人生のおつまみ

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親が考える良い子育て-最適な子育てを祖父母世代などに求めるか

子育ては非常に難しい。それは古来より人間が向き合ってきたことなのだが、万人の解決法なんてものはない。1人1人違うのなんて当たり前で、その都度親が考えるしかない。今回は僕が子供時代のことと絡めて議論してきたいと思う。

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昔の子育て 厳しい家庭

昔は悪いことをしたら叩かれた。親も本気ではないが、それなりに僕も痛い思いをした。厳しい家庭というのが当たり前だと思ってた。

僕の子供時代は割と叩かれる世代だったと思う。僕も何回も叩かれた。だけど、悪いことをしたからであって、理由なく殴られたことはない。今思うと、いたずらレベルのものだが、親から見たら、いけないことであって、それを矯正するために仕方ない部分はあったと思う。時代が変わって体罰はいけないことだけど、それがいけないのは、『子供への想いがない体罰』なんだと感じる。

難しい子育て 親に相談できるか

親に相談できるかが大きな問題。親が近くに住んでいるかどうかで、仕事にも大きな違いがある。子供を預けられる点で非常に助かるらしい。

大人になって思うのは、今の時代は核家族が増えてしまっていて、簡単に親を頼れないのだということ。親を頼れる家庭は子育てに余裕ができる。親に預けて仕事や家事ができるからだ。何人かの知り合いと話すことがあったけど、親が近くにいるいないでは精神的に大きな差があるそうだ。だから、仕事で実家近くに事業所ができるなら転属したいとも言っていた。子育ては経験者である親で、自分が育ててもらっただけに、世界で一番信頼できる人なんだと思う。

ネットでの情報 危険な子育て

ネットが発達したおかげで色んな情報が簡単に取得できるが、それを真に受けると大きな間違いを起こす可能性がある。ある一つのパターンで成功しただけなのかもしれないから、大数の法則よろしく、色んな試行を試した結果で見ないといけない。

簡単にネットで調べられる良い世の中になった。ただ、それを子育てに反映すると危険があると思う。子育てに正解はないわけで、色んな情報から取捨選択して、自分の子供に最適な答えを導き出さないといけない。一つのパターンで成功したからと言って、それを完全に信じてしまうと危険なわけで、子供が何にこまっているかを真剣に感じとらないといけない。僕が子供の時に困っていると両親は敏感に感じ取ってくれたけど、それは経済的か精神的に余裕がないとできないことだと思う。

子供のサイン 見つけるのは高度な技術

子供が親に向かってサインを出す事があるが、これを受信できる親は相当な技術と経験を持っていないといけないのではないかと思う。

子供のサインはとても敏感で弱い。子供の時には、僕はサインを分かるように、また分からないように送っていた。言ったら怒られるかも、でも言わないともっと怒られるかもと葛藤したが、子育てはサインに気づくかがポイントになるだろう。ニュースなどでなぜ子供のサインに気づかなかったのかと議論されることがあるが、子供からしたら、親に申し訳がない、悲しませたくない、怒られたくないと思うのは自然であって、僕にも経験がある。その意味で、親が子供をしっかり見てやるというのは大事なわけなんだけど、仕事などの都合で何でも上手くはいかない。

子育て 第3者の目線

昔は近所の人が一緒に子育てしたいた感じがあった。近所の人に挨拶したり、怒られたり、お菓子を貰ったりとしていたが、コミュニティーで子育てを援助していた。

第3者的な目線が子育てには必要に思うこともある。近所の人も一緒になって支えていた。もちろん、全部が全部ではないが、そういう環境はあったと思う。実際に、付き合いがなくても、今は親の親世代がそれをすべて背負っていると感じる。自分の子育てでも、経験者から見たら思う所があると思うし、意見もある。僕も祖父母に見てもらうことで、助かった部分もあって、色んなコミュニケーションの参考にもなっている。その親、祖父母世代のコミュニケティーでも作るのが難しい時代だと思う。

最後に

子育ては難しい。正解がないし、子供のシグナルを受信しないといけない。僕が受けてきた教育を考えると、もうちょっとこうした方がよかったかな?と思うことが子供目線でもあるし、色んな可能性があった。核家族化が進んでいる中で、子育てが難しい時代に突入している。格差社会になったと言われたが、自分の親が近くにいるいないで、仕事にも影響が出てくる。子供と親、それ以外の協力が必要なのかもしれないなと感じた。