人生のおつまみ

好きなことを基本的にはコラム形式で書いています。スポーツ、アニメ、書籍、産業をネタにしています。

劇場版Fate/stay night [Heaven’s Feel] 3章(最終章) を観て、大切な人には言葉でしっかり伝えないといけないと感じた。

劇場版のFateを観てきた。[Heaven’s Feel] は桜と士郎の物語であるが、桜の境遇を考えると、桜に感情移入してしまう。俗に言う「ヤンデレヒロイン」に見えるが、姉との格差、恋人の士郎との別れの未来、自虐的な性格など、その背景に考えさせられるものが多い。人間って弱いもので、一人では生きるのは難しい。

そこに自分を100%肯定してくれる人がいれば、その人に寄り沿うことになってしまう。そーゆー感情の機微がアクションと演技によって観られたのは最高かもしれない。人気のFateだが、これまでと違った原典における最終章。

劇場版「Fate/stay night [Heaven's Feel]」Ⅱ.lost butterfly

劇場版「Fate/stay night [Heaven's Feel]」Ⅱ.lost butterfly

  • 発売日: 2019/11/22
  • メディア: Prime Video
 

ネットの感想を読んでいると、アクションすごい!などの意見が多かった。それもありだと思う。閉じこもってしまった桜を開放するには、アクションシーンが必要なわけで、2章で話し合いのフェイズは終わってしまっているからだ。今回はひたすら桜のために士郎が頑張る話。

そこに、カッコいい!というよりも精神的に引き蘢ってしまった彼女をどう救うのかという本質的な問いかけがあると思う。ハッピーかバッドかは置いておいて、ここぞという時に、大切な人としっかりと話し合うことはとても大切であり、よく言われることだが「言葉に出さないと何も伝わらない」というのは、言ってしまったらそれまでの関係が崩れるかもしれない恐怖も内包しているのかもしれない。