感想するから面倒くさい『読書感想文』の書き方ー読書評論文にしてはどうでしょう?
読書感想文は確かに面倒くさい。感想を書けといいますけど、小学生の場合、きちんとした文章の書き方は習っていないですし、いきなり感想文と書けと言われても戸惑うのは当たり前です。読書感想文ってなぜしないといけないのでしょうか?
読書感想文をする理由としては、『国語力の向上』が挙げられます。特に教育の観点から見ると、本を読んで内容を理解するというのは非常に大切なこと。だから、国語の先生は定番としては読書感想文を出すんですね。
ただ、感想文の書き方をきちんと教えてはくれません。「自分の感想を書けばいいと」といいますけど、それだとツイッターの140字ぐらいで終わってしまいます・
- 「どこどこが面白かった」
- 「この主人公は嫌い」
- 「何の話か理解できなかった」
みたいになります。そうではなくて、
- 「どこどこが面白かったけど、僕・私ならこう書く」
- 「この主人公は嫌いだけど、この部分は共感できた」
- 「この話は、この段落のこの部分が、こういう理由で理解ができなかった」
みたいに、評論文のように書いていくのが良いと思います。小論文のように、
問題定義→自分の意見→根拠→結論
のように書くのは小学生には難しいので、自分の意見を書いて、僕・私ならこうすると書いていくと読書感想文が非常に読みやすくなります。
そもそも、読書感想文自体、意味のないものになっています。きちんとした型を教えてあげないと中々書くことはできないです。もちろん、起承転結でもいいですし、何か型を提示してあげて書かせてあげる。数学・物理の公式みたいに、核となる型が必要だと思います。
作文・読書感想文 子どもの「書く力」は家庭で伸ばせる / 高濱正伸 【本】
- ジャンル: 本・雑誌・コミック > 語学・学習参考書 > その他
- ショップ: ローチケHMV 1号店
- 価格: 1,512円