人生のおつまみ

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劇場版「モンスターハンター」の感想-モンハンを映画館で作り意味はあったのか?

モンスターハンターは昔2ndGの頃に大ハマりしました。友人がプレイしていたので、評判をきいてやってみることに。プレイ時間は600時間程度遊んだ記憶がありますナルガクルガが好きで、片手剣で毎日のように挑んでいました。簡単に倒せない所にモンスターハンター(モンハン)の良さがあり、プレイしたからこそ分かる部分がある不思議なゲームです。カプコンの代表作であり、世界中でも人気があるゲーム。気軽にプレイできる反面、中々クリアできないモンスターもいて、絶妙なバランスが成り立つからこそ面白さが何倍にもなるそんなゲームです。PSPから始まって、先週にはスイッチで最新作が発売されてました。何度プレイしても飽きることは少なく、数多くのモンスターの中には自分が好きなものもできるかもしれません。プレイスタイルも多く、近接・遠距離の二択で、それぞれに武器が用意されています。数多くの選択肢の中から自分に合ったプレイスタイルを見つけていく過程で色々考えてしまうので、動体視力だけではなくて、思考力も養われることもなるかもしれませんね。ハマると何時間でも続けられるゲームであり、ハマる怖さを実感させてくれます。気づくと総プレイ時間が何百時間にもなっているかもしれません。*1

 

そんなモンハンが劇場版として公開されました。前評判は酷評されていましたけど、結構面白かった。モンスターのCGはカッコよく、ゲームさながらの戦いが繰り広げられています。ゲームにはない銃撃戦もあり、対人戦闘もありで魅力にプラスαされてたのが印象に残っています。終盤のリオレウスと現代兵器との戦闘は、まさにゲームにはない映画ならでは醍醐味であって、まあ人間側が敗北しますけど、その戦いはすごく印象に残ります。モンハンで使う大剣とか大弓がないとまともな戦闘になりません。モンスターの外皮はすごく固く、現代兵器は通用しません。異世界となったモンハンの世界と現代を繋ぐ、異世界転生となりましたけど、日本でよくある「異世界無双」はなく、かなりシビアでした。潜在能力や日常スキルが異世界では飛んでもないスキルに変わるのではなくて、あくまで体力と知識だけが生き残る手段になります。その知識もモンスターの生態という意味であって、あの世界で異世界に行くとなると、オアシスなどの水があるような地域に行かないと、生き残るのはかなり難しい。今回のモンハンはシビアであって、ゲーム中のほのぼのした空気はほとんどありません。


まあ、ゲームの宣言としては面白いとは思います。最新作発売と同時公開ですから、モンハンの最新作を買った後に映画を観に行くという手段もあります。新規プレイヤーを増やす意味で今回の劇場版はすごく効果があるのではないかと感じました。モンスターパニック映画みたいですが、しっかりとモンハンの武器を使ってモンスターを倒すシーンがあるので、「ゲームってどんな感じなんだろう?」と思う観客もいると思います。そーゆー人達が今回の映画を公開した結果、ゲームをプレイしてくれればなあというのがカプコン側の狙いなんじゃないかと思いますね。ゲームが元なので、映画は販促は意味合いが強い。とはいえ、ゲームを知らなくても面白い映画、異世界冒険というよりも怪獣パニック映画的な側面があるので、見ていてハラハラします。序盤はクモの集団でかなりグロいですけど、ディアブロスリオレウスが出てくる対決シーンは迫力満載ですし、ゴジラとか好きだと気に入るかと。モンハンの魅力は十分で、後はゲーム的な投げっぱなしジャーマン的な要素に見えました。なんか「俺達の冒険はこれからだー」みたいなラストですけど、続編があったら他のモンスターも見てみたいです。バイオハザードがシリーズ化されたので、モンハンもシリーズ化されてほしい。*2

 

リボルテックヤマグチ No.121 リオレウス

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  • 発売日: 2012/07/14
  • メディア: おもちゃ&ホビー