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【書評・感想】『尾道茶寮 夜咄堂 おすすめは、お抹茶セット五百円(つくも神付き)  加藤 泰幸』ーつくも神が可愛くて、続編にも期待

『お茶』と『つくも神』を題材にした小説です。少女とおっさんと犬のつくも神が登場して、主人公と一緒に物事を解決していくストーリー。家族愛もテーマとなっていて、面白いお話でした。ミステリではなくて、人間の悩みなどをお茶を通じて解決していくので、読後感がとてもよかった。馴染みのないお茶の話でしたけど、スラスラ読めました。

 

このお話の『お茶』は、『茶道』のこと。つくも神も『茶道具のつくも神』で茶道に関してはとても厳しい。少女のつくも神は主人公に茶道を教えるのですけど、主人公の戸惑いや葛藤があって面白かったです。

 

それにしても、作者の加藤さんの博識ぶりに圧倒されました。お話の最後に茶道具の説明があるんですけど、茶道素人の私にはちんぷんかんぷん。でも、名前は分からなくても、つくも神がきちんと解説してくれるので、問題はないですね。

 

ほっこりさせてくれるストーリーで、主人公目線だからストレスなく読めます。2人と1匹のつくも神も特徴があって、特に犬のつくも神が生意気なんだけど可愛かった。つくも神は人間味のあるキャラクターになっています。巻末の展開から続編が作られるようになっていて、続きを読みたいと思いました。読んでいると茶道具に魅せられていきますよ。