人生のおつまみ

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『鬼滅の刃』が単行本の累計発行部数1000万部を突破したが、アニメの効果って大きくて、作画などの描写が良いと作品の魅力が何倍にもなる

①アニメの『鬼滅の刃』が面白かった。安定のアクション作画が抜群。ユーフォ(ufotable)の作品は、マンガの個性を消さずに、迫力あるアクションシーンが魅力。アニメ放送前から話題になっていて、あのufoかあ、みたいな意見を見た。Fate/Zeroが凄かったし、その記憶が残っているから、僕も楽しみにしていた。マンガがアニメ化する時に大事なのは、最近だと、どこのアニメ制作会社が作るかということ。

 

鬼滅の刃 1 (ジャンプコミックス)

鬼滅の刃 1 (ジャンプコミックス)

 

 

作画崩壊は昔から言われているけど、ネットが発達してからは、他人の意見が聞けるようになったから話題になりやすい。アニメで観る時には、どうしても作画は気になってしまう。どんなにカッコよかったり、可愛いキャラがいても、作画が崩れていると、どこかで真剣に観る事ができなくなってしまうのは仕方がない。部分々々ならいいけど、全体的に崩れているとちょっとキツいなあとは思ってしまう。

 

③ただ、経済的な観点から言うと、アニメ業界は時間的、金銭的に苦しいから、作画が崩れていても、許してはしまう。人出不足とか、ベテランがいないとか色んな意見があるけど、構造的に、儲かるのは難しくなっているらしい。元請けで、自前で作品を作らないと経営が厳しくなるだろうし、何が当たるか分からない上に、継続的に売れる作品の絶対数が少ない業界だけに、その苦労は壮絶なものがある。

 

④漫画家としては、どこにアニメを制作してもらうかが結構キーになっていると思う。可愛いキャラがさらに可愛くなったり、アクションシーンが大迫力になったりして話題になると、マンガも売れるだろうから。目標としては、アニメの1巻目が売上1万枚というのがあって、今ではそれが大ヒットレベル。このレベルまで来ると、マンガもかなり売れて、やっぱりアニメとマンガは連動してる。

 

五等分の花嫁(11) (週刊少年マガジンコミックス)

五等分の花嫁(11) (週刊少年マガジンコミックス)

 

 

⑤前のクールだと、『五等分の花嫁』がすごかった。現在では11巻で720万部とかなり売れている。ラブコメだけど、キャラが可愛くて、アニメは声優が良かった。アニメって本気で売ろうと思っていて、思い通りになる作品はラブコメかアクションだと感じる。ただ、ほとんどのアニメはここまで売れないわけで、アニメとマンガのマルチコンテンツはギャンプルの要素が強いなあというのが一つの意見。