人生のおつまみ

好きなことを基本的にはコラム形式で書いています。スポーツ、アニメ、書籍、産業をネタにしています。

小説ってオワコンなの?

 小説って読書じゃない!という意見があります。確かに、深く考えなくても読めることが多いですし、勉強になった!ということは意外と少ない。気軽に読めるのが利点の一つですし、小難しいと逆に読者が離れてしまうという危険性もあります。

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 小説自体は別にオワコンにはなっていないと思います。『小説家になろう』には数多くの作品が投稿されていますし、アクセス数も非常に多いというニュースもありました。ただ、スマホやゲームによって、読者が分散してしまうという可能性はあります。小説以外のコンテンツが充実してきているということ。

 小説と言っても、ライトノベルが快進撃を続けています。文芸ランキングでもライトノベルが上位に来ることが多いですし、若い人が興味を持ちそうな表紙もしています。意外にも40代の読者が多いらしいのはビックリですが。

 小説はオワコンではないと僕は思います。毎月何冊も読んでいますし、面白い。だけど、それは僕個人の意見であって、全体を見るとオワコン化しているのかもしれない。ライトノベルは小説ではない!という意見もありますけど、アニメとの親和性が高いライトノベルの台頭で、小説の定義が変わっていくかもしれませんね。

自分の武器になる読書って何?

 読書って自分の武器になるんだろうか?と疑問に思うことがあります。読む分野にもよるんですけど、将来の役に立つのかなあと大学生の時にも感じています。読書って即効性がなくて、徐々に貯めた知識が効果を持つので、本を読んでいる直後に疑問を持たずにいられない。

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 結局、『自分の武器=自己流の考え方』なのでいっぱい本を読んで、知識や考え方を吸収するしかない。ある意味で、モノマネやコピーなんだけど、それをたくさん揃えることで自分の骨組みが完成してくる。大学生の時に読んだ本の内容がちょっとした時に役に立つなんてことが僕の場合あったりします。

 別に直接役立つ必要はなくて、人と雑談する時にも、ふっと頭の中に思考がまとまった結果が出てくることもあります。読書って著者と対話することでもあるので、思考力を高めるためには必要なことの一つです。

 大事なのは、本を読んでいる時に、面白いなあ・難しいなあ・これは違うといったことを何となく少しでもいいから頭に止めることです。それらは、ある時に頭に出てきて、割と自分を助けてくれますよ。

 

『神様の御用人7』を読んでー家族の愛と兄弟の嘘

 兄弟とは難しい。人間世界で言うと、子供の時は仲が良いけど、大人になると遺産相続などで揉めたりする。子供の時には親の庇護があるが、大人になると自分達の家族や世界というものが出てきてしまう。大人になっても兄弟を思いやるというのは何気に難しい。

神様の御用人7 (メディアワークス文庫)

神様の御用人7 (メディアワークス文庫)

 

 家族は離ればなれになっても、絆が強ければ通じている。だけど、一度罪悪感などの負の感情が出てきてしまうと、自分自身を責めることになる。最近は単身赴任などを否定する意見が出てきているが、一昔前には、単身赴任で離ればなれになった家族に対して申し訳ないと思うお父さんが結構いたに違いない。

 残酷な事実を隠すためにつく嘘は別に悪いことではないと思う。その人のためを思っての嘘なのだから。だけど、嘘をつかれた本人は、兄弟の信頼感が強いほど、盲目的にそれを信じてしまう。それが兄弟の亀裂に進展するのだけど、人間も同じだなあと。ドロドロした人間の場合、「兄・弟・姉・妹のため」と言って、自分の利益だけを優先してしまう人もいる。まずは自分優先なのは人間らしいと言えるのかもしれない。

 姉、兄、弟と立場が違えども、お互いを思いやる気持ちは神様も同じだと思う。この作品からそんなテーマが見て隠れしていた。

 

売れる書店作りとは?

 僕が思う、『売れる書店』とは書店員の想いが分かること。手作りのポップがあったり、分からないことがあれば的確なアドバイスをできることが必須条件。後は、書店員の個性があって、オススメの本が平積みにされていると、尚嬉しい。

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個性の時代と言われて久しいけど、書店も個性がないと売れない時代になったと思う。個性というのは、書店員が作る本屋のイメージ。何の本を売りたいのか?それがオススメなのかをはっきり言って示すことがこれからの書店の役割だと感じた。

 Amazonリアル店舗で、人気の商品のみを取り扱っているらしい。お客のレビューを参考にしているわけだけど、書店でも同じようなことをして、ネットで買われている人気作を取り上げてはどうだろうか?

 意外に、ネットでしか売れていない本はあると思うので、それをもっと前に押し出すのは悪い手ではないはず。そこに書店員の感想などが書かれていると、買う方としても嬉しい。本屋には「これを買うぞ!」と目的を持って行くことが多いが、それ以外に「お!いい本あるじゃん!」と新しい出会いがあったら本を購入する。

 僕としては、専門書はネットのレビューは半分ぐらいしか参考にしない(というか、自分に合っているか人の情報からは分からないから)が、小説やビジネス書、雑誌は本屋に行って買うことが圧倒的に多い。欲しい本と次いで買いの本の2パータン買ってしまう。売れている書店とは、理想的にそういう客層を取り入れているんじゃないだろうか。

 

転職は若手ほどポジティブか?

 転職ブームみたいなものがあるんですかね。東京五輪が近づいてきて、人材不足も相まっているのか、転職の広告を街中やらネットやらで見る機会が多くなったように思います。若者、特に20代は転職することが当然的な雰囲気になっているように思います。

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 よほどのホワイト企業でない限り、転職したほうが無難という場合もあります。一流大学で一流企業という方程式もありますけど、今の世の中だと、一流企業の中もブラックがあるという認識も出てきているようで(色々ニュースになりました)、自分の自信のある人はどんどん職場を移った方がいいと思います。

 さて、逆に40代以降は転職が苦しいのは何となく予想がつきます。若い人って「未来」があるじゃないですか。20代で2,3年働いてきた人は、転職する時には強い。「経験+未来」ですから。年齢を経ると、経験のウエイトが大きくなりますけど、企業から見たら、『当てにできる経験』ってすごく分かりにくいですから。

 なんでこんなことを言うかというと、前に40代の転職のリアルというニュースを読んだからなんです。40代だと書類選考すら通過が難しく、専門職であっても厳しい。20代だと将来的に大企業を狙って中小から始めるということもできますし、大学によっては就職先を選び放題ということもあります。若手ほど転職にポジティブなのは、未来という財産を持っているからで、年を経ると苦しくなってしまう。

 

コーヒーを飲めば長生きできるって本当?

 頻繁にはコーヒーを飲まないが、家でも会社でも眠くなりそうな時には飲む。特に仕事が溜まったり、遊び疲れた時にはコーヒーが必須の飲み物になっている。よく、ドラマなどでは、会社でコーヒーを飲んでいる場面があるが、あれほど頻繁に飲んでいたら体が変調を起こすのではないかと、他人事だが心配になってくる。

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 コーヒーを飲めば長生きだとか、健康になるとか聞くけど、さすがに僕は長時間続けることができない。食事療法を実践したことがあるが、慢性的な病気が改善したり、ダイエットになったりして、目に見えて効果があったから長続きした。

 しかし、コーヒーは眠気覚まし以外で効果を実感することがないので、長期間飲み続けるのは僕には難しい。長生きといっても、コーヒーのみが起因している部分がイマイチ分からない。まあ、あーだこーだ言っても、コーヒーを頻繁に飲むよりも、ミネラルウォーターを飲んだ方が好きだというのが根底にあるわけなんだけど。

 これも一種の思い込みだけど、否定する気はあまりおきない。だって、コーヒーを好きな人はいるし、それが長生きに繋がるなら最高じゃないですか。僕は眠い時と週末にスイーツを食べる時にしか飲まないけど、大好きなら思わず飲んでしまう。コーヒー飲む人を増やすために、コーヒーの利点をピックアップするという行為は否定できないけど。

 

質の良いアウトプットをするにはどうすればいいか?ー『アウトプット大全』

 どうすれば良いアウトプットが出来るのか。会話・文章が代表例で、何気に会話も十分アウトプットになる。的確なコミュニケーションを取るには相手が何を言っているかしっかり理解しないといけないし、営業でも技術でも、客先が何を要望しているかしっかり予測する必要がある。

学びを結果に変えるアウトプット大全 (Sanctuary books)

学びを結果に変えるアウトプット大全 (Sanctuary books)

 

 読んだ感想としては、分かりやすくまとまっていて、自分に必要なアウトプットが何か理解できるようになっていた。書店で平積みされているところが買ったのだけど、購入して良かったと思う。参考になる部分が非常に多かったからだ。

 結局の所、アウトプットの本質は、量にあると思う。とにかく量をこなさないと、自分のモノにはならない。会話でも文章でも。会話が難しいなら音読でも良い。発声すること自体に意味があるからだ。自分なりのアウトプットの手法があると思うが、しっかりと自分流の発信というものをしていかないといけない。

 ブログで知識や感想を書くだけがアウトプットではない。自分から能動的に行動することはすべてアウトプットである。それを理解していないと、「自分はアウトプットできていないから駄目なヤツだ」と思う込んでしまうので危険だ。自分のできることから始める。それがアウトプットの第一歩だと感じた。

 

通勤時の私鉄やJRに有料席は必要か?

 東京では、通勤時にも有料席を設けているのは知っていました。関西にある『新快速』も早くて便利なんですが、ここにも時代の流れが来ているようですね。通勤時にはJRは使っていませんけど、あの満席地獄を考えると、お金を払っても快適に通勤したいという層には受けると思いますが。

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 これって、会社負担にはなるのでしょうか?交通費として、出すのかちょっと気になります。東京に有料席を使っている友人にいないので、分かりませんけど、会社負担だったとしたら、すぐに埋まってしまうような気もします。

 まあ、管理職クラスでないと出さないのかも。会社の負担が大きくなりますし、日本の企業だと、「通勤電車の地獄を味わってからが本物!」という意味不明な文句を若手に言いそうです。冗談であってほしいと思いますけど、意外に冗談でないのが現実社会なので。

 僕としては賛成ですけど、お金を通勤費に回せる人達限定でしょうね。毎月の交通費がアップするわけですし、補助を出さない企業もあるでしょう。快適に暮らすためには、朝をストレスを無くすという意味で効果的な使い方なんだと思うんですけどね。

 

頭が良くなる学び方って何?-知の整理術を読んで

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 はてなで有名なphaさんの本。面白い勉強法・学習法が書かれていて、「頭が良くなりたいなあ」と何となく思っている人が参考になる本です。phaさんは京大卒なので説得力があります。人気のブロガーなので、文章も面白い。

人生にゆとりを生み出す 知の整理術

人生にゆとりを生み出す 知の整理術

 

  ノート術、SNS術などが載っていますけど、ブログに関しての話が面白かった。ブロガーがブログについて書くって、結構面白いです。文章力で勝負しているブログなので、本の内容にも説得力がありました。

 ビジネス書としても、面白い本となっていますけど、気楽に読むがいいかなあと。気づいたことが三つぐらいあれば満足して良いと思います。phaさんの本の中でも、勉強本としてかなり完成されています。

 本を読んでも頭に残らないことが非常に多いです。「何が書かれていたか思い出せないなあ」と思うことはよくあります。脳は忘れることも仕事の一つなので仕方がない。でも、感じたことを文章にすることで、自分の解釈を加えた本の内容が頭に残ります

 身近な話から、学ぶことをフォーカスしている本です。インパクトも大きくて、読んで良かったと感じました。さすが人気ブロガーです。

 

なぜ企業で従業が不足してるのだろう?

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 企業で人不足が叫ばれていますけど、なぜなんでしょうね?就職活動では地獄のような厳しさを感じているのですが、実際には人が足りていない。転職する人、スキルを持っている人は特定の企業に入るので、それら意外の企業では人が足りていないということなのかなと。足りていないのは、「情報サービス」、「運輸」、「建築」みたいですけど、どれも苦しい過酷な業種ばかり。残業が多くて、ブラック企業ならサービス残業強要なども叫ばれています。

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 意外だったのは、「製造」が入っていないのですね。モノ作りに携わる業界は人で不足ではなくて、不足する前に人が集まるような気もします。ネットの広告でも大手電気企業や自動車企業の広告も見るようになりました。福利厚生も良くて、志望者が集まりそうとは思っていました。

 逆に、建築関連は不足するのは当然な気もします。2020年の五輪に向けて、空前の建築ラッシュですし、東京だけでなくて、大阪でも梅田周辺で大規模な再開発が始まるので、建築業界はいくら人がいても困らない状況とも言えると思います。

 まあ、結局はブラック企業と呼ばれる会社を離職する人が、昔よりも多くなって流動性が高くなったということですかね。転職業界は2020年までは活気づきそうです。