【映画】「AWAKE」感想メモ-吉沢亮さんの演じる清田、コンピュータ将棋、電王戦
年末にAWAKE観てきました。コンピュータ将棋を題材にしていますけど、エンジニアと棋士としてのプライドを感じました。それのメモを残しておきます。
あらすじ
将棋電王戦FINAL第5局の対局を題材に、コンピュータ将棋ソフト開発者と将棋棋士の姿を描く。
[参考]:AWAKE (2020年の映画) - Wikipedia
感想メモ
- コンピューター将棋が生まれた経緯が分かって楽しかった。
- 電王戦の舞台裏なんてものが観れて、当時のワクワク感を思い出してしまった。
- 今だとコンピュターの方が読み手の数の多さからかなり有利なんだよね。
- 人間も負けていないけど、人間だと疲れによるミスがあるからかなり厳しい。
- 電王戦を観ていたけど、当初は人間が負けるとは思わなかった。
- それにしても、当時はまさかトッププロがニコニコ動画に出場してくれるとは思いもしなかった。
- 将棋は昔からある文化なんだけど、色んな世代に好まれているすごい文化。
- コンピュータ将棋は、どっちが優勢かを数値化していれるのが嬉しい。
- 将棋って定石とか詰め将棋とかやり込まないと、プロの手の有効性が分からないから、解説や数値化は有り難い。
- 浅川に負けて、プロへの道を諦める清田にも共感できた。プロになれる一局で負けた事のないライバルに負けたら心折れるよ。
- コンピュータ将棋を作る時に、専門書を暗記する清田に何か好感してしまった。
- 結局、プログラミング言語を知らないと、AI将棋なんてできないわけで。
- 人工知能研究会の部屋はきちんと掃除しているんだろうか?理系独特の研究室の汚さを感じて共感した。
- 電王戦で実際にあった対局をモチーフにしているけど、脚色されていたとしても、清田の負けの判断は正しいと思う。
- まさか浅川がAIの盲点を突いて将棋を突くとは思わないし。プロが正面から戦っても負ける、それほどの強さだったということか。
- 割と、邦画の可能性を感じた。ラブコメも良いけど、こーゆードキュメンタリーチックな作品を扱った方が面白いと思う。
- あのDENSOのアームがすごくカッコいい。
- 劇中にDENSOやニコニコ動画が実名で出てくるのは凄かった。
- 将棋VSAIも魅力だけど、それを人間VS人間に落とし込んだ部分がこの作品の魅力。
- 清田を演じた吉沢亮さんがカッコよかった。眼鏡をかけて陰キャラ的な要素もあったし。
- 吉沢さんイケメンだけど、それよりも清田の真剣なひた向きさを感じた。
- 将棋って駒の動かし方が独特で、チェスとも違う。
- 奨励会って本当に厳しい場所で、新人王の浅川でも簡単には突破できなかった。
- そう考えると、藤井プロってすごいな感じる。奨励会ってまさに地獄だと思うけど、その中でも飛び抜けていたってことなんだろうな。
- 将棋って勉強すればするほど奥深い。
- 詰め将棋が得意な藤井七段ってすごいな。
- 人工知能は一日にして成らず。将棋サークルの賞金をぶら下げたりして、試行錯誤するシーンが印象に残った。
- ラストの清田と浅川が、浅川の甥を間にして将棋を指すシーンが印象的だ。実際にあったのが不明だけど、ああいう演出は好き。
- プロ棋士がAIの穴を突いてくるとは、誰も思わなかったけど、確か電王戦の時も議論になったはず。
- プロ棋士がコンピュータに負けるのは当時は思わなかったけど、今だと処理速度が上がって並列計算機だと途方もない手数を読めるようになっているから、何か皮肉を感じる。
- 確か、プロ棋士との戦いには、コンピュータ側にも制限があったはず。
- 制限がないと、中々プロ棋士でも勝つ事ができないぐらい技術が進歩したって事なんだなあ。
- 人間が如何にして、コンピュータを進化させてきたのかが分かった。