人生のおつまみ

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夏休み定番の読書感想文と宿題について

 夏休みと言えば、旅行、買い物、エンタメなど色んな楽しいことがありますけど、子供にとっては、半分楽しい、半分苦しい時期でもあります。
 
 そんな夏休みについて、『読書感想文』と『宿題』は非常に繋がりの深い関係にある。僕も苦しんだ読書感想文。いつになってもテーマになりうる宿題。
 
 今日は、このテーマについて書いていきます。

 

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読書感想文

・いつの時代からか定番化した、本を読んで感想を書くという課題。本好き、議論好き以外には苦痛のある宿題。

・読書感想文の型と、夏休み前に提示してほしい。いや、教えてはいるかもしれない。だけど、書店にそれ系の本がたくさん売られているところをみると、そうでもないのかも。

・メルカリなどで代行禁止というニュースがあったが、お金を払ってでも読書感想文が欲しいという人はいる。テストでもないから、採点が難しいということもあって、どこかフワフワしている課題だと思う。

・読書感想コンクールに送ることを前提として、子供達に書き方を教えてあげればいいのにとも思う。まあ、教育上そういうことはよろしくないのかもしれないけど、読書感想文を提出しない可能性を高めるというのはどうだろうか。

・正直な話、『感想』に根拠を求めるというのも間違っているような気もする。どこに感動して、なぜ印象に残ったかを詮索しても難しいこともある。小論文の前段階の課題として見るならいいのかもしれないが。

夏休みの本

・そもそも夏休みに本を読むって子供は少ないのではないだろうか?あくまで能動的、自分から進んで読む子ってたくさんいるのか気になる。僕は大学生になってから文芸とか読み出しのだけど、環境によって違うのかもしれない。

・僕が子供の時は、ゲーム>>本だった。今はスマホもあって、本を読むよりもスマホやパソコンで遊んだほうが面白いはず。

・一つ気になるのは、電子書籍で読んだとして、それを感想文にしてもいいのだろうか?先生によっては、再提出みたいなことになりそう。紙の本が当たり前!みたいな感じで。内容は同じなんだけど、紙という物理的な接触を体験してもらいたいというのが本音かな。

・夏休みに大量の本を読もうとしても意外に読めない。宿題・旅行・遊びなどやることが多いから。日常的に読書習慣がある子は、頭の中で自然にプランニングが出来て、結構な量の本を読んでいそうだけど。

読書

・読書感想文は『読書』を子供に対して習慣化をさせたいという目的があるのではないか。読書を当たり前にできるようにすることで、学力を上げるという意味。

・確かに、読書をして語彙力、単語力、文章力が上がれば国語の点数はアップしやすいと思うけど、長い夏休みの宿題として読書感想文を出すのは変に思う。そうじゃなくて、1ヶ月に一回とか頻度多くすべきでないか?

・一冊の本に対して、どう思ったかと子供全員で共有させてやればいいのにと思う。折角、一緒の国語の教科書を使っているんだから、1冊の小説作品などで読書感想文を書けばいいのに。

親の読書

・僕の経験だけど、親が本好き、本を読む人だと子供も一定数読んでいると思う。子供は親の背中を見て育つというけど、本がないと興味を持たないのは仕方がない。友達や孤独を埋めるために読書を始めるというパターンもあるけど。

。普段本を読まない人に限って、読書感想文をしっかり書けというけど、強制されても中々上手くいかない。親じゃなくても友達とか知り合いとか、読書体験を一緒に共有できる人がいれば問題ないんだけどねえ。

文部科学省推薦の図書とかあるけど、あれって読書感想コンクール用じゃないの?とか学生の時は思っていた。でも、きっかけとして平均的に面白い作品が多いから読んで損はないと思う。人生の最初一冊ってちょっとしたきっかけでそれに出会うのは中々難しい。

・両親が読書家だと、どうだったんだろう?僕も家に本がたくさんあるけど、子供は勝手に読みそう。まあ、今はゲームとかスマホとかたくさんコンテンツあるから、本に向かうことは意外に少ないかもしれない。

映画・DVD(ブルーレイ)

・本を読むきっかけの一つとして、映画ってあると思う。映像がイメージとして固まっているから、読みやすいし、最後まで読みやすい。

・「あ。ここは映画と違う」的な体験もできて、作品の比較なんてものもできたりする。その思考が自分で考えることに繋がるわけだから、面白い試みだと思うんだけど。

・映画って映像だから、見やすいし、活字もないからどんどん見るといい。子供向けが十分だけど、洋画・邦画、社会派・SFなど色んな作品を多岐に渡って見ると面白い。僕も子供の頃に見たアクションとか社会派、SF物の記憶が残っている。

・映画の原作って、映画では表現しきれなかった部分を表現していることもあるから、色々考えられるという面白さもある。すごく楽しいと思う。楽しさがあれば長続きしやすい。

図書館の利用

・読書感想文に使える本を探しに図書館に籠ったことがあった。一週間ぐらいかけて、読めそうな本を探したけど、中々見つからなかった。でも、あのふんわりとした優しい空間は好きだった。

・今の図書館は自習禁止とか、筆記用具の持ち込み禁止とか色々な制約があるけど、それぐらいマナーが悪い利用者もいたってことなんだろうか?確かに自習室を長時間独占するのは図書館側したら嫌な利用者かもしれない。

・僕は勉強する時には、塾の自習室や家でしていたけど、今の時代だと図書館が使えないから、有料の自習室しかないように思う。塾や予備校の部屋を使う手段もあるけど、経済力がないと難しいね。

・有名図書館には、読書感想文にはこの本!みたいなコーナーがあるんだろうか?あったとしても、速攻で借りられていて、コーナーががら空きになりそうなんですが。

書店の読書感想文専用コーナー

・書店がそんなコーナーを作って大々的にアピールしてもいいと思う。小さいコーナーならあったりするけど、あれって子供は見ないと思う。子供が読みたい本って、大人からしたら推測するのが難しいし。

・それよりも、読書感想文の書き方講座みたいな本を集めたらいいのに。何かのニュースで滅茶苦茶簡単に読書感想文を書ける本が紹介されていたけど、子供でも分かるように書かれているのでいいと思った。

・読書感想文の型なんか言ったら、先生とか起こるのかなあ?小論文とかテクニック、型を駆使しないと、上手い文章書けないのだけどね。論理的というよりも、読書に何を使えるかを分かりやすく書いてるものだから。だから、採点が出来るようになってるわけで。

・世間の空気的には、『型にはめる』ことって悪なように聞こえるけど、勉強に関しては、ある程度の型にはめないと苦しむことにはなると思う。数学とか理科とか社会とか。というよりも全教科に言えることなんだけど。

・一番気になるのは、そんな書店で売られている読書感想文を書くための本について。子供でも分かりやすい本ならいいけど、ビジネス書よろしく、あまり子供が近寄らないコーナーに置いている本は誰が読むんだろう?子供の親とかかな?毎年夏休みシーズンに平積みされていることがあるけど、すごく謎なこと。

参考になった本

読書術 (岩波現代文庫)

読書力 (岩波新書)

だれでも書ける最高の読書感想文 (角川文庫)