人生のおつまみ

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読書をすると頭は良くなるのかという問題について考えてみた

読書をすると頭が良くなるとよく聞きます。本を読んで考えて頭を良くしよう!響きのよい言葉であることが確かですが、定番すぎて何が本質なのかよくわかりません。読書をするから頭が良くなるのか、頭が良いから本を読むのかなど、鶏が先か卵が先か的な話になりそうではありますが。

昔から思うのですけど、「頭が悪い」とはどういうことなんでしょうか?実感だと「テストで点数が取れない」ことを指すように感じますが、実際にはどうなんでしょう。僕は頭が良い人とは、人生を有意義に生きることができる人だと思います。人生で困ったことが起こったとしても、現状を鑑み、打開作を提案していく生き方。学生時代は4番でホームランを多く打てたけど、プロに入ってレベルの高さを見て、自分なりに考えてホームランを捨てて小技のプロになったという感じのこと。

要は、自分の能力をきっちり把握して、その上で仕事に活かせる人なんじゃないのかなと思います。別に全員が同じことをするわけではないので、自分らしく生きていければいいはず。

読書に関してですけど、本を読みたくない人は読まなくていいと思います。漫画からもゲームからも料理からも野球観戦からも学べることは沢山ありますけど、頭を良くするための読書なんてすぐに飽きちゃいます。それなら自分の好きなことをしていって、必要な時に読書をするというスタイルが一番いい。本を読むのって意外に疲れますし、やっぱりきっかけがないと読まないですよ。

僕の場合は、専門書を読むことが読書でしたけど、大学生の時に小説にハマって読書の幅が広がったりしましたし、哲学書みたいな文系の専門書も最近読み始めています。きっかけはちょっとしたことで、身近な人が読んでいるとか、本屋で専門コーナーが設置されているとかそんなこと。別に難しいことを考えずに読書すればいいんです。

読書って確かに難しい印象があります。特に日本の場合だと、何故かビジネス書を読むことが読書という人が多いみたいで、僕は戸惑います。自分が楽しく読めたり、しんどいけど役に立つ本を読む、その要素の集合が読書なんじゃないかなと小説でも、漫画でも、新書でも、文庫でも、哲学書でも、理学書でも何でもいいから自分が読んで、自分なりに考えて、答えを出してみる。その過程が読書に大切なことなんだと思います。