったように思う。若者に本が売れていないのは確かのようだけど、スマホで日常での楽しいことがほとんど出来る時代なので、読書という行為自体の定義が変わってきているのかもしれない。単に紙の本を読むというのは時代にそぐわないのかも。

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確かに、本を売れないというのは予想できる。仕事で必要だったり、給料アップに必要な資格取得の本に比べて、娯楽に関する本は購買力が弱い。最近は雑誌も売れていなくて、無料で雑誌を読めるアプリまで出ている。一般的な情報の供給元が出版業界がほぼだった頃に比べて今はネットでほとんどのことが分かってしまう。国の出している情報も見れるし、専門的な情報まで取得できてしまうのだ。

若い人が読んで、それが大ヒットするとなると、小説やビジネス書だろう。それらの本は娯楽に属する。一冊500円以上はするのだが、スマホの使用料と比べると中々に高いように感じてしまう。スマホはネットで情報を取得する以外にもコミュニケーションツールとしての側面もあり、スマホで満足してしまう。数十年前までは、新人作家が赤字でも、売れている作家の黒字で補って、会社として作家を育てていたらしいが、本が売れないとなると育成という部分が抜け落ちてしまう。

昨今の小説サイトでデビューする人の多さから見ると、出版業界で育てるよりも、サイトをのぞいて才能のある作家を吟味した方が効率がいいのかもしれない。