人生のおつまみ

好きなことを基本的にはコラム形式で書いています。スポーツ、アニメ、書籍、産業をネタにしています。

アニメ「ウマ娘 プリティーダービー」を見て競馬よりもウマの人生が気になった。

ウマ娘はアプリがリリースされてから、アニメ効果もあってウマ娘が話題になっている。まあ、鬼滅に比べれば知名度は低いが、競馬を知らない人にも分かりやすくウマを説明する上で役立っていると思う。そもそも、競馬はお金をかける必要があって、リスクがあるので気軽にできるものではないと思う。ただ、アニメやゲームにすることによってお金をかけずに気軽に楽しめるようになったのは大きい。

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ウマをウマ娘にするのは賛否両論あると思うが、ウマの特徴をかなり調べているから、そりゃ話題になるとは思った。適当に設定してウマ娘ではなくて、しっかりとウマのバックグラウンドを調べ上げて、それをしっかりとウマ娘に組み合わせるのはスタッフ、キャスト、監督の技術と経験の賜物だと思う。競馬ファンから見たらウマ娘って酷い擬人化に見えても仕方ない。ライトなファンならともかく、マニア的なファンからみたら、「馬鹿にしているの?」と感じることも容易に想像される。自分がのめり込んでいるものをまったく違う概念にするのは、拒絶感が凄まじいから感情がネガティブな意味で昂ると思う。この辺は、他のスポーツやゲームでも同じかもしれない。

 

ウマ娘の背景は実際のウマとほぼ同じとなっている。例えば、ゴルシ(ゴールドシップ)GI6勝の名馬なのだが、すごく気難しいのだが、ゲームやアニメでもそれが再現されている。アニメでは、奇抜な物言いだったり、突飛な行動によってある意味でまわりを笑わせているが、浮いていることもある。実際にゴルシは、スターティングゲート内で急に立ち上がってしまったり、ゲート入りを嫌がったりするのだけど、圧倒的な勝利と逆な惨敗を見せるその姿に非常に人気なウマとなった。アニメではそれもマイルドに再現はされているが、それも面白くて、実際のウマ、名馬の方が奇抜であることも面白さの一員になっている。アニメやゲームと言っても、手は抜かず、リリースが3年遅れたのは完成度を高めるためということだが、品質の高さを売りにしているアニメやゲームであるがゆえ、一人のウマ娘の設定ですら、かなり深堀しているのが素晴らしい。

 

後は、一人一人のウマ娘が非常に可愛い。ミホノブルボンスペシャルウィークが私のお気に入りだが、他のウマ娘もカワイイこと必見だ。しっかりとしたウマの背景はもちろんだが、人気の秘密はやはりウマ娘の可愛さだろう。Youtubeなどで配信している人が結構増えたが、カワイイと意見が多かった。ウマの特徴をしっかりと捉え、髪型とか服とかをしっかりと元のウマに合わせているのは素晴らしいとさえ感じる。特にアニメでは、動いている場面に力を入れていて、それぞれのウマ娘の可愛さを最大限に引き出していると感じる。さいすがにトウカイテイオーだけでは1クールは持たないので、テイオーに関わったウマ娘達にスポットを当てることで他のウマの魅力も引き出している。最新話だと、キタサンブラックとダブルターボに感動させられた。二人のまっすぐな、子供っぽい真っすぐな行動と信念がテイオーを動かした。ある意味で大人は諦めてしまうが、子供のような純粋な気持ちは大事だと思った。