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【読書・感想】『陽気なギャングが地球を回す 伊坂幸太郎』ー4人の銀行強盗の話

コメディ色の強い伊坂さんの作品です。4人の特殊能力を持った銀行強盗の話で、伊坂リズムがてんこ盛り。読みやすくて、面白い小説です。特殊能力と言っても、戦闘能力ではなくて、嘘を見抜けたり、時間が時計も見ずに正確に分かったりと、他に活かせそうな能力。伊坂さんの10年以上前の作品ですけど、シリーズ化もされています。現時点では、3巻まで出ていますけど、一番最初のこの作品が私は一番面白いと思います。10年以上経っても面白く読めますし、会話のテンポも良い感じです。ちょっと非現実ですけど、コメディ色ですけど、きっちりミステリもしています。

 

終盤への展開も良くて、色んな伏線が一気に回収されます。銀行強盗達が危機に陥りますけど、機転と準備で何とか乗り切ります。実際には、日本では起こりませんけど、小説だからこその面白さがあります。映画化もされていて、映画は原作と少し違いますけど、楽しく見ることはできます。監視カメラなどに使われている画像処理技術の発展で、銀行強盗は難しいという話が最新刊で出てきますけど、これ以上のシリーズは中々望めないかも。伊坂さんの作風が少し変わったのですが、この作品と最新作を比べても良いと思います。