人生のおつまみ

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『本の読み方』ー何千冊読んだという著者の啓発系の本についてー辛い時に自信をつける本

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本を何千冊読んだというのはそんなに大事なのかなと。本を読んで何を思い、何を感じたかが大切なんであって、冊数ではないと思う。ただ、量は人に自分の能力を伝えるのにとても便利だから、何百冊、何千冊読んだというコピーを書く読書家が多い。

本には、資格対策などの試験対策本、ビジネスに使える実用的な本、大学や研究機関で使う専門書、それに心を揺さぶる小説・ライトノベル、豊かな人生が送れるらしい自己啓発系などのジャンルがあります。

読書家が書く啓発本は初見だと面白いんですけど、何冊が読むとお腹いっぱいになるのが本音。著者の自分語りになりがちで、自慢になっている本が多いのがちょっと。啓発というけど、具体的なことが書かれていなかったりして、イマイチなことがある。

本を何千冊読んだとしても、人生変わるのかなと。啓発本だけ読んでいても人生は変わらないと思うんだけどね。古典とか専門書とか読んでいくのが大事なんじゃないかと。

ちょっと疑問なのは、啓発系の著者って有名大学卒だったり、会社の社長だったり、起業してお金持ちになった人だったりするんで、ほんとに自己啓発になるのかなと思ったりもする。お金がなくても、人生豊かにするのが自己啓発なんじゃないかと。

だから、自己啓発系の業界ってビジネスの匂いを強く感じてしまう。印税を全部募金するとか、抽選で1名の人にすべてあげるとかそんな遊び心はないのかな。本の業界もビジネスだし、著者もビジネス。違和感があるけど、変わらないんだろうな。

今の読書家が書く本は、情報弱者からお金を巻き上げるための本だと聞いたことがあるけど、最近はちょっと思うようになった。若い頃はそんなことないだろう!みたいに思っていたけど、働くようになって、お金の大切さ、黒さがわかるとそれも仕方ないのかなと。

精神的に余裕が無いときって、自己啓発は役に立ちます。それが幻でも無意識に自信が生まれるから、前向きになれる。働いて、金銭的にも精神的にも余裕が出てくると啓発系の本は無意味になってくる。啓発本に限ったことではないけど、自分に余裕が無い時には、簡単な本でも何でもいいから読んでみること。

そうすると、些細な言葉で感動して前向きになれる。自己啓発ってそんな余裕がないときに読むのが一番ベスト。