人生のおつまみ

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21年度の大学では対面授業が中心になって、授業は正常化するのか?

大学生の頃には、対面授業は当たり前でした。ところが、コロナ禍によって、それは当然ではなく、すごく稀な授業になってしまいました。授業とか出なくて、友達にノートを見せてもらう的な行為は本当に稀になりそうです。マスク必須でも、教室は密閉度が高いので、自然に3密になりやすくなってしまう。教養科目とかすごい人数で受けることが多いから、コロナ対策は中々に難しそう。人数を減らして授業しても、振替などの処置が必要だし大学にとっても受難の年になりそうです。そもそもコロナが今年で収束する可能性は不明だし、先が見えない状況です。授業が正常化するのかは分かりませんが、まずは少しずつでも対面式を始めた方がいい場合もあります*1。理系だと実験などの大学でしか出来ない授業がありますが、少人数では進められているようでした。卒論とか大学でしか書けない場合が理系では多いですし、大学の資産である、実験器具やスパコンなどを使わないと研究自体が出来ない可能性だってあります。コロナ禍で対面式が難しいとはいえ、卒業論文を書かないと卒業できないわけで、そこら辺が大学が頭を痛めた所でしょうね。卒業して社会人になってから数年経つと「卒論書いたなあ。あれは結構良かったorひどかった」と振り返ることができますけど、大学生の時には当然はそんなことはできないですし。


対面式で一番困るのって、授業だったり、独学だったりした時に教授に直接質問できないことですね。ZoomとかTeamsなどを使って質問できることもありますが、自分が持っている資料などを書き加えながら議論していくのは、中々遠距離だと難しい。お互いに相手の思考を読む事が難しくなります。人間って目の前にいる人の動作や行動で相手の思考を読む事が多いですが、それができないので、何を考えているか分からないですし。さらに、大学に行けば教授が自室にいればノックなどをして所在を確認できますけど、パソコンだと下手すると退席中になっていた時にはいつ帰ってくるか分からないです。忙しいと無視される場合もあったりして、そうなると中々時間を取ってもらえることが難しくなります。対面というのは、実はすごく合理的であって、ドラえもんのどこでもドアが欲しくなる気持ちが分かります。大学の時は学問の事で人生が掛かっている場合も多いです。レポート提出などはいいですが、研究などで質問がある場合などで時間を貰えないのは非常に厳しい。5分でもいいのでそのちょっとした時間を貰えることがとても重要であり、パソコン越しだとそれが難しいので結構しんどいと思います。


大学の授業ってあんまり憶えていないです。授業の内容は憶えていますけど、どこに座ったとか、誰と話したとかほとんど記憶がありません。確か90分授業だったのですが、単位を取るために必死だったので、その時の詳細なイメージはなかったりします。これがパソコン越しだと印象に残らないかもしれません。勉強の内容は頭に入っても、対面授業という形で話をきいていないので、記憶に残るのは家でパソコンの前に座っているイメージのみ。あと、友人を作りにくいと思います。授業でのノートの貸し借りやサークル活動で友人って増えていくので、これまでの大学生活とは違ってきます。アルバイトも飲食店などは減っているので、知人が広がっていかないのが今までの大学生活と異なった状況ですね。大学って色んな人と繋がる可能性があるので、進学する時にはワクワクとドキドキがありますが、コロナ禍でまったく違ってきています。人と直接話すことが制限さえる世の中であって、その中では対面式の議論や授業はほとんど出来ないということは非常に恐ろしい。難しい世の中になってしまいましたが、来年度からは大学でも対面式が増えていくそうで、色々変わってきそうではあります*2。とはいえ、今年度の大学生はほとんど対面式はなかったわけで、「コロナ世代」と呼ばれるかもしれない。