人生のおつまみ

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難しい本を読んだ気になれば、他人の見え方が変わる?

大学の時に読んだ本に、「資本論みたいな難しい本を持っているだけで頭がよくなった気がする」みたいなことが書かれてあった。確かにそれは一理あって、もっているだけでもまわりからの印象が変わって、「こいつ、頭いいんじゃね?」と思われるようになる。そうなると、勉強の頃で相談される機会も出てきて、無理矢理にでも勉強したり、頭のいい学生に聞いたりすることになる。

 

環境を変えるってこーゆーことかなと思う。他人からの見え方が変わると、自分にも影響が出てきてしまって、頑張って勉強しないといけないような雰囲気になる。勉強しなくても、他の学生に聞くために、コミュニケーションをしないといけなくなるわけで、コミュ力がつく場合もある。本を読んで頭の良さをテストなどで発揮する場合とは違ったパターンだ。

 

[参考]:来客を威嚇するため、ニーチェなどを置いていた友人...そんな彼の本棚に”上巻と下巻しかない”ハイデガー『存在と時間』を見つけた話 - Togetter

 

たとえ、テストの点数が悪くても、何か一つでもで「優」を取れる科目が出てくると、難しい本を読んでいる効果が出てきて、「やっぱり頭いいなあ」と思われる。人の意識って割といい加減で、何か一つでもいいものがあると、それに注目してしまい、その人の評価が決まっていく。実生活でも活かせそうなやり方で、昔から難しい本を持っているだけで勉強になるとはこーゆーことかと認識させられる。

 

運が良くて、たまたまテストの点数が良かったりするだけで頭がいいと思われる。その後に悪い点数が続いても、特定の科目なら頭いいよねみたいに言われるので人の印象って怖いけど大切だなあと感じる。専門書は確かに難しいし、前提知識がないと中々読む事ができない。もってるだけでは理解はできないが、まわりの環境と自分の意識が変わるために、読めるようになるんだろうと思う。

 

専門書を読むことは教養をつけたり、思考力をつける意味で効果的だと思う。持っているだけでも自分の意識が変わるし、本棚にあるだけでも頭がよくなった気がする。それは他人から見え方が変わるためであり、それに伴って専門書も読みたくなる時がきっと出てくる。何か勉強したい!と思ったときよりも、学生の頃に買った読んでいなかった専門書をふとしたときに出てくる。それを逃さず読んでいきたい。

 

国家 上 (岩波文庫)

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