人生のおつまみ

好きなことを基本的にはコラム形式で書いています。スポーツ、アニメ、書籍、産業をネタにしています。

カフェで勉強するということ

集中力がほしい時には、カフェで本を読んだり、勉強したりしています。学生の時もそうで、社会人になってからも休日なんかはよく利用する。平日は、寄ると帰るのが遅くなるので、時間に余裕がある休日だけの密かな楽しみ。

 

スタバは人が多すぎて、話する人がたくさんいるので、たまにしかいかなくて、チェーン店の中でもお気に入りのお店があったりする。ドトールもオススメ。だけど、スタバもお店によって全然人の入りが違うので、何回か通って雰囲気を感知するのがいいと思う。

僕のお気に入りのカフェは話をする人が凄く少なくて、かなり集中できる。コーヒーも安くて美味し上に、サンドイッチやホットドックも旨い。休日は17時頃が快適に楽しめて、重宝してる。

人が勉強なり、読書なり、ゲームなり、会話しているのですが、人がいるというある種のプレッシャーから、思いの他集中できます。何気ないことよりも、難しい専門書とか読んでいると理解が深まる

ファミレスでもいいと思うけど、近くにないし、僕の場合は食事がメインになりそうなので、カフェにしてる。コーヒー派で、行くごとに違う種類のコーヒーを頼んだりして、読書とコーヒーを楽しんで、いいストレス発散にもなるのがいい。

前に知り合いに、カフェで勉強しているといったら、かなり驚かれて、「他の人が気になって集中なんてできない」といわれたのを思い出した。人によっては逆にストレスが溜まって、おしゃべりしているほうがいいと思うんで、人それぞれ。

営業とかしている人だと、美味しいコーヒーを入れるカフェが自然と見つかると聞いたことがあるので、カフェ巡りはやっぱり色々と歩き回っている人が有利なのかもしれない。僕の場合は、自分が集中できる空間がほしいと思っているだけなんで、カフェ巡りの領域は狭いのだけど。

人によっては逆効果もあって、家のほうが集中できる場合も多々ある。でも、カフェだと美味しいコーヒーが飲めるので、気晴らしに行ってみるのもいいと思う。

努力は報われるのか

努力って言葉は重い。努力していないからできないんだ!とか何回も聞きました。努力至上主義な世の中ですが、本当に努力すれば報われるのか疑問には思います。高校生ぐらいまでだったら、勉強すれば成績が上がりますから、努力に対してそれ相当の成績が手に入ります。人間関係も関係あるといえばありますが、自発的に行いさえすれば、成績は上がる。

 

社会に出ると、『運』という要素に振り回される。特に、人間関係。よい上司に出会えれば、自分のアウトプットを評価してくれますし、上司の人脈を活かして出世もしやすくなる。努力すればするほど、頑張れば頑張るほど、社内の地位も上がって、給料も上がる。努力+運がすごく高い場合だとこうなります。

でも、そうでない場合は、上司と喧嘩したり、下手をしたら手柄を取られたりと悪いことも起こってしまう。別に、普通の上司でも、こちらのコミュ力のせい、もしく相性の関係でいい関係にならないこともある。

運も実力のうちと言いますけど、野球でも同じで、良いコーチや監督と出会えた選手は大成している選手が多いイチロー選手や松井秀喜さん、ダルビッシュ選手や田中将大選手などが代表例。名選手、名コーチありと言われるぐらいですから。

本当に、人の縁って不思議ですけど、それも運のうちと呼ばれると少し悲しいものがありますね。別に全員が全員とも一流にならなくてもいいと思いますけど、人の出会いで人生が変わってしまうというのは、いい意味でも悪い意味でもちょっと怖い。自分で制御できないのに、立ち回りの良さが要求さえるわけで。

僕は、努力は報われてナンボだとは思います。だけど、努力で何ともならない側面もあるのも事実。それでも、何でも運のせいにはしたくはないので、努力はします。だけど、失敗した時には、『努力不足だから失敗』とかは思ってほしくはないなあと感じます。

目標があるとやる気は自然と出るかも

やる気も何か目標があると、燃えるように出るもの。資格試験とか趣味の大会とか何でもそうなんだけど。目標って自分なりに見えるものがあれば、頑張れたりするんだけど、日々を漫然と過ごしているだけだと目標は中々見つけにくい

 

目標は今の時代だと、中々見つけるのが大変。簡単といえば簡単なんだけど、難しいといえば難しい。ちょっとしたきっかけで見つかるんだけど、探していると見つからないというジレンマもある。

カッコつけないで、自分なりの道を作って見つけた方がいいと思う。給料アップのための資格取得とか一番わかりやすいけど、プライベートで自分が頑張れるものを見つけたいという思いもあるはず。

ブログとかSNSにかき込むために勉強してみるというのもいいかもしれない。僕なんかは本の感想とか内容への意見とか書いているけど、目標として、100冊とか思ってる。まあ、気負わずに自分なりの方法で目標って作ればいいと思うんだけどなあ。

寝ると意外とやる気が復活する

やる気がなくなった時に、一休みするとなぜかやる気が出てしまう。頭がスッキリして、やることがあるとすぐに取りかかれる。昼寝の効果は本やウェブで紹介されているけど、実際にやってみるとかなり効果があって驚きます。15分ぐらいが基本らしいけど、疲れている時には30分ぐらい寝ても効果は実感できます。

 

不思議に思うのは、朝起きるときにはあまり効果がないってこと。長時間寝ているせいか、起きる時にはすごく精神力を使うし、ぼーっとしていてやる気なんか出るもんじゃない。あくまで、昼や夕方あたりに短時間寝ることで効果が発揮されるということ。

それと、何も予定がない休日に短時間睡眠しても、後悔が残って駄目になる。寝ている時間に出かけたり、読書したりしたほうが身になったのかなと思ったりして、無意識のうちにストレスが溜まってしまう。まあ、何もないときには、無理矢理にでも予定を作るなりして、自分を発奮させないと、意味のない昼寝になるから注意。

寝ることって、毎日絶対にすることなんだけど、やり方次第で自分の気持ちが高まったりするので効果的に活かしていきたいなあと感じました。寝ることは好きなんですけど、仕事中だと時間制限があるから、逆に質のいい昼寝ができてよいと思います。

それにしても、昼休みに寝ることって、一昔前だと絶対に駄目!みたいな空気だったと思うんだけど、いつの間にか変わったみたい。働き方改革の一環で昼休みの重要性が高まっているとニュースで見たことがあるけど、休める時には休んでおかないと体力は続きませんよね。昼ご飯を食べて、そのまま仕事や勉強したりすると、すごく眠たくなるので、昼寝して、やる気を復活させるのってすごくいいことだと思います。

誰かの真似をして、文章を写経する?

昔、作家になりたいなと思って、小説を書いていたときがあります。作家になって、収入があったらいいなと。一応、応募もしましたけど、その時に作品を写経(書き写すこと)するといいよと、本に書いてありました。当時は好きな作品を片っ端から写経して、なんとか作家の文体を真似できないかと頑張った記憶があります。

 

勉強でも同じで、教科書丸暗記、問題集を書き写すなど、脳みそか紙の違いなんですけど、写経は一定の効果があるそうです。数学科の人が昔、数学の本は一冊丸写してナンボとか言っていたように思いますが、難しい分野こそ写経って有利なのかもしれません。

誰かのモノマネではありますけど、文章でも勉強でもスポーツでも、誰でも最初は真似からはじまるはずで、よっぽどの天才でない限りは際限ない反復練習あるのみだと思います。写経はノート第一主義の日本にあった勉強法じゃないのかなあと感じました。

ただ、闇雲に書いても意味がなくて、一人の作家、一冊の本、一人の選手を基本軸にして真似することがいいとは思います。適当に真似しても、中途半端に終わるだけですし、モノにはなりません。詰め込みに近いですけど、知識がない状態だと、そうでもしないと新しい知識は得ることは難しい。

そう考えると、詰め込み主義も悪いだけではないとは思うんですけどね。肯定はしませんけど、高校生ぐらいだと、英語とか単語力の勝負でもありますし、世界史でも最低限の暗記は必要。だとしたら、一定の知識レベルになるまでは詰め込まないと頭には残らないとは思います。

写経とか詰め込み主義の議論って本当に難しい。でも、ある程度の知識がないと、受験を突破できないのは確かですし、個性って真似からも生まれるものですから、絶対これ!っていう意見は出てこないと思います。だけど、親が詰め込みで大学に合格して、ある程度裕福な暮らしが出来ているなら、その親は子供にも推奨するとは思います。うーん、やっぱり成功体験が肝か。

写経の話から詰め込みの話になってしまいましたけど、資格とか趣味とか仕事なんでもそうですけど、これだ!この人だ!って自分が思える時には、それのその人の真似をするのが一番の早道だとは思います。僕の場合は、紙にペンで文字を書くことが好きなんで、気に入ったフレーズなどはメモしています。今の時代は、その好きなこと自体を見つけることが難しい……。

ビジネス書の文章は分かりやすい

僕は小説が好きで、色々と読んでいたりするんですけど、学生の時にビジネス書にハマりました。分かりやすく書かれてあって、就職していない若者の心をキラキラさせる文章がふんだんに書かれてあったのを憶えています。

 

ビジネス書の文章が分かりやすいのは、できる限り多くの人に読んでほしいからで、哲学書や理学書のように書くと、伝わりにくいからだと思うんですけど、結構な数を読んでしまうと、分かりやすすぎて逆に不安になる。もう少し難しい本がいいと思うんだけど、そうなると専門書レベルになってしまうので、塩梅が難しい。

著者はほとんどが会社の社長、弁護士、大学教授、芸能人、作家など社会的に成功した人が多くて、サラリーマンの参考になるのか疑問になることあるんだけど、ターゲットをそれに絞って、サラリーマンでもできることがあるよ!的な書かれ方をしているので、需要はあるんだと思う。

結局、分かりやすさってどこまで許容するのかが難しい。売れるのは売れるけど、正確性は薄れるし、言葉のあいまいさもあって、誤解されることもあると思う。プレゼンの時には、分かりやすく、難しい所を削って説明するけど、自分の関係者に説明する時には、とても難しく言葉を選んで説明していた人を思い出す。ある程度の前提知識がないと、専門分野って理解できないことが多いですからね。

ビジネス書の分かりやすさって、そこを踏み台にして、さらに広い領域を見ていけっていうアドバイスだと思います。知識がない時には、参考になるけど、知識を得た後ならもっと難しい領域に手を出して、向上していけ!みたいな。

だけど、本を売るってことと自分の知名度を上げるって意味で本を出してもいるはずなんで、あくまで参考程度的に意味合いで読んだ方がいいとは思うんですけどね。業種によっては、実際に仕事に活かせることも多いはずなんで、人それぞれ。

ビジネス書って若い人や野望を持っている人を感化させる作用はあります。富とか恋愛とか権力とかそういう単語と相性がよくて、成功体験が綴られているからこそ、すごく引き込まれます。分かりやすいのは、読者のためとそれによって多くの本を売るため。

それにしても、著者によっては数多くの本を出していますけど、その知識の多さはどこから来るんでしょうね。サラリーマンから見たら驚きで、やっぱりバイタリティーが違うのかなあ。

散歩するとやる気が出る

やる気が出ない時には、散歩するとやる気が戻ったりします。歩きながら考えるから、考えがまとまって、ポジティブになったりする。体を動かすと、ストレスが発散されるというのは聞いたことがあるんですが、実際にやってみると思いのほか効果があってビックリします。

 

やる気のないときは、自堕落になっている時とか、ストレスが溜まっている時なんで、体を動かして発散させないと、精神的にヤバくなると思います。別にランニングでもいいと思いますけど、走る場所や服装が考えないといけないので、普段着で普通に歩ける散歩がちょうどいい。

マラソンとか見ていると、ウエアや飲み物とかすごく大変に見えて、それを実際に自分がするとなると、途端に億劫になってしまう。趣味ってまずは形だけと言われるけど、実際に高い買い物をしても、使わないことが多かったので、出来る限り最初は普段通りにできる趣味というのを大切にしています。

歩くだけなら、その季節にあったラフな格好で充分だし、靴もそこまで気にする必要はない。ABCマートとかお気に入りにお店で適当な靴を買ったりしてもいいし、履きなれている靴でも問題はないと思います。要するに、散歩行こう!と思った瞬間に行ける服装が一番いいと感じるなと。

ウォーキングは本気でやると、すごく大変で、両親が趣味でやっていましたけど、本当に運動の領域にまで入ってしまって、自分には継続するのは無理だと思った。普通に歩くだけでいいし、面倒くさい。仕事をしていると、朝6時ぐらいに起きて歩くというのは苦痛の一言。夏なんか汗で地獄になるので、シャワーもしないといけない。

その点、散歩はいつでもどこでもできるし、仕事帰りでもできる。普段行かないお店の前を通ったりしても面白いし、頭で色々考えるだけでも、すごく楽になる。散歩って意外に侮れないと思いました。合間合間になったとき歩くだけで脳が活性化されて、割とポジティブになれる。

でも、悪いこと、ネガティブなことを考えるとすごく大変で、ストレスが溜まる一方になるのでやめたほうがいい。何も考えないとか、ポジティブなことを思うだけで効果がある。僕ん場合は、今日は何を食べるか、どんなスイーツを買おうかとか考えながら歩いたりしています。仕事の参考になったりすることもあるので、好きなことを考えた歩いたほうが、自分のためになると思うんですよね。

文章にメッセージは大切か?

ブログとかSNSで書いていると文章ってすごく大事だとは思う。その中でメッセージがないと読まれないとか、本とかで読んだことがありますけど、中々に難しい。言いたいことがない場合もあるし、あっても言語化できないこともある。それでも、書く以上は文章にしないと自分的には満足しないというのがあります。

 

メッセージがないとブログとかSNSで書くな!という文章も見たことありますけど、基本的にはストレス発散が欲求の源なんで、適当なダラダラしていくことも書いていきたい。

思うんですけど、メッセージってビジネス的なブログとかクリエイター的な文章だと必要だと思うんですけど、ただのストレス発散となると適当でいいとは思うんですよ。メッセージって誰でも持っているけど、ウェブに書くほど積極的な人は意外に少ないですし、人に言うほどのことでもなかったりする。

言いたいことはあるけれど、言葉にできないということはよくあること。でも、それは何回も書いていくしかないし、それ以外の方法がないと思います。

 

メッセージって難しいと僕は思います。ビジネス的や学問的なメッセージだと、言いたいことがあって、それをどう言い回そうか、シンプルにどう言おうかということに集中できるけど、ただ、ブラブラ書いているだけだとメッセージを明確に言うことは難しい。

まあ、書いている時に見つかることが多いので、書いている途中に決めればいい話なんですけどね。本やブログでメッセージが大事というのは、きちんと目的が決まっている時で、適当に書いている時には決めなくてもいいというのが僕の考えです。

ただ、何かのニュースや商品に対して感想とか言う場合だと、勝手にメッセージはついて回るんですけどね。感想そのものがメッセージでその人の意見ですから。

メッセージって難しいと僕も思っていましたけど、書いていくうちに勝手に慣れて書けていくものなので、気になる前に書いていったほうがいいと思います。仕事で文章を書くなら話は別なんですけど、だらだら書くだけだったら、気にしなくていいなあと。何気にツイッターとかだと140文字しか書けないので、自然とメッセージ性って出るんじゃないかと。日本には、俳句とか短歌の文化があるので、短い文章を書くと自然とメッセージが入るみたいな。

何事も気にしすぎは体にも精神的にもキツいと思うんで、適当に感じた書いていくのが一番だと思いますけどね。そう考えると、仕事で文章を書く人って本当に大変だと思います。作家とかコラムリストとか。型が決まった設計書とか論文とかだと書きやすいのですけど、自由に書いてくださいって言われるとすごくプレッシャーになってしまいます。人の個性が出来るのかなあ。

都心大雪で感じる、早め帰宅の罠と電車の雪への弱さ

都心は大雪だそうで、交通網が混乱しています。
滅多に積もらない東京での積雪。
新宿や渋谷で人でゴッタ返しているのが衝撃的。
電車が運休するほどの雪は明日が怖い。

雪は明日までには止むとのことですが、
中途半端に溶けた雪が、シャーベット状になって、
かなり危険で、明日の通勤時間は気をつけた方がいいです。
気になるのは、電車の雪への弱さ。

都心のJRは昔から弱いと言われていました。
実際に、電車はストップして、駅は大混雑になっていました。
家に帰ってから、スマホニュースを見ていると
そのリアルさが伝わってきて、少し怖くなりました。

駅の混雑を見越して、早めに帰宅させた企業も多いそうですが、
その影響で、駅は大混雑。人、人、人の波。
一様に同じように帰るものですから、混雑するのは当たり前。
今日は、有給などを使って休んだ方が懸命でした。

電車が雪に弱いのは、分かっていることなんですけど、
お金は掛かりますけど、タクシーなどで帰った方がお得かもしれません。
雪による事故が気になりますけど、タクシーで帰った人は、
どのぐらいいるのでしょうか?

あまり雪が降らないので、雪への電車の対策は少し難しい。
ダイヤが複雑に絡み合っていて、一路線遅れると、
他の路線にも影響が出て、全体が遅れてしまう。
首都のデメリットの一つですが、気候の変化はどうしようもない。

若い人は、カラオケやネットカフェで過ごすそうですけど、
月曜日にそれが出来るのは素直に羨ましい。
今日は金曜日なら、どうとでも出来るんでしょうけど、
社会人の月曜日は辛いですからね。

雪で気になるのは、明日の通勤ラッシュ。
滑ってこける人が続出すると思いますし、
車の運転も危ない。
首都機能が少し麻痺するレベルかもしれませんけど、
雪って甘く見ていると本当に痛い目にあいます。

私も一時期、雪国に住んでいたことがあるのですけど、
雪は積もって、溶けかけた瞬間が一番危ない。
シャーベット状の雪に足を取られて転びますし、
自転車などは怖くて運転できないですから。

早め早めの帰宅は分かりますけど、
今日は大人しく、有給でやり過ごした方が良かったのかも。
ただ、企業によっては、休めない所もあると思うんで、
そこは人それぞれ。

都心は交通網が大発達していますけど、
それだけに止まった時に、一気に大混雑してしまう。
今日が月曜日ということも相まって、
明日は少しネガティブになりそうな、そんな雰囲気。

仕事ができる人はすごいと思うけど、努力以外に人間関係の兼ね合いもあるから真似は難しいー『ラッシュライフ』と『嫌われる勇気』を読んで

 伊坂幸太郎さんの『ラッシュライフ』を読みました。4人+1人の主人公がいて、それぞれが絡み合いながら、伏線が回収されていくのが気持ちよかった。人間にとって本当に大事なものは何かを考えさせてくれます。ダークな雰囲気もありますけど、読んだ後には、爽快感が残るようになっています。その中の主人公の1人の「黒澤」は空き巣なんですけど、自分なりのプロ意識を持っていて、仕事できる人の雰囲気があります。後の作品では、探偵をしていますから、情報収集能力はすごく高い。そんなことを考えていると、仕事できる人ってすごいなあと思ってしまいます。黒澤は、徹底的に入る家の情報を集めます。家族構成や時間などをしっかりと把握して、痕跡を残さないように逃げる。ある意味で彼なりの美学なんでしょうけど、仕事ができる人って何かしらの美学を持っている思います。カッコいいとかではなくて、自分の仕事に対する美しさ、やり方、努力の方向性など。それをしっかり持っているからこそ、しっかりとした仕事ができるわけで中々真似するのは難しい。仕事で真似するのもいいですけど、美意識や努力の方向性の違いもあって、上手いかないこともしばしばあります。

 

仕事をできる人を見ていると、すごい努力家ですし、勉強家。家に帰ってもしっかりと勉強しています。私の場合の技術系なのですけど、毎日勉強しないといけないので、割と大変。別に技術系以外でも、業種特有の勉強をしないと昇進とか昇給などしないわけなんで、それはしっかりと学習しないととは思います。でも、そこには運の要素もあって、担当する仕事内容や人間関係などもあって、同じような環境で成長するのは無理なので、自分なりのやり方を見つけるしかないですね。先輩が非常に友好的で、色々と教えてくれるのならいいですけど、最初から「考えろ!」だけ言われて放置プレイになると、仕事は進みません。やっぱり、人間関係に運の要素があります。最初から仕事ができるならいいですけど、ほとんどの場合はそうではないので、何かしら真似しないと上手くいかない事が多い。その中で自分の考えをプラスさせていけばいいのですが、そこまで行くのが難しいんですよ。努力していても、方向性を決めるのが、人間関係だと思うので、結構怖い。友人は、企業によっては最低限の知識すら教えてくれないこともあるので気をつけるようにと言っていましたが、入社の時点で運の要素があるのってキツいですね。

 

 仕事って人間関係が良くないと上手くいかないことが多いですし、自分の成長って割とそれが重要だと思います。人間関係が悩みの本質と『嫌われる勇気』では書かれてありました。自分ではどうにもならない部分なので、自分ができることをしながら仕事をするしかない。もし、どうしてもダメな関係なら、転職を考えるとか、一度辞めて実家に帰るとか、キャリアを積むために我慢するとか色々あるんで、しっかりと自分で考えることが大事だと思います。仕事ができるようになるためには、しっかりと勉強したり、経験を積んだりするのも大事ですけど、運の要素の人間関係がダメな場合には、自分の道を決めれるメンタルと度胸が必要になります。人間最後の部分は度胸と根性と気合なのは少し納得がいかないですけど、運次第な部分の所は、自分のメンタルに切り抜けるしかないですよね。仕事ができる・できないはこのメンタルの部分が大きいのかもしれません。まあ、メンタルが強い人は、人間関係を無理矢理改善できたりするんで、チートの類いではありますけど、私が論点としているのは、どうやって、仕事ができるような人材になるかの話なので、天才は放っておきましょう。自分なりのメンタルレベルでできることをしっかりやっていくしかない。

 

 ラッシュライフ』では、裕福な画商から独立しようとして、失敗した画商が出てくるんですけど、強力な力の前では、人間って無力だと思います。企業だと、幹部クラスとか管理職に歯向かうと碌なことはないですし、閑職に飛ばされることもあるでしょう。改善するために内部告発をしたら、仕事量を減らされて給料が下がるというのは今でもありますし、中々に難しい。運も実力の内とは言いますけど、一つの意味としては、上司や同僚とは上手い関係を築いて仕事をこなす人が成長するという意味だと思います。まわりの人間が協力的なら困った時に相談できますから。本当に、仕事って人間関係がポイントになりますよね。高圧的な態度の上司で、コネなどの力を持っていると歯向かうのは難しいですし、そんな時は転職を考えたいですが、学歴や結婚、恋愛、家族などを考える、一概にはそうは言えません。強い力の前にどう出るか。そこも試されていますよ、実際問題として。最近は、転職のイベントも非常に多くなっていますけど、専門知識や専門分野がないとよい条件の企業に行くのは難しいのが現実としてはあります。まあ、給料が多少低くても、良い人間関係の企業に行けば、余裕が出来て成長できる可能性もあるので、若いうちはそっちの選択の方が魅力的なのかもしれない。

 

 人間関係で困っているなら、『嫌われる勇気』を読んでみると良いと思います。人間関係についても書かれていて、ベストセラーになったのもうなづけます。悩みは人間関係についてのものがほとんどというのは理解できますし、逃げることはできません。昔は学者は専門分野だけに集中できた環境があったらしいですけど、今は講義や事務業務に追われて研究時間が減っているというニュースを知ったので、ほとんどの職業で人間関係って切っては切り離せないものになっていると思います。嫌われてもいいというのは暴言だと思いますけど、嫌われても仕事の成果が十分出せるぐらいなら、必要な人材になります。けれど、そこまで行き着くのが問題なわけで、人間関係について振り返ってみて、自分の将来について考えるのがいいかなあと。『嫌われる勇気』には、今、この瞬間を生きろとも書かれてあるので、前を向いてしっかり歩いていきたい。過去を振り返ってもネガティブになるだけですし、過去だけを自慢できる人にはなりたくない。現在・今が一番大事だと思います。