人生のおつまみ

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映画館ジャックの『鬼滅の刃』-ファミリー向けのドラえもんと観客を入れたい映画館

ついに『千と千尋』を抜いて鬼滅が興行収入1位になりました。320億円というのは脅威の記録であり、しかもまだ公開から70日程度しか経っていません。コロナの影響がありましたが、大打撃を受けた映画業界を救ったまさに救世主。毎週映画館の大箱が埋まっていく様はまさに脅威の一言。とはいえ、10月はほぼすべてのスクリーンで鬼滅が上映されていたから、割を喰った作品も多いと思う。

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[参考]:映画館をジャックした「鬼滅の刃」 あおり受けた作品も(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース

「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」が興行収入324・8億円を記録し、「千と千尋の神隠し」の316・8億円を抜いて歴代1位となった。新型コロナウイルスの猛威により大打撃を受けた映画業界への貢献度も果てしなく大きい。しかし、「鬼滅」一人勝ちの陰で泣いた作品もあったようで……。

映画館ジャックの鬼滅の刃

ネットでも話題になったけど、まるで時刻表のような上映予定だった。朝から晩まで鬼滅鬼滅鬼滅で滅茶苦茶ビックリした。あれほどのシアターが一つの作品で独占されることなんで滅多にというかほぼない。ライバル作品が少なかったのかもしれないが、そこに東宝の戦略が見て取れる。鬼滅が客を呼べる作品だと認識していたわけだ。

ファミリー層が狙いなのかのドラえもん

ドラえもんを見たけど、ファミリー層を狙っているのかなあと思ってしまった。おばあちゃんとのストーリーはいいけど、のび太の結婚の話は、のび太が情けなく見えてしまって、過去ののび太の方が大人に見えてしまうぐらいだった。正直子供が見たとしても感動よりも、もっとのび太活躍してよと思ってしまう。しっかりと主人公達が活躍している鬼滅に客が行っても仕方ない部分もある。鬼滅見たからついで見ようというファミリー層が多かったのではないか?

鬼滅でないと観客が入らない映画館

実際に鬼滅の刃以外のシアターは50%埋まれば十分といった感じである。小さいシアターならそれぐらい行く映画もあったけど、大きい箱だとかなりスカスカになっていた。先週末も朝から夕方にかけての鬼滅の回は8割埋まっているシアターが多かったし、今はとにかく鬼滅だろう。年末年始に良い映画もあるのだけど、お客さんを呼べる映画は『鬼滅の刃』ということになってしまう。

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STAND BY ME ドラえもん