人生のおつまみ

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直感は頼りになるのか。論理と言うが、あまり人を見る事はないという事実

本を読んでいて、直感って頼りにならない時があるなと感じた。本にも出てくるけど、政治家を選挙で選ぶ際に、見た目を重視して決める人が多いとのこと。政策や意見などを考慮するよりも、この見た目(かっこ良さだったり凛々しさだったり)から、「この人は見た目がいいから、きっといい政治家になる」という意見が頭に出てきてしまう。

 

人は見た目が9割という意見だったり、書籍があったりするが、結局、見た目がよいと、それを見る人々はポジティブなイメージを勝手に持ってしまう。それが正しいかどうよりも、「見た目がいいから、他の要素もいいに違いない」と思うのは、ある意味で仕方がないである。就職活動なんかもそうで、その人のイメージが先行して人の印象を決定づけてしまう。

 

[参考]:ファスト&スロー (上)

 

就職活動だと、基本的には学歴になる。東大・京大・早稲田・慶應の学生なら、書類選考はスッと通過しまうこともある。採用ページでは、大学ごとに入れるサイトが違うなどと言ったこともあったようで、「東大なら仕事ができるだろう」的なイメージはかなり強い。特にメーカーだと強力な学校推薦などもあって、学歴=有能になっている。

 

これを覆すには、やっぱり人脈かなと思ったりもする。ネットが普及する前の就職活動は、誰々の紹介というのが結構強力だったそうで、親族や先輩がある企業に在籍していると、その企業に入りやすくなるというわけだ。僕はその時期には就職活動はしていないので詳細は分からないが、今でも学校推薦もあったり、新しい形ではインターシップがそうだ。付き合いがある人を優先的に採用する。ある意味で合理的だ。

 

選挙や就職では見た目(相手が見るイメージ)が大切になる。人の直感はそれに影響されるし、人って自分が信じたいこと・見たいものを信じる傾向になると思う。僕もそうだし、直感って頼れないときもある。だけど、人生の転機では、最後の選択は直感に頼るしかない。だからこそ、見た目も大事だが、人なりモノなりをしっかりといきたいと思う。