人生のおつまみ

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宿題として定番の読書感想文 読書感想文とは何か?学校に提出するには何が大切か?案外コミュニケーションが大事だったりします。

読書感想文の特集が週刊はてなにあったので自分でも読書感想文についてまとめてみた。結構面倒くさい印象があるが、読書感想って何だろうなあと思う反面、教師からしたらゴチャゴチャ言わなくていいから楽なのかもしれない。宿題は子供もそうだが、見る教師も大変だ。とはいえ、それが仕事だろうと言うと昨今のブラック就業が連想され、とても大変な職業だと思う。

 

 

[参考]:「読書感想文」といえば? さまざまな切り口で語られる「読書感想文」の記事を集めました! - 週刊はてなブログ

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学校の宿題として妥当か

読書感想文は夏休みの宿題として出されることが多い。宿題としては妥当かとも言えるけど、妥当でもないかもしれない。夏休みの嫌な記憶の一つなのだけど、読書が習慣化していないと、かなりキツい宿題ではある。小学生の頃は毎年出されていた記憶があるが、記憶に残っている本は何冊かある。大人になっても思い出すことはあるが、鮮明に残っているのは、自分から読みたいと思った本である。

文章力を鍛えるためとしては最適

文章力を鍛える意味では最適な気はします。感想はどこかが印象に残って、何が心に刺さったかを感じとり、なぜを問おて、最後に言語化するのが読書感想文のやり方です。その中で、どーゆー文章を書いたらいいのかを感想文を通じて学ぶのが目的だと思いますし、自分で文章を書くのは小学生だとあまりないので、ある意味では適切な宿題と思います。

問題は書き方を教える機会が少ないこと

その中で問題なのは、文章を鍛える機会が少ないという事です。感想文はあっても数回しかないですから、どーゆー文章を書くのかを知らないと、ただひたすらあらすじを書く事になってしまいます。学校でも教えてくれると思いますけど、読書感想文は書き方はこうだ!みたいな教え方はされてなかったですし、自分の思ったことを書けばいい的なことを言われた気がします。

国語の時間に感想文の書き方講座があれば大分変わると思うだが

国語の時間を使って、感想文の書き方をしっかり教えてくれてもいいと思います。小論文となると、しっかり教えるのに、その前段階である感想文となるとほとんどないというのは疑問的です。教科書の文章を読んで、そこから論理的な考え方を学ぶのも分かりますけど、感想文をいう宿題を夏休みで出すのなら、しっかりと考え方を教えるのは基本だと思うのですが。

教科書に書かれている作品について感想文を書くだけで大分変わる

一つ思うのは、教科書に書かれた作品についてしっかり感想を書くのがいいと思います。何か、国語の本を読んで予習をすると悪みたいな印象があるのですけど、国語の時間に「教科書の作品読んで、感想文書いてこい」みたいなことを言う方がよっぽど建設的な気がします。折角、色んな作品が詰め込まれた教科書があるのなら、それを存分に使えばいいのに。

何度も繰り返し授業で扱うからこそ、深く理解できると思うのだが。大人になっても、国語の時間にならった小説は結構憶えていることが多い。

教科書の文章って国語の時間を使って何時間でも同じ作品を読んでいきます。それらを使って、感想文を書けばいいのにと思いました。何度も読むのだからこそ、最初と最後の授業で感想文を書くみたいな宿題があれば、慣れの意味でも感想文の怖さが半減すると感じます。感想って心で思うのは簡単でも、言語化するのは難しい。

夏目漱石の『こころ』は今でも印象に残っている

国語の時間に習ったこころ今でも記憶に残っています。複雑な恋愛模様というか、人間関係について色々感じることがあって、大人になるとさらにドロドロの関係があったりますけど、明治時代でもそれは変わらないのだなあと大人になって感じるようになりました。先生の心の動きは大人になればなるほど分かるようになりました。

宿題は将来の仕事の練習

宿題は将来のための、仕事の練習に感じます。出された仕事をしっかりこなして、仕事の予行演習として学ぶこと。それが宿題の一つの意味合いかなあと。仕事は若い頃は、出された仕事をこなすことが大事になります。それが模倣演習。まあ、自分で仕事を作ることが大事ですけど、まずは与えられた仕事、取ってきた仕事を如何にこなすかが重要になります。

毎日の宿題は働く準備

宿題は基本的に毎日出されます。それらを毎日こなすことは働く練習になります。こう言うと、社畜育成みたいな印象ですけど、毎日我慢強く仕事をこなすのは結構しんどいですし、忍耐力がいります。天才みたいな才能ある人ならいいですけど、宿題ってその我慢強さをつける意味で非常に重要です。毎日宿題をすることで、将来仕事をする上で役立つ気がします。

問題解決能力が大事

宿題は基本的にそれぞれの教科の問題を解く事です。それは問題解決能力とも言えて、将来、大学生、社会人になったときに試される能力となります。宿題はそれを養うためのもので、能動的に勉強できる子供はいいですけど、それ以外の子供もしっかり問題解決能力を養う必要があるので、宿題という形で問題を出して、それを解決する手段を考えさせるわけです。

長い休みこそ能力が上がる

夏休みという長い休みだからこそ、能力を上げる時間があります。まとまった読書をするのにいい機会だし、読書感想文を書くのにも良い時間がありますから。たくさん練習するにしても、時間がないとできないですし、夏休みは1ヶ月以上あるのが基本なので、その間にしっかり本を読んで、自分の考えていることを言語化していくのに本当によい機会だと思います。

文章に接するのも大切

文章に接するのも非常に大切なこと。子供の頃って文章に接する機会はありますけど、外で遊んだり、ゲームやら何やらで意外に文章に接する機会がないと思います。本を読むと自然と活字を読む事になるので、文章に触れることができる。そーゆー小さい機会が積み重ねることで、文章力ってつくのではないかなあと思います。

読解力が大事

文章力がつくと読解力もつきます。インプットとアウトプットの関係と同じです。文章を書く力をつけるために、読解力をつける。その逆も然り。読んでいく中で、著者の言いたいこと、自分に必要なことを自然と取捨選択することができいきます。そうすると、文章を書く際の雛形が出来上がって、文章がどんどん書けるようになりますよ。

 

何を目的として出しているのか

読書感想文って何を目的にしているのかと思う事もありませんか。目的としては、読書習慣をつけて、考える力をつけることが挙げられます。読書しないと知識は中々つきませんし、勉強なり趣味なり、文章というのは絶対に必要になっていますから。読書感想文を書く事で、思考力が養われていって、文章力がついていきます。

読書の習慣と考える力を養うとある

読書の習慣をつけるには、楽しいと思う事が必要不可欠です。考えてみると、趣味って楽しいから自然と行動してしまうわけで、読書も楽しいと思えるものでないと、習慣化されません。まあ、読書していけば、知識がつくので考える力の土台が出来るという意味で、とても大切なのですが、まずは読書習慣をつけるところから始めないといけませんね。

読書習慣がない子供にとっては苦痛以外の何ものでもない。

一番読書感想文で問題なのは、「読書習慣がない子供をどうするか」でしょう。そもそも、本を読む子は読書感想文は書きやすいですが、読書をしない子はまさに面倒くさいランキングナンバー1の宿題となります。平等と言いますけど、読書習慣のない子を切り捨てる的な印象が僕の子供時代にあったので、何とかならないかなあと思います。

本を読むベースを作る意味で読書感想文には意味があるかもしれない。そして、趣味になるまでは運。

読書感想文を出すための本を読む事は無駄ではないですけどね。本を読むベース、つまり一番心に残った作品を見いだす上で非常に役に立ちますから。とはいえ、僕の場合はそんな本に出会ったのが大学生の時なので、あまり参考にはなりませんけど、結局のところ、本に出会うか、そして読書習慣になるかは運の要素が非常に強いです。

目的なき読書は意味がない

読書感想文も一つの目的なんですよね。目的がない読書は無駄に知識が頭に入れるようで、流すだけになりますから。右から左へ状態です。そんな状態では、読書の効果も半減ですし、あまり意味はないと思います。それよりも、しっかりと読書感想文を書くという目的があれば、思考力育成という意味でも効果ありだと思います。

ご褒美目的で親に説明するのはありか

僕としては、読んだ本の感想を言ってもらって、出来によってご褒美を出すというのはありです。というか、教育的な背景から『勉強にご褒美は悪!!!』みたいな風潮があるように感じますけど、社会に出ると、昇給するために勉強って当たり前になりますから、別に子供時代から養ってもいいと思いますよ。逆に、ご褒美がないと頑張れないし。1冊100円とかでもやる気出たと思うなあ。

あらすじだけの読書感想文からの活字中毒になるには

読書感想文の基本形はあらすじ重視。これで割と読書感想文は突破できます。まあ、コンクールには出せないですが、先生から褒めてもらえる可能性が高い。本を読んだ事があまりない子にとってはこれが精一杯なんですよね。僕もそうでしたし。面白いなあと思っても、言語化できないのが辛かった。まあ、そこから本を読むようになるためには、その悔しさをバネにして、大量に読んで先生や親に褒めてもらう的なモチベーションが必要です。

マンガの感想文ではダメなのか、読みやすい本とは何か。そもそも人間はプレッシャーがないと動けない。

昔からマンガの感想でもいいと思うんですよね。ジャンプ系とか面白いし。鬼滅の刃とか感想に書いていけば、大正時代の勉強にもなっていい効果が期待できると思います。まあ、絵から受ける印象なので、言語化が稚拙になる可能性もなきにしもあらずですが、読みやすい本とは読んだ当人がしっかり頭で書いてあることをイメージできるものだと思います。

 

読書感想文を書くには何が必要か

読書感想文に何が必要かを言われると、たくさん読めとしか言いようがない気がします。一冊読んで、飛んでもなく感動して、それを人に伝えたい!みたいに思えると違いますけど、そんな確率は果てしなく低いです。まあ、書くなら課題図書とか選んで読んで、感想文を書けば一番効率が良い気がします。子供に効率的ってどうかと思いますけど。

読書感想文を書くために読書感想本を読む無意味さ

本屋に行くと読書感想文対策の本が売っていたりします。大人になると参考になることが多くてビックリしますけど、あれを子供が読むとは思いませんね。ただでさえ活字が苦手なのに、読書好きで無い限り読まないですし、読書好きならそんな本読まないというジレンマ。難しい問題ですけど、一番いい方法は、友達とか親に読んだ本の感想を言う事ですかね。

ネットで調べるのもありで、過去問対策はテスト対策に必須

ネットで調べるのもありで、読書感想文に関しては山ほど情報が集まります。スマホで簡単に調べて書けばいいのになあと思ったりも。テスト対策として過去問対策、つまり情報戦は大切で、読書感想でも同じことです。ネットの文章なら短いですから簡単に読めますからそーゆーのを参考にしていけばいいと思います。割とネットの情報って馬鹿にできないですから。

親に聞いてみるのも一手で、人に聞く事も大事

読書感想文の対策としては、親に聞いてみるのも一手。とはいえ、親が本を読まないと中々難しいですし、そーゆー時には友達とか本好きな人を頼ってみる。そう考えると、読書感想文でもコミュニケーションが大切だなあと思いますね。人に何かを伝えることって、突き詰めるとコミュニケーションの一環であって、人に何も伝えたくない!みたいに考えると読書感想文は難しくなります。学校の宿題って結構よく出来ていますね。

 

だれでも書ける最高の読書感想文 (角川文庫)

 

 

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