人生のおつまみ

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マニアックの分野に関する『無知の知』 知識があるほど謙虚になりやすい?

[参考]:「私は引退した身ですしその分野は詳しくないですが…」妻に鬼滅の刃について質問したら学会の教授のような前置きが返ってきた - Togetter

togetter.com

謙虚な答えが返ってくると、現実はその逆になることが非常に多いと思います。例えば、「テスト勉強全然できなかった」と言う人に限って、テストで良い点数を取る事があって、日本人特有の『謙虚に言っておけば最悪の結果になってもダメージが少ない』理論だと思います。テストで低い点数を取っても、こう言っておけばダメージは少ないですし、高い点数を取ったとしても言い訳ができます。

「私は引退した身ですしその分野は詳しくないですが」

割と、マニアにマニア悪な質問をするとこーゆー答えが返ってきたります。それは自己防衛本能かと感じますが、詳しくないですがと言っておけば、例え知らない知識があって分からないと言ったとしても言い訳できます。分野に共通していると思いますが、謙虚な人ほど一歩引いた質問の仕方をします。

学会の教授という辛辣な質問

学会に出て発表すると、質問タイムがあります。頭のいい、偉い教授も参加していることが多くて、彼らに質問されると固まるという学生が多いのではないでしょうか。教授陣は頭がよく、経験値があるからこそ、謙虚になり、自分の知らない知識に対しても分からないとハッキリ言えます。日本人特有なのか知りませんが、こーゆー謙虚の態度は好意的に見られます。ただ、大抵の場合辛辣なコメントやいじわるな質問があったりするので、それが恐怖になるのですが。しっかり研究しているとしても、経験値の差で結構盲点を突いてきます。

人は知識を持つほど謙虚になる

人っって知識を持つほど謙虚になると思います。「自分はまだまだ知らないことが多い」と感じてるはずで、ソクラテスの『無知の知』を連想させます。まだまだ知らないことがあると毎日感じてるからこそ研究ができるわけで、それらが向上心となって研究を進めることになります。まあ、研究には謙虚でも、性格的にはガツガツいくタイプの人もいるので、割とギャップがあったりします。人間って性格で決まる部分が多いですね。

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