人生のおつまみ

好きなことを基本的にはコラム形式で書いています。スポーツ、アニメ、書籍、産業をネタにしています。

小説を読むことは読書なのか?

僕は小説が好きだけど、ビジネス書や専門書も読むことがある。ウェブとか見ていると、「小説は読んでも読書にならない」という意見を見たことがある。ある程度の専門知識がなくても読めるし、仕事に直接関係がある人が少ないからそういう意見も出るのかなあと思った。

 

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小説ってそこまで難しい内容はなくて、サクサクと読めたりするものがほとんど。逆に専門知識をバリバリ使っていたら、読者層が変わってしまうから売れなくなってしまう。だから、幅広い層に向けて、書く必要があるんだと思う。

ビジネス書とか専門書って、自分の仕事に直接関係することが多いし、知識を憶えていかないと、実践は難しい。だから、簡単に読める小説って、娯楽としてはいいけど、スキルアップとかそういう方面には弱いというのは事実。

だけど、小説の良さって、描かれた人間性であったり、エンディングまでのストーリーの流れだったり、リアルな生活描写だったりするわけ。ある意味で、他人の人生を擬似体験できるところが最大のメリットだと感じる。

確かに、仕事をバリバリして、常に仕事のことばかり考えたりしていると、読む余裕はなくなってくるのは僕も分かる。仕事を成功させるためには、娯楽よりも、実用性の比重が高くなってしまうから。

小説って、心にゆとりをもたらすものだと僕は思う。一つの作品で、心がスッキリすることもあるし、楽しい想いになったりもする。仕事に関係なくても、色んな体験ができるのが小説の良さなので、人間形成という意味で、読書といってもいいと思います。

 

本を読んで文の雛形を作るのは?

文章に慣れるために、本をたくさん読むというのはよく聞きます。ブログとかSNSで文章を書くなら、本とかネットのニュースなどを多く読んで、自分の中に文章の雛形みたいなものがないと、書くこと自体が難しく感じるようになります。

 

文章って子供の頃から慣れておけば楽らしいです。そのために国語が必要になるわけなんですが、国語の点数を上げるには、本を多く読むと聞いたことはあるんですけど、子供の頃から読むのは、親が読書家とか教育家でないと厳しいと思います。

大人になってから、本を多く読むんだったら、適当に本を読んで、気に入った文章をメモしたり、記憶したりして、文章の型を作っていくのがいいと思います。人の真似は悪みたいな風潮がありますけど、真似して、そこに自分のアレンジを加えればいいだけなんで。

ノートとかスマホとかに書いて、それを通勤とか通学途中に読んでいると、自然に文章が頭にインプットされるので、文章力に不安がある人は実践するといい効果があると思います。

一人の文章じゃなくて、色んな人の文章に接することで、文章力って付いてくるものだと思うんで、気に入った本とかサイトで文章をメモすることってすごく大事だと思います。何事も継続こそ命だと思うんで。

昔から、本をたくさん読めと言いますけど、これは「人の文章を自分の中に入れて、そこに自分のアレンジでオリジナルな文章を作る」ってことなんじゃないかなあと思いました。文章の天才でもない限り、実生活に役立つ文章って書けないと思うんですよね。

自分が満足する文章とは

自分が満足する文章ってすごく難しいと思う。そもそも何が基準か分からない。ブログだとアクセスを稼いだり、読者稼げたりできる文章だったりするんだけど、それも何だか違うかなあと感じます。

 

ブログに文章を書いたり、本の感想や勉強したことをノートに書いたりしても、満足感はあまりないことが多い。見返しても、理解はできるけど、書いて良かった〜とか思わないし、面白いのは面白いけど、至上の文章が書けた!とか感じません。

文学畑の人なら、文章に満足感を求めるのも仕事だと思いますし、職人のように、言葉の感覚を研ぎすませて、文章を輝かせることに人生をかけているように感じる。

要するに、満足する文章って、文章を書いて生計を立てているとか、言葉を紡ぐのが好きな人ができることなのかなあと。僕の場合は、書いている内容が大事でどうしても実用的な側面が気になってしまう。

文章に満足できる人ってそんなにいないのではないか。文章を書いている人は、SNSとか利用している人を含めたとしても、「自分の文章にうっとりする」ことって起きるのか。僕は、ノートとかに書きまくって、それが貯まっていると満足感を得るので、方向性の違いなのかもしれないな。

文章を書けば慣れる

文章は書かないと慣れない。最初は戸惑うんだけど、書いていれば粗が見えてくるけど、それが勉強にもなる。文章術の本にも書かれてあったけど、始めること自体が大切みたい。書くことで、文章は磨かれていくと思う。

 

そこで一番大事なのが、アクセス数やアップした記事数などの目で見てわかる数字。これが一番大事になる。数字が大きくなったりすると、やる気もみなぎってきます。

人間慣れれば怖いもの無しなんですが、案外難しいのも現実。ネタがない、書くことがないと迷ってしまうのはよくあること。仕事だとそれでも書かないといけないけど、プライベートや趣味だとそうはいかない。

そんな時でも、とりあえずやってみようと思うことは凄く大事になってくる。書き続けていると、スムーズに進むこともあるし、ある程度適当に書いて、後で推敲する的な気分でいれば、ストレスも溜まらないし、気持ちも軽くなる。

文章が書けない!というときほど、適当でいいから何でも書いてみることが大切だと思う。そうしないと、嫌になってしまうから、何か目標でも作ってみるといい。記事数とかアクセス数とか。数字って意外と侮れなくて、やる気の源になったりする。

他人に向けて文章を書く

文章の基本って、他人にどうやって読んでもらうかだと思う。そのために多くの人が苦労していると思うんですが、文章を書く時って、意外に読んでもらう人の気持ちを分かっていないことの方が多い。

 

読む人のことが一番分かっている状態が、「メール」を送るとき。特に初めて送る人や重要な情報を伝えるとき、ちょっと怖い上司などに送るときなんかは、何回も推敲して、確認してから送るのが基本です。

「分かってもらえるかな?」「誤解はないかな?」をとことん考えて送るので、文章を書く時には、メールを書くことをイメージすればいいと僕は思います。メルマガもそれに含まれると思いますけど、あちらは多人数に送るので、集中度は下がると思う。

文章力を上げたいなら、メールで文章を送ることを意識すればいい。でも、実際に仕事でメールとか使っていないときもあると思います。そんなときには、友達に何か伝えることをイメージすればいい。しかも、知り合って間もない友達を想像すれば、伝わる文章はできる。

人間付き合いの中で、ほとんど分かっていない、初対面に近い状態のほうが、相手の前提知識がないので、分かりやすく、シンプルに伝えようとすると思う。文章力が足りない!と思っている時には、そんな状況をイメージすることで、書く力って向上する。

結局、人同士の付き合いの中で、想いを伝えるのに必要なのが言葉だったり、文章だったりするんで、いかに相手の顔が見えるかが文章力の勝負なのかなとは思います。でも、具体的に想像するのが難しいのがネック。友達とか家族に伝える!といつも考えるのが大事ってことなのかなあと思います。

結論を先に書くやり方

結論から文章を書いていくというのは、僕はありだと思う。実用的なものや役に立つ系の文章なら、結論から先に書かないと読んでいてイライラするから。でも、小説とかだと、結論から先に書くとまったくもって読む意味がほとんどなくなるので、仕事か娯楽かによって違う気がする。

 

仕事とか研究とかで使う本は、意外に結論から書かれていることはなくて、緒言→理論→結論な流れというのはよくあること。論文とかだと、最初に概要が書かれてあって、そこに結論も含まれているから、本と論文でも少し違うと思う。

学生に時には、結論から先に書く書き方を習ったけど、数学とか物理ではこの方法は使えないというか、結論よりも過程が重要だったりするので、この書き方ってブログとかで書いたり、資料作成で使うのがいいと思う。

話すときには、先に結論から言わないと、伝えたいことがきちんと伝わらないことが多かった。仕事でも趣味でも、説明したり教えようとすると結論を先に言わないと、相手が「?」と思うから、これは話し言葉で大事なことだと思う。

ビジネス書とか見てると、結論から書けと書かれてあることが多い。書類作成とかにも使えるし、営業トークでも使えるらしい。パッと見ただけで、すぐに内容が分かるようになっているから、仕事で使うと有用なのかもしれない。

結論からはじめる書き方は人に何かを伝えるという意味では、すごく有用なことだと思う。仕事の資料とか実用書に使われているやり方だし、読んでいてストレスが溜まり難い。小説でも、例外的に結論(ネタバレ)を先にもってくるやり方もあるし、汎用性の高い書き方だと思う。

箇条書きは理解しやすい

僕はノートは箇条書きにして書いてる。そのほうが分かりやすいから。箇条書きは説明するとき、伝えるときにすごく役に立ったりする。単なる文章だと伝わりにくかったりするし、自分でメモを見返した時にサッと見るだけである程度把握はできる。

 

一番効力を発揮するのは、スライドの発表の時だと思う。スライドに絵意外の長ったらしい文章が書かれていると、それだけで理解しようとする気合が薄れるし、何より見づらい。

ただ、箇条書きも1行程度でないと、理解はしてもらえないと思う。言っても2行まで。3行以上になると、長い文章になるから、箇条書きでも短時間見ただけだと理解が追いつかない。それだと短い文章だけ書いて、補足を言った方がいいと思う。

ノートを取るときは、頭で考えながら書くから、適当に書いていると、後で見返せない。それでも別にいいかもしれないけど、メモにしておくと、重要な所、忘れてはいけない部分を思い出しやすいので、僕は箇条書きにしてる。

慣れると、たくさんの事が書けて、頭の中で整理されるので、とってもいい勉強法になると思う。

勉強したり、読んだりする内容によっては、ノートに引用してから自分の意見を書くこともあるけど、ビジネス書とかセミナーとか勉強会などはこの方法で十分理解できるようになります。ぐちゃぐちゃに書いてしまうと、後で読むことができないからたどり着いた方法ではあるんですが。

文字制限がある文章は読みやすい

ツイッターは文字制限があるけど、意外に侮れない。制限があるおかげで、どうしても内容を要約する必要が出てくるし、リツートが上手い文章は簡単に内容が把握できて、それでいてインパクトがとっても大きい。

 

文字制限がある文章って、仕事だとメールが代表例かもしれない。メールは無制限にかけるようで、意外と書ける量自体は少ない。大量の文章は送り先が嫌がる可能性が高いし、何よりも、重要なことを確実に伝えないといけないから。

この伝える文章というのは、ものすごく難しくて、共有できる知識があればいいけど、そうじゃないと、言葉で説明することはとっても大変になる。本屋で、それ系の本を見かけるけど、多くの人が難しいと感じている証拠なんだと思う。

実際、自分と同じ業界とか研究分野だと、メールで送っても比較的内容は把握されやすいと思う。知識が共有できているし、何を伝えたいのかということを読み取ってくれるから。でも、そんな状況は意外に少なくて、だから苦労することになる。

そこで、メールというのは、伝える文章を書く上で、ものすごい練習になる。端的に伝えないといけないし、長い文章だと意味が伝わりにくいので、ある程度の文字数で説明しないといけない。

それがメールの醍醐味というか、本質なんだと思う。電話だとその場その場で話すことになるので、シドロモドロになりやすいけど、メールだとすごく考えて送るので、文章力を鍛えるという意味では絶好の機会。

僕はメールの文章を書くのは比較的好き。送るときはすごく緊張するけど、書いている時に、「こう言ったほうが分かりやすいかな」とか考える時にすごく集中できる。シンプルに伝えるってかなり考えないと書けない。

ただ、これは僕が技術者であるからこそだと思う。営業の人に話を聞いたことがあるけれど、伝える+売り込みをしないといけないことが多いので、すごく大変らしい。さらに、お世辞やお礼なども必要で、日本らしいなと思って話を聞いていた。

業界によって、メールの型とか内容は違うと思うけど、如何に相手に自分の話を伝えるかという意味では同じだと思う。それが難しいけど、シンプルに伝えるんだけど、それって自分が商品なり技術なりについて100%分かっていないと伝えられない。

無制限に文章を書いているだけだと、シンプルな文章って身に付かないと思うけど、メールとか、遊びでツイッターとかで自分の話をしていると、自然に話を簡素にする技術は身に付くと思う。シンプルシンプルというけど、それが一番大変。

DVDを見ながら勉強(作業)すると楽しい

僕はDVDを見ながら、勉強したり、本を読んだりします。意外と集中力が保たれて、勉強が捗ることが多い。Blue-Rayを見ながらでも同じ状況になったりします。人がいると逆に集中できる体質みたい。

 

でも、うるさすぎるのは駄目で、バラエティーとかお笑いだと難しい。ドラマやアニメを見ると集中力が増してくるのが分かる。音楽を聞きながら勉強するのと似ているけど、視覚情報がある分、普通に考えると集中力が分散してしまうのではないかと僕も不思議に思います。

ポイントは、何回も見たことがある作品がいい。最近だと、カリオストロの城とかラピュタとかジブリ系、それに君の名は。みたいな優しい作品が好きで、うるさくないし、何回も見ているから安心出来る。この安心感が心地よく勉強できる要因なのかも。

後は、コマンドー古畑任三郎なんかもいい。かなりマニアックだけどなぜか安心できる。勧善懲悪だし、ストレスが溜まり難い作品ですからね。中学生ぐらいの時からこの勉強法をしているけど、何だかんだいって相性がとてもいい。

勉強法って自分なりに合ったものをを探さないと意味がないけど、探すのが結構大変。子供の頃から分かっていれば楽なんだけど。読書の場合も同じで、DVDを見ながらの方が集中できたりする。かなり不思議だけど、自分なりに探した結果がこれなので仕方がない。

勉強本も読んで、勉強法の勉強をしたんですが、やっぱりこれ以上のものはなかった。まあ、テスト前とか大事な勉強は無音でやったりするんですけど、日常的な読書とかまったりした勉強ならこれで十分だと思います。

『屋上のテロリスト』を読んで

今まで読んだことのない系統の小説でした。東西で分裂した日本を舞台にして、主人公と不思議な雰囲気を持つ少女との物語。国家、大統領、軍隊などが出てきて、少し怖い雰囲気はありますが、グロい描写もなく、サクサク読めるのが僕は満足でした。

 

太平洋戦争が続いていたらどうなったかを描いていて、そこから東西日本で別の国が出来上がります。終戦後の日本とドイツを参考にしているようですけど、あの頃を知っている若い人ってどのぐらいいるのか気になりました。東西にドイツが分裂していたというのは、僕は歴史の漫画とか授業で知りました。

初めて読んだ著者の本ですけど、少女のキャラクター性が良かった。ある財閥のトップという、漫画の主人公とかライバルのイメージのキャラですが、人間くさいところもあって面白かった。知念さんの本は、医療関係がメインだと思っていただけにすごく意外。

物語も淡々と進んでいきますけど、リアルタイムで軍事衝突する緊張感やきな臭い動きをする軍隊など、それ以外の要素にも驚いた。

思ったんですけど、これってアニメ化すると面白いかなと。実写化すると、戦争の傷跡が根幹にあるから、かなり変更がくるような気がします。アニメだと、どこか異世界感が出て、原作の近い雰囲気で話が進んでいきそうです。

知念さんの作品に興味が持てたので、他の医療系の作品を読みたいと思いました。表紙が可愛い女医さん?の本とか売れているようなので、そっちから読んだほうがいいのかもしれない。