人生のおつまみ

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子供がYoutuber志望だったときには、公務員みたいな手堅い職業よりも芸人のような不安定だけど高収入の可能性がある職業を選択するか?

Youtuberで稼げるのが当たり前の世の中になった。テレビなどでもYoutuberが取り上げられることが多くなったが、確かに非常に高収入となるので、夢見る子供が増えると思う。「やりたいことをやる」「好きなことで生きていく」のコピーは今でも健在で、Youtuberで頑張れば生きていけるような気もする。

 

[参考]:成功する子はどう育つ? お金持ちが考える教育法 | TRILL【トリル】


とはいえ、Youtuberとして生きていくと言われても、親の立場からしたら「どうしよう」と思っても仕方がない。学校の勉強みたいに点数が直接つけれないし、『安定』とはほど遠い業界だからだ。学校なら、勉強さえできれば大学に通って、大企業に入社できれば何とかやっていける。まあ、そこには親自身が自慢したいという欲求もあるだろう。


この「親が自慢したい症候群」みたいなものは絶対にあると思う。子供が一流大学に受かった、日本を代表する企業に入社できた、霞ヶ関勤務の官僚になれたなど、親からしたら近所や知り合いに自慢して、言い方は悪いがマウントを取れる状態になる。つまり、自分の立ち位置を人よりも数段高く見せることができるので、親からしたら子供にもそのようになって欲しいという想いはあるはずだ。


子供からしたら迷惑かもしれないが、割と大手に入って人脈を作ると安定した生活ができるようになるし、独立もできるようになる。親の言う事、特に勉強に関しては、年収1000万円ぐらいを目指すのであれば非常に効率がいいと思う。東大に入って、40代ぐらいまで一流企業で働けば夢ではないだろうし、何よりも人に自慢できるので精神的にも安定する。


逆に、Youtuberとなると非常にシビアな世界である。そもそも、いつまで収益化できるかどうかが分からない。Wikipediaを引用すると十年以上前から収益を受け取ることができるようになったようだ。それがYoutuberと言われる職業の誕生と重なっているわけだが、今から高収入になるには割と厳しいのではないと思う。

 

2007年5月、YouTubeGoogle AdSenseに基づくシステムであるパー​​トナープログラム(YPP)を開始しました[131]。これにより、動画投稿者は、サイトの広告によって生み出された収益を共有できます。


最近では、有名芸能人がYoutuberを席巻している。石橋貴明さんや中田敦彦さんなど、テレビでも有名だった方が参入するようになったので、一般人が高収入を得るにはよほどの企画力がないと稼ぐことが難しくなった。Youtubeのランキングでも芸能人が占めるようになり、第二のテレビになりつつあるのが現状である。


Youtubeで収益化できるようになってからは、過激な番組は多かった。俗に言う「迷惑Youtuber」などがそうだ。ある意味で、これも企画の一つなのだが、Youtubeが第二のテレビだとすると、コンプライアンスの関係でこーゆー「迷惑系」が駆逐されてしまってもおかしくない。役立ったり、迷惑をかけずに面白い企画を作れるひとが生き残るようになる。


そもそも、Youtube側の利用規約変更でYoutuberは苦しい立ち位置になることが想定される。普通に考えると、しっかりと再生数があって、評価も高い動画に広告をつける意味があるわけで、それ以外の動画に関しては、Youtubeとしては収益化する必要はない。広告を見てもらえる機会が少なく、過激な内容ならスポンサーのクレームがくるといった流れです。


子供が「Youtuberになりたい!」と言っても、子供向けコンテンツは収益化が制限されたので、稼ぐのは難しい。とはいえ、この分では数年のうちに有力Youtuber以外は収益化できなくなるかもしれないので、Youtuberではなく第二のYoutubeを探してそこで上手くやるしかない。そう考えると、Youtuberよりも芸人の方がまだ現実的な気がする。

 

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