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池上彰さんのシンプルに伝えることって中々できない 簡単なことほど深い知識が必要

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昨日の土曜日(4月30日)に池上彰さんの番組が放送されていました。TPPとか衆参解散について話していて、相変わらずシンプルにわかりやすい解説をするなあと思いました。実際に解説を見ていると分かった気になるので、知識が欲しい人、漫然とテレビを見ている人にはとっては救世主かもしれません。自分から調べる人って意外に少ないので、受動的なテレビの視聴者にとっては嬉しい解説おじさんですからね。私も見ていて勉強になるなあと思いましたし、この分かった気にさせるのが本当に上手い人。

 

このシンプルに解説するのって中々できないことです。学問でもそうですけど、シンプルに説明する難しさ。学会とか言っても論理的に話せなかったり、わざわざ話を難しくしたりと、物事を簡単に的確に話すテクニックは今では日本で一番なんじゃないかという池上さん。物理でも本質の数式はシンプルでも、そこに至る過程がものすごく複雑ということはありますし、シンプルに行き着くまでの、深い洞察力というのはすごく大事だと私は思います。知識+洞察力で物事を整理して、そこからシンプルな誰にでも伝える言葉に変換するというタスク。ビジネスマンにも必要ですけど、毎日の忙しさでそこまで身につけるのは一握りでしょう。

 

池上さんから得た知識をそのままにするのはもったいないです。シンプルな知識が増えたら、そこから発展させることが大事。Wikipediaでもいいですから、読んで知識の幅を広げることで自分の思考力がついていくと私は思います。逆に池上さんの言ったことが間違いで、私はこう思う、その根拠は例えば……と言った風に批判・否定していくのもありです。要は何でもいいので、池上さんから得た知識を無駄にしないでどんどん新しい知識を仕入れて、自分流に解釈する。解釈することで新しい世界が広がるわけで、学習ってのはそういうものだと思います。

 

でも、一つ思うのは、池上さんのようにテレビに出たいなら、一定の学歴と職歴、それか有名な作家か政治家になるという手段しかないと言うこと。時事問題を本格的に解説する人って、日本では学歴か職歴、それに作家でないと厳しいと思いますから。司会は誰でもできますけど、解説員はかなりの知識を要求されます。池上さんは慶応義塾大学卒業で、NHKに入社したという経緯があるからこその説得力。テレビに出てシンプルに説明したい!という人がいるなら、上のどれかを達成しないと解説員にはなれません。テレビサイドとしても、学歴と職歴があるからこそ、土俵に立たせることが出来たわけで、誰でも良いということではない。

 

私がそう思うのは、テレビとかラジオとかネットのジャーナリストや解説員を見ていると、割と高学歴の方や、元政治家、または秘書、学者の方が大変多かったからです。テレビに出て何かを伝えるというのは、そういうバックグラウンドが必要なんだなあと、解説とは最低限の経験が必要なんだと。