人生のおつまみ

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親がお金持ちだった場合の『東大生』-本人の努力よりも経済力が大事ということか?

いつか、東大生の親の平均年収は900万円〜1000万円というニュースを読んだことがあります。要するに、教育にお金をかけないと東大にいけないよみたいなことを言っているようだったけど、まあその通りだよねと思ってしまう。教育にお金をかけるには、経済的に余裕がないと難しいし、日本で一番入学が難しいとされる東大ともなると教育にお金を投入しないと合格が難しい。まあ、最難関の理Ⅲは置いておくとしても、それ以外の学部でも相当勉強しないと合格は難しい。予備校や塾で最低限の受験ノウハウみたいなものを学ばないといけないからなんだけど。

[参考]:ひろゆき「東大生の多くは本人の努力より、親が金持ちだったから合格した」(プレジデントオンライン) - Yahoo!ニュース

  • 2ちゃんねる創設者のひろゆき氏は「基本的に子どもの学歴は親の知能と収入で決まる。だから、『東大に行けなかったのは努力が足りないからだ』と考えないほうがいい」という。
  • アレクサンダー博士は、ボルチモアの住人約800人を対象に、小学1年生から20代後半になるまでの約30年間を追跡し、その子たちの生活環境と経済的な成功度合いとの関係を調べました。
  • その結果、両親が健在で経済的に恵まれた子どもは成人しても裕福で、親が離婚したりして経済的に苦労した子どもは、ほとんどが貧困層から抜け出すことはできませんでした。少しの例外として、大学の学位を得た人が28人、比較的高い収入を得られるようになった人が33人いただけでした。

東大に合格するには、努力よりも親の経済力が大事か?

実際に、子どもの学費や教育費は進路によって大きく幅があります。文部科学省の「子供の学習費調査(2016年度)」によると、幼稚園から高校まで、すべて公立に通った場合にかかる費用は全部で約540万円。これに対してすべて私立に通った場合は約1,800万円です。

[参考]:【FPが解説】子どもの一生、学費はいくらかかる?どう貯める? | リクルート運営の【保険チャンネル】

教育にはお金がかかる

子供の教育にはお金がかかります。高校を卒業するまでにかかるお金は公立・私立をまとめて平均すると1000万円程度かかる事になります。二人なら2000万円ぐらいであり、結構余裕がないと難しいです。大人になるとお金に関して理解が深まって、親に感謝することも多いですが、いざ子供を育てるとなると、養育費の大変さが身に染みます。そりゃ勉強しなさいと言いたくなります。プロ野球選手やアーティストになりたい気持ちは分かりますけど、上手くいくかは運と才能の要素が強く、そもそもコネ・人脈がないとスタートラインに立てない場合もあるとか。

特に東大となると、予備校や教材費などのお金がプラスされるので、数百万円ぐらいは上乗せされるでしょう。それに、家の環境も大事で、勉強に集中出来る場所を提供できるかも問題になってきます。勉強に集中できたら、そりゃ知識が増えて試験の対策もできるようになることは予想できます。問題は、それが実現できるには、親が高給でないといけないということ。今思うと、勉強に集中できる環境そのものがすごく贅沢な気がします。

金銭的余裕があると、先輩のノウハウが知れる

予備校などに通うと、先輩達の受験対策みたいなものを貰ったり、教えてもらったりできます。結構重要で、赤本以外の対策も分かり、志望校への合格確率を高めることができる。確か、ホリエモンこと堀江さんが本の中で東大に合格した時の勉強法を書かれていましたけど、かなり具体的で知っていたらマネすると思います。ハマることが大事で、勉強も科目を絞って、何が足りないかを自覚する。普通に生活していると中々難しいのですが、塾や予備校だとそれらをサポートしてくれる。

予備校は年間百万円ぐらいかかるところもあると聞きます。結構高い学費ですが、特に一流大学に入学したいのなら行くことで合格できる確率が高くなるで行くしか無い。別に行かなくても合格できるとは思いますけど、受験対策がノウハウとして確立している中、そーゆー予備校のような集中できる環境にいかないと成績が上がり難くなると思います。要するに、努力でも何とかなるが、その方向性を決めてくれるのが予備校という場。捨てる科目、拾う科目を最適化させてくれる場とも言えます。

努力するにもお金がかかる時代

今の時代は努力するにはお金がかかる時代かもしれません。スマホでほぼ何でもできる世の中ですが、その環境下で東大に入学するには、他の人よりも努力するしかない。ただ、ネットの発達、予備校の乱立で受験ノウハウが確立して、知っている人が増えた今では、単に努力しても追いつくのは難しいと言えます。お金があると、予備校、教材、家庭教師、東大の先輩とのツテなど様々なものを手に入れることができます。ガリ勉という言葉が今でも残っているかは分かりませんが、キテレツ大百科のベンゾウさんみたいな勉強法だと、一流大学に合格するのは難しいかもしれません。


最近は何でもお金が必要であり、親の職業や権力も重要になってきます。バイトするなら勉強しろみたいなことを言える親ってすごいなと思いますし、そーゆーお金の心配がない子供って相当勉強できるなと感じます。お小遣いも凄かったりして、子供の間でもお小遣い格差みたいなものがあるとは感じたことがあります。教育だけではないですが、お金があると色んな分野で余裕ができるので、努力の方向性が決まって、親を含めてより裕福になるための道を選ぶ事ができる。総中流時代と言われて久しいですが、職業によって年収にかなりの差があったりするので、親の職業はとても大事だと思います。

今日のまとめ

この記事を書いていると、かなりメンタルがやられてしまいます。特に現状に満足している人ならいいですが、大学に進学したい、特に一流大学に入学したいのにお金の問題がありそれができない。そのような時代になってしまったといえばそれまでですが、まさに親ガチャと言われても仕方ない時代になっているように感じます。逆に子ガチャみたいな意見もあって、何だか憂鬱になってきます。ネットの発達で、お金がある人達の生活が具体的に認識できるようになったので、精神的にもしんどい時代になりました。努力で何とかできる場合もありますが、やっぱりお金の力はすごい。どこかの予備校の先生が言っていましたが、「勉強すること自体が贅沢だ」みたいな発言は真理なんだなあと。

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