人生のおつまみ

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良い技術者を採用するには、コミュ力と技術力を同じ土俵で戦わせる

某大企業『良い技術者が採用できない』 → 人事担当が超優秀な人材をコミュ力が低いという理由で落としまくってた - Togetter

技術者って、技術が高いけどコミュ力が低いと言われる。でも、普通に話せる人が多いし、人事の要求するコミュ力が異常に高いだけでは?と思わざるを得ない。高いコミュ力は技術屋に必要か?

2021/08/12 16:56

 人事部と技術部では、考え方がまったく違うと思う。確かに、人事部としては、学歴や資格情報から書類選考を行って、そのあと面接でふるいにかけるという流れで選考を行いたい。その際に、技術的なことよりも、コミュニケーション力を見て判断する。場合によっては、技術系出身の人が人事部にいることもあるが稀だと思う。人事部と技術部では、コミュニケーション値の閾値が異なってくる。人事部としては、コミュニケーション力の基礎として、他人と問題なくコミュニケーションできることプラス、相手に好印象を与えるのが大事となる。人事は人を見て、評価する部門なので、好印象を与える人材を重要視するからだ。

 しかし、技術部では、最低限のコミュ力だで、技術力が要求される。技術者にコミュ力が不足しているわけではなくて、要求するレベルが高すぎるのが原因である。技術者はコミュ力よりも技術力で評価される。飛び抜けて技術力が高くても、コミュ力のレベルが足りないからと落とされているのである。ただ、良い技術者に別段コミュ力が不足している人をあまり見たことがない。情報伝達力は普通以上にあるし、技術部で働くのはまったく問題ない。前に営業の方と仕事をしたことがあるが、コミュ力が高かった。私が経験しないレベルの高さで、そもそもの土俵が違ってくる。良い技術者を採用したかったら、技術部の意見も取り入れた方がいい。