人生のおつまみ

好きなことを基本的にはコラム形式で書いています。スポーツ、アニメ、書籍、産業をネタにしています。

向上心を持って、現時点で精一杯努力するのが大切ー『黒田博樹のプロフェッショナルメソッド』を読んで

 レジャンドの黒田博樹さん。メジャーリーグから日本のプロ野球に復帰した時には、多いに驚きました。『漢気』がブームになり、大金を捨てて日本に復帰した男が話題になりました。私もビックリしましたけど、お金よりも恩義を大事にしていく姿勢は、美化された日本人そのものだったので、カッコいいなあと思いました。プロはお金が最優先なのですが、それを二の次にして、日本に戻ってきた姿は古風な日本人まさにそのもの。野球だけではなくて、経済やエンタメの分野でも黒田さんの話題が出てきて、本当に衝撃的の出来事だったのだなと感じました。

careersupli.jp

辛い経験も糧になる

 黒田さんは、高校時代は控えで、大学時代にプロに注目された選手。そこに広島カープのスカウトが熱心に通ったために、黒田さんが逆指名をしたとか。高校時代の苦汁の時代に、自分をキッチリと俯瞰して観察して、それが大学時代の成長に繋がりました。黒田さんのインタビューを見て見ると、高校時代はとにかく大変で、しんどかったそうです。その経験がプロの自分を支えているとのことで、辛い経験は将来的に自分を形作るものになるなと思いました。高校時代にどうしたいかをキッチリと考えて、そこから大学、プロへと進んだ黒田さん。『漢気』の根本にあるものです。

 

仕事にも必要な気づきの能力 

 プロは厳しい世界なんですけど、その中で黒田さんは勝ち残ってきました。すごいと思うのは、自分を常に変化させてきたという部分。日本時代とメジャー時代には、投球術がまったく異なっています。日本だと、ストレート主体の豪速球主体のピッチングでしたが、メジャーリーグではツーシーム主体の打たせて取らせるピッチングに変わっていました。自分の問題点をしっかり認識して、改善する方法をしっかりと理解する。中々できないことで、仕事に活かそうとしても、難しい。黒田さんがプロとして長寿命だったのは、この気づきの能力が高かったからだと思います。

 

毎日、常に向上心で変化しよう 

 黒田さんがコメントしていたことが、常に向上・変化していくということでした。黒田さんのすごい所は、常に向上して、適応していったという点。メジャーリーグではほとんどの日本人選手が数年でレギュラーから外れていくのに対して、黒田さんは常に第一線で投げていました。ヤンキース時代には、田中将大選手に対してアドバイスするぐらいベテランのメジャー選手になっていました。レベルが高いからこそ、向上心が大切になっていきます。普段の仕事でも十分使える技で、日々毎日練習、向上心あってこそ素敵な仕事ができるわけです。見習う点はたくさんあります。

 

現時点で精一杯努力してやり遂げる

 今の時点で精一杯努力するってすごく大事。黒田さんは、大学時代に成長するために、当時のエースを目標に練習していたそうです。プロでは、巨人をライバルにして、メジャーでは、モンスター級の選手を相手として自分を磨いていった。将来に夢を持つことは大事ですけど、現状で何ができるのか、何だったら自分は一番になれるのかということを考えながら努力するのってすごく大事だと思います。これは、ヤンキースの田中選手も同じで、向上心とともに、自分の決めた場所で精一杯努力するのが大切と話していたと思います。上だけを見過ぎずに、現在の一番を目指していくのが大事だなと。

 

練習という名の積み重ねが大事

 野球選手だと当たり前だと思いますけど、練習することで成長できます。私達も同じで、仕事や趣味も練習することで成長していきます。毎日継続して練習することでアウトプットも質も良くなります。練習は確かに大変ですけど、毎日の小さい積み重ねが自分を作っていくことになるので、とても大切。その積み重ねが「自信」に繋がっていくことになります。根拠のない自信と練習の積み重ねでできた二つの自信があって、初めて良い仕事ができるのではないかと思います。一流のプロ野球選手はその二つを自信をしっかりと持っていて、試合の中で活用できるので一流と呼ばれます。

 

まとめ

 黒田さんの生き様は日本人にかなりの影響を与えたものだと思います。20億円を蹴ってまで、日本に戻ってきたという『漢気』がある選手。引退されましたけど、その考え方は仕事にも活かせると思います。ビジネスの記事などでも黒田さんの記事を見たことがありますけど、練習の取り組み方や人間関係などは大いに参考になると思いました。古風な生き方で、そんな生き方はマネできない!という場合もありますけど、参考にはなるはず。広島カープの成長と共に、今でも息づいている考え方。何か一つでも参考にして、仕事に活かしていければなと。

 

 

時間の使い方が良い人は仕事が忙しくても読書時間を作れる!5つの読書時間の作り方

読書は大切

 読書をすることで、仕事だけではなくて、日常生活も豊かになるとは思います。ドラマの原作を見るだけでも、色んな情報が頭に入っていくのでとても面白い。仕事の場合は、知識がアウトプットに直結するので非常に重要です。

 時間がなくても読書はできるので、上手い読書時間の作り方をしていきましょう!

 

①自分の好きな分野を読む

 自分が好きなことに対しては、無理矢理にでも時間を作るので、自分の好きな分野を読んでみましょう。自然と読書量が増えますし、その知識を仕事に活かせばよいと思います。好き嫌いは読書でも大事な要素の一つです。

 

②隙間時間を活用する

 読書をする時間を細切れで確保していけば、結果的で大きな時間を作ることになります。生活していると、何かしら隙間の暇な時間ができるものなので、その時間を上手く有効活用していきたい。

早朝

 朝早い時間帯は頭がクリアになっているので、読書をするのに最適な時間です。5分早く起きて本を読むだけでも、内容が頭に入りやすくなっているので、効果が高いです。本の内容を頭にインプットしないといけない時に最高の時間帯。

通学・通勤

 通学・通勤の時間は本を読む絶好のタイミングです。時間が限定されている中で読書をすると、効率良く本を読むことができます。時間が限られてないと、ボーっとするだけなので、学校や外車に行く時間を有効活用していきましょう。

昼休み

 昼休みは仕事が一段落した時間になりますが、ゆっくり休める時間でもあるので読書に最適です。一度読んで内容をある程度把握している本を読んで、さらに深める読書をすると効果的に知識を吸収できます。

 

③読書記録をつける

 読書記録をつけることで、読書する動機をつけることができます。動機がないと、本を読まなくなりますし、隙間時間を有効活用しようとは思いませんから。簡単なメモでも十分。最近は読書メーターなどの無料読書記録サイトがあります。

 

④速読で読む

 本屋に行くと必ず見つける、「速読」という単語。その極意は、知識を増やすことに集約されます。知識が増えれば、キーワードだけ追っても内容を把握できますから。好きな分野の本を早く読めるのもそれが理由です。
 
 速読法は二パターンあって、

  •  ひたすら反復して読む
  •  眼球運動などを鍛えて読む

 となりますけど、私は反復が良いと思います。何回も読むことで深く考えることができるようになるからです。

 

⑤毎日1時間だけ確保する

 できる限り、時間は確保するようにしましょう。1時間ぐらいなら確保は可能なはず。早朝、通勤・通学、昼休み、帰宅時などを有効活用していって、読書する時間を可能な限り増やしていくのがベターです。
 
 毎日1時間でも、1ヶ月で30時間、1年間で360時間にもなるので非常に多くの時間を読書に使うことができるようになります。

 

まとめ

 通学・通勤の時間に読書をするのはオススメの読書法です。特に社会人になると、読書する時間が限られるので、会社に行く途中で読書をしていきましょう。仕事に役立つだけではなくて、会話力もアップします。時間が制約されているからこそ読書の効率が上がっていきます。

 

 

仕事で疲れてると何食べても美味しくないー「何を食べたいか、全然わからなくなってしまった」

疲れているときはどこかおかしい

疲れている時には、美味しいけど、一口で食べたくなくなるのは、よく分かります。飽きたのもあると思うんですけど、何かの拍子で、美味しいものも美味しくなくなってしまう。仕事が忙しすぎるとなってしまうのでしょうかね?

hachi-log.hatenadiary.jp

箸が進まない

はち (id:hachi-log)さんの記事で、疲れているのか、味は感じるけど、何を食べたいのか分からなくなってしまったという話です。私も経験があるんですけど、美味しいけど、一口でお腹いっぱいになってしまう。疲れていると思うんですけど、割と摩訶不思議な現象です。

頭と身体が離れている?

身体は食べたいけど、頭は食べたくないってことなんでしょうか?頭が欲しい栄養と身体が欲しい食べ物が違っているために、一口で飽きてしまう。頭には糖分が良いといいますから、食事は少量で、ちょっとしたスイーツを食後に食べたほうがいいのかも。

まとめ

頭と身体が離れていることって、疲れているときにはよくあります。ぼーっとしていて、身体は欲求しているんですけど、頭がついていかない。自分自身が心配になりますが、そんな時には好きなことをしてストレス発散させるのが一番だと思います。

本を読むだけでは仕事に活かせない!読書を活かすための5つの魔法の読書法

間違った読書は悪

 間違った読書をしていると、本を買うだけで満足してしまって、家に本が増えていくだけです。しっかりした読書法を自分なりに確立することで読書そのものが楽しくなっていきます。
 
 仕事に活かせるように読書をすることで、楽しい毎日にしましょう!

 

①読書は「読むこと」が大事

 本は読むことが大切です。読むことで知識を得て、仕事や趣味などに活かしていく。買っただけで満足することがとても多いので、いかにして「本を読む」ということを実践していかないといけません。本があったら速攻で読書をすることが大事です。

 

臨機応変に読む

 どんな所でも読書することで、読書が習慣化されていきます。リビングや自室だけではなくて、トイレや凄い人はお風呂にも置いている人もいます。どんな場合でも臨機応変に読んでいれば、1日にたくさんのページをめくることができます。

 

③本を選ぶ時に、目的を忘れない

 本をただ読んでいても、仕事に活かすのは難しいです。文章を見ているだけで、右から左に抜けているだけ。きちんとした目的を持って読まないと、読書の奴隷になってしまって、本を読んでいるのに何も得ることができなくなります。

仕事

 仕事を目的としてしていくのは長期間継続することができます。ビジネス書や専門書を多く読むことで、仕事関連に知識が貯まっていって、上手く活用することができるようになります。実生活では最強の方法。

ストレス発散

 読書はストレス発散になるので、心が疲れている時にすると、気持ち良くなります。感動したい!という気持ちがある場合に、恋愛小説や青春小説を読むと、心がスッーっとクリアになっていきます。

コミュニケーション(友達付き合い)

 人付き合いで読書する場合もあると思います。友達が読んでいるから、話題についていくために読んでいく。これも読書の動機の一つなので問題ありません。人とコミュニケーションを取るための読書も意外に大切なこと。

 

④家に帰ったときが一番の勝負

 本を読む一番の時期は、本を買って家に帰った時。何かの動機があって本を買ったわけなのですから、家に帰った時が読みたいピークのはず。子供の頃に、ゲームを買って帰った瞬間が一番ワクワクするように、読書も帰宅時に読むのが重要です。

 

⑤頻繁に本屋に行くのがベスト

 近くに本屋があるなら、頻繁に本を探しにいくのがいいです。自分の知らない世界が分かりますし、新作本の情報も自分の目で直接確認することができます。本のアンテナを鋭くしておくことで、読書の目的意識も強くなって、より本を読みたくなります。

 

まとめ

 家に帰った時に読書するのは、読書を習慣化するためにすごく重要な方法です。本は読むことで真価を発揮するので、積極的に本を読んでいきましょう。実際、意外な本が仕事に役立つことがあるので、これだ!と思った本を買ってみるのも良いと思います。

 

読書を習慣にしている人は仕事に余裕が生まれる!読書の5つの活かし方

読書で心を元気にする

 読書をすることで心が豊かになるというのは、昔から割と聞いてきました。知識や自信、対話力を身につけることで、心に余裕を持たせるのは読書の本質の一つだと思います。
 
 心に余裕を持つための読書術を使うことで、元気になりましょう!

 

①読書でストレス発散

 読書をすると気持ちが落ち着いてストレス発散になります。ですが、自分のレベルに合った本を読まないと、逆にストレスが溜まる一方なので本選びは大切です。専門的な本を読むのならまずは知識を手に入れることから始めましょう。

 

②知識を身につけて自分に自信をつける

 何事も「知っている」というのは自信に繋がります。物事を人よりも知っているだけで、人より一歩先を行けますし、仕事や趣味も上手くいきやすい。そこから自信は生まれてきますから、物事について知るということはとても大切なことです。

仕事

 仕事に関する知識をつけると、仕事に活かせるようになります。ビジネス書は数多く出版されていて、自分の業種にあった本もありますから。仕事に関する知識をつけることで、仕事の効率があがり、それが自信に繋がります。

趣味

 仕事以外でも、趣味も大切なもの。プライベートな時間を使って、自分が好きなことをするのは最高のストレス発散法です。趣味の場合は本以外からでも、知識が勝手に身に付きます。趣味が充実していると、精神的に強くなって自信という形で現れます。

資格

 給料アップ、転職、起業などのために、資格を取得するというのはよくあることです。そのために、資格に関する知識を本などから積極的に得ることになります。自分の能力がダイレクトに分かる指標となるので、その知識は一番の自信になっていきます。

 

③読書からコミュ力を得る

 本を読んでいると、知識だけではなくて、ストーリーから人の話し方や人物像などがイメージで分かるので、実際の実生活に無意識レベルで効果があります。ただ、読んでだけでは意味がなくて、積極的に話しかけたりする中で、実践しないと意味がないです。

 

④コミュ力が上がると仕事もできる

 コミュニケーションが取れるようになると、仕事でもホウ・レン・ソウがきっちりできるようなって、問題解決のスピードも速くなるので、仕事で結果が出やすくなります。知識を得て、自信を持って話し合うことで、アウトプットがどんどん出て行きます。

 

⑤最終的には心に余裕を持つ

 読書の最終的な目標は、心に余裕を持つことです。自信をつけて、コミュ力をアップさせて、仕事でも結果を出していく。その段階になると、心に余裕が生まれて、さらなる読書に進むことができます。結果を出すために読書するのではなくて、読書して、その過程で結果が出るようになるのが理想的。

 

まとめ

 自分に自信をつけるために、読書っててっとり早い方法だと思います。知識が貯まっていくので、日常に活かしやすいですし、活かせなくても精神的に強くなれますから。自分の好きな分野から入って、幅広く読んでいくのがいいですね。

 

 

読書の効果を押さえている人は仕事ができるようになる!最強の5つの読書法

読書は大切

 読書をすることで、知識を自分なりに解釈して、仕事に活かすことができるようになります。自分の業界だけに留まらず、他業種やブームの本を読むことで、人との話題を増やすこともできます。

 読書をつかいこなすことで、仕事に活かせる読書法を使っていきましょう!

 

①読書のためには目標が大事

 目標がないとどこに進んでいいか分かりません。仕事と同じように、目標を作ってあげないと、読書をしても仕事に活かすことができないということになります。何でもいいので、目標を作って上げましょう。読書日記をつけても、ブログに感想を書いても、人に話してもいい。一番なのは、仕事にそのまま活かすことです。

 

②初心者向けの本で知識を獲得

 読書の効果を最大限に発揮するには、知識が必要になってきます。しかし、知識を仕入れるにしても、難しい本を読んでいても、難しいので中々頭に入っていきません。そんな中で、初心者向けの本は数多く出版されているので、是非有効活用した方がいいです。

マンガ

 有名なビジネス書や古典などをマンガで解説している本を増えてきました。小学生の頃には歴史のマンガ本があって、それをよく見ていたので歴史が好きになりました。他の分野でも同じで、マンガから入っても十分です。下手に難しい本に手を出すより、断然頭に入ってきますから。

説明の図が多い本

 本の中に図を上手く使って、物事を説明している本もあります。ビジネスや資格の知識をシンプルに解説してあるので、非常に分かりやすい。文章では理解しにくくても、図にすれば分かりやすいというのは、マンガと共通点があります。

ページ数が少ない本

 ページ数が少ない本は、必要最低限の内容は書かれてあるので、最初に読む本としては最適です。本が好きとか、知識欲旺盛な人はどんどん読めますけど、知らない分野の本になると、サクッと知識を得たいというのは自然な欲求です。最初に手を出す本としては、無難だと思います。

 

③慣れてきたらベストセラーに手を出す

 本を読む慣れてきたら、ベストセラー本にも手を出してみましょう。ビジネス書でも小説でも、ブームがあって、その時の世間の流れが大まかにつかめるようになります。ベストセラー本は難しいことはあまりなく、みんなが気軽に読める本が多いのが特徴です。

 

④知識があれば専門書も怖くない

 ある程度、本を読んで知識が溜まっていけば、読みたい分野の本が出てくるはず。その頃になると、知識が貯まっていって、難しくても頭で考えて読めるようになるので、専門書も怖くなくなります。今では解説書も多く出版されているので、一度挑戦してみるのもいいでしょう。新しい世界が開けますよ。

 

⑤仕事に活かすならアウトプットが大事

 仕事に活かすのなら、アウトプットが一番大事になっていきます。読書の内容を自分なりに解釈して、それを頭の外に出してみる。そうすることで頭の中が整理されていって、本の内容をストンと頭に中に残されていきます。

人に話す

 一番手軽なのは、この方法です。人に話すということは、自分なりに解釈しないと、人に説明することはできませんから、仕事で活かすという意味ではかなり重要な方法です。雑談時に「これよかったよ」と話してみることで本の内容が深まります。

ブログやSNSに書く

 今だと、スマホを使ってどこでもブログやSNSに繋がるので、知ったことをどんどん書いていくのがベター。頭を使うことできちんと咀嚼されますし、通勤・通学時に勉強していると同じことですから。継続することで、頭の体操にもなります。

読書日記をつける

 ブログなどに書くとしても、思ったことを100%書くことはできません。悪口みたいな言葉も当然浮かんでくるでしょうから、自分の思うことをそのまま書く場合は、読書日記をつけてみましょう。ストレス発散にもなるので、一石二鳥です。

 

まとめ

 読書は固くならずに、気軽に始めるのはベストです。きちんと目標を立てて、簡単な本から読み進めることで、仕事に活かせる読書ができるようになります。読書は楽しいものですから、一歩一歩進んで、知識を自分のものにしてきましょう。

 

 

仕事にも趣味にも役立つ、読書をもたらす嬉しい効果とは?

読書って効果あるよ!と聞くけど、イマイチ納得できない人も多いはず。私が考える、読書の効果を書いていきます。一つでも当てはまる項目があったら、あなたも読書が趣味ってことです!

ストレス発散になる

本を読むと自然にリラックスするからストレス発散になる。気合が乗っている時には難しい本、疲れている時には優しい本を読んでいくのが良い。読んだという実感があるから、自分に自信がない人にオススメ

自分に自信がつく

知識がたくさん付いて、本から擬似的に経験を貰うので仕事にも活かせるようになる。アウトプットに結果がついてくるので、それが自分の自信に繋がっていく。色んな擬似体験は頭の体操や糧になるけど、1冊を読み込んでも問題ない。

人間関係が良くなる

本を読んでいると、勝手に知識が増えて話せる内容が増えていくから、コミュ力が上がるようになる。文章を読むことで、頭に情報がインプットされていくから、話題もその都度増えていく。何気に就職活動で読書って大事。

お金を使っても怒られない

本にお金を使っても怒られません、特に子供の場合は。ゲームで怒られても、本を読んでいて怒られていたことがないので、親のご機嫌取りにもなる。親からしたら、本を読んで少しでも学校の成績を上げてほしいと思っている。けど、実際には中々上手くはいかないのが世の中。

高校ぐらいになると役に立つ

高校に行くようになると、国語の時間で読書は役に立ちます。問題の内容が分かるようになって、国語の教科書も読破するようになってしまう。夏目漱石が好きだと、「こころ」とか「先生、それは違います!」と思うようになったりします。

会社で読んでいると注目される(悪い・良い意味で)

社会人になると、読書が大事になってきます。だけど、会社で読むと浮いてしまって、変な注目もされることにもなります。朝早く出社して、読む人もいると思いますけど、読書は知識の吸収に必須なので大切。基本的にはビジネス書を読むといい。

専門知識が深まる

知識は読書が基本になります。働くようになると、すべてが専門分野なので読書は大事。資格試験とか本を読んで対策しないと合格しませんし。専門分野の知識を増やしたいなら、専門書を読みましょう。

通学・通勤が楽しくなる

ビジネス書で勉強してもいいけど、小説を通勤・通学時間に読んでいると時間を忘れることができます。乗り過ごしそうになったこともあります。スマホで退屈なニュースを見るよりも、好きな作家の小説を読んだ方が何倍も有意義な時間の過ごし方になります。

自分の意見が持てる

文章を読んで、頭に情報が蓄えられていくと、自然に自分の意見が形成されていきます。自分の意見は、人から影響を受けるので、たくさん本を読むことで多くの意見が頭に入るために、自分の意見が形作られていきます。

人と共通の話題ができる

意外に本を読んでいる人は多くて、映画やテレビドラマの原作になっていることも多いから、共通の話題を持てるようになります。特にテレビドラマ化された作品は知っている人も多くて、テレビの話題についていけるように。この意味で、コミュ力増大効果あり!

国語の成績が良くなる

子供の頃から読書していると、国語の成績が良くなるそうです。私は理系でしたので、そこそこでしたけど、本をよく読んでいる友達はやっぱり成績が良かった。「何となく答えが分かる」と言っていましたけど、直感で分かるってすごい。

本棚が埋まっていく

本をどんどん買っていくと、本棚が必要になっていきます。本棚が埋まっていくと、達成感が出てきます。読書が趣味と言うよりも、本集めが趣味になってきます。でも、本棚は人と知的に見せることも多いので、良いことだと思います。

文章を読むのが早くなる

速読は本を読むときの基本です。たくさんの本を読んでいると、自然と本を読むのが早くなります。文章の型や言葉の意味が頭に蓄積されていくので、文章の流れが分かり読むのが早くなります。意外な読書の基本です。

書類を理解するのが簡単になる

社会人になると、書類を作成する機会ってほんとに多くなりますよね。そんなときに読書をしていると、文章に多く接しているので理解するのが早くなります。文章を書くなら、型みたいなものを頭に入れる必要があるのですけど、読書習慣があるなら簡単です。

孤独に耐えることができる

読書の効果で重要なのは、孤独に耐えることができるようになるという点です。一人のイメージが広がっていくのが読書の楽しい所。一人でも十分楽しめる行為なので、孤独であっても、読書が色んな擬似体験や頭の筋肉を鍛えてくれるので寂しくない。

本屋に行くのが楽しくなる

読書をしていて一番楽しいのがこれ。本屋に行くのがとっても楽しくなり、1時間ぐらい平気で過ごせるようになる。小説だけではなくて、哲学書、スポーツ書、雑誌など目移りしちゃうコーナーがたくさんあります。小さい本屋さんでも十分楽しい。

人とコミュニケーションが取りやすくなる

文章をたくさんインプットしていると、人と自然に会話できたりします。小説の会話シーンを読んでいたりすると、勝手に言葉が出たりすることも。コミュ力向上に一番良いのは、本の音読らしいのですが、これも文章の型を頭に叩き込むのが目的らしいです。

語彙力が身に付く

最近は、語彙力がブームになってきていますけど、語彙力がつくと人に簡単な言葉で説明ができるようになります。その意味で、語彙力って大事。意味不明な難しい言葉を簡単な言葉で言い換えるのは気持ちいいです。

 

色んな読書の効果があるけれど、私は楽しく読むのが一番だと思います。ストレス発散にも通じますけど、楽しく読んで、楽しく理解して、楽しく活かす。中々難しいけれど、それを理想として本を読んでいきたい。

自分の世界を広げる5つの方法とは?-『神様の棲む診療所』の感想

お医者さんが故郷に帰って、神様との交流を通じて変わっていく話でした。沖縄が舞台で、その土地特有の神様が出てきます。主人公の比嘉篤がどんどん変わっていって、カ可愛い神様と話していく心温まる物語です。現実主義者の篤が変わったのを見て、「自分の世界を広げるための方法」について考えてみました。

神様の棲む診療所 (双葉文庫)

神様の棲む診療所 (双葉文庫)

 

自分の世界を広げる5つの方法とは?

知らない世界に飛び込む

篤が神様との出会いで変わったように、自分の知らない世界観に飛び込むことはすごく大事だと思います。知らない世界に行くと、今までの常識が崩されて、新しい価値観がつきますから。趣味でも仕事でも、未知の業界などに行ってしまうと、しばらくすると、すごく自分が変わったと実感することがよくあります。別に仕事とかだけではなくて、住んでいる家の中でも、本を読むとか、ゲームをするとか、テレビを見るだけでも新しい知識がつくことで、色んな世界を知ることができます。そうすると、「これは面白そう」と思って、色んなことにチャレンジしやすくなりますから、結構重要だと思います。

友人の友人と話す

小説の中では、篤が謎の青年の宮城獅道と知り合うことで、まったく違う価値観が生まれたように、まったく知らない他人と話すことで、世界観が広がったります。いきなりの他人はハードルが高いので、友達の友人と話すと面白い話を聞くことができて、普段知らない世界のことを知ることになります。まあ、繋がり自体は薄いので、合わない人はいますけど、それでもたくさん考えたりするのでやらないよりはマシ。普段見せない友達の姿も見ることはできるので、まったくメリットがないわけではないです。仕事などでは、そこからコネクションができるといった実例もあって、ビジネスマンには当たり前のことなのかも。

昔なじみの人と会話する

篤が元気なおばぁと話すことで、昔を思い出しながら、繋がりの大切さを実感するシーンがありますけど、昔から知っている人に大人になってから話してみると、たくさんのことを学ぶこともできます。大人になって話を聞くと、子供の頃は気づかなかった優しさなどに触れることで、心が癒されたりします。何気に、近所の人に話を聞くと、不動産だったり、人間関係だったり、ちょっとダークな話題も出てくるので、自分が住んでいるまわりの歴史などを知る機会になります。凹むこともまあありますけど、それはそれで自分の知っていることが増えたということなので、良しとはしたい。近所の人の裏の顔みたいなものがあって、大人って黒いなあと思うこともありますけど。

親とコミュニケーションを取ってみる

篤が沖縄に帰るきっかけになったのは父親でした。親って大人になってから話すと色々な世界を経験している分、多くのことを知っています。小説では同じ医者ですけど、地元ならではの話や医療があったりして、これまでとは違った世界の中で医者として生きていくことになりました。同じ職業でなくても、何か感じることはあると思います。子供の頃は、親としての面しか見れませんが、社会人になると親の気持ちが分かったりして色んな発見があったりします。意外と同じ悩みを持っていたりして、さすが親子と思うことも。自分の世界だけでは絶対見えなかったこともアドバイスしてもらえたりするので、一度ゆっくり話すことも重要です。

自分から進んで未知の場所に行く

未知の場所に行くことは世界観を広げます。知らない土地だけではなくて、その地域は知っているけど、住んでいたけど、仕事として行ってみる。そうすると、仕事しているからこそ、知ることができる地域特有の雰囲気があったりします。知っているからこそ、知らない場所ってたくさんありますからね。旅行などで行ったことのない場所に行ってみるのもいいですけど、一時的に世界観が変わるだけだと思います。一過性のものなので、自分探しをしても無駄に思えます。やるなら、知っている場所で仕事などで行った方がいいですね。買い物をする場所が、仕事をする場所になると、全然違った景色に見えることはよくあることですから。

最後に

世界観を広げると言っても、本質は人との出会いなんですけどね。人と出会うことで、価値観が変わって、同じ世界でも観える世界が違ってきたりしますから。自分の見ている世界って、人とのつながりが大事で、それがないとモノクロですからね。人は人に影響すると言いますけど、まさにその通り。人、神様との出会いがこの作品の本質なんですけど、それは現実に生きる世界でも同じことだと思います。未知の世界って人と関わるからこそ、自分に影響を及ぼして、新しい世界観を構築することができます。だから、世界観を広げるなら、人と積極的に関わろうとする姿勢が一番大切。社会人になると、それまで関わったことのない人ばかりなので、世界観は問答無用で変わってしまいますけどね。

あらすじ

 東京の大学病院で働いていた比嘉篤は、父親の診療所を継ぐために8年ぶりに沖縄に帰った。患者は元気なおばぁだけ、という毎日に辟易としていたある日、診療所に朱色の髪をした裸足の子供がやって来た。子供は篤のことを知っているようだが、篤に記憶はない。診療所に入り浸っている謎の青年・宮城獅道は、その子は庭の枯れかけたカジュマルの木に棲む精霊・キジムナーだと言うが―南の島の神様や精霊たちとの交流を描いた、心温まる物語。

【ブログ・感想】「読書という病」ー本って親が読書好きだと割と巡り合いやすい

本を読むことが読書だと思うんですけど、読むことばかり気にしていると、読書しなくては!という脅迫概念に取り付かれたりします。気楽に気楽にと思うのですけど、読みたいと思う心が逆にプレッシャーになってしまって、読書する自体が怖くなってしまうことも。そんな読書について気になる記事があったのでご紹介していきます。

yutoma233.hatenablog.com

本を読み出すとまわりが見えなくなる

みどりの小野 (id:yutoma233)さんの記事で、本を読んでいるとまわりが見えなくなるそうです。そのおかげで、遅刻や門限を破ったりしていたとか。その気持ちは分かります。すごく集中すると、例えば好きな作家の本を読んでいるとまわりの音が消えますし、私も同じような経験をしたことがあります。

ただ、みどりの小野さんはすごく集中力が高いそうなので、私以上に本にのめり込んでいるみたいです。私だったら、集中している時に声をかけられると、必要以上にビックリして大声を出してしまうので、みどりの小野とは違う意味で怒られたこともあります。集中すると言っても人によって違いますけど、集中力が極端に高いと逆に怒られるとか皮肉に思えます。

子供に読書は推奨するべき?

読書を過度に推奨するのはどうかと思います。私も懐疑的で、読書が好きならばいいのですけど、運動もゲームやオシャレなど子供には色んな可能性があるので、読書だけしていればいい!という考えは変に感じます。親からしたら本を読んでいたら、満足ですけど、運動やゲームやオシャレはコミュニケーションのきっかけになるので、大人になってから読書オンリーよりも役立つこともある。

読書を趣味にすると、国語が苦手で無くなるし、作文を書くことも面白くなります。ビートたけしの超常現象に出演されていた、大槻教授も子供達に本を読ませていたそうです。本だけはどれだけ読んでも自由だったとか。そのおかげか、二人のお子さんは東大に進みましたし、読書は大切。だけど、何事もやりすぎは禁物で、何事も加減が大切ってことだと思います。

家に本がある環境

本が家にあると、自然と本を読むようになります。ホリエモンも家に百科事典があったそうで、その知識が、受験の時に国語と社会の問題を解く際に役立ったそうです。本がすべてだとは言えませんが、本がまわりにある環境で育つと知識や常識がつきます。その情報があると、受験や就職活動で使える可能性があるので、少しは有利かもしれない。

最近は、本を読む人が減ったとか聞きますけど、電子書籍などを購入している人は増えているので、ブログなどを読む人などを含めると、文章を読んでいる人は逆に増えているように思います。電子書籍だとタブレットなどをあげるなどしないと読めないので、読書家の人でも、子供が本を読まないという現象になるかもしれませんね。

本から得るものは多い

本を読んでいると、語彙力が増して、文章を作る技術が上がります。一人である程度生きているための知識をくれる一つのコンテンツが「本」であることは確か。子供の頃から読書が好きなら、一人になっても孤独を感じませんし、割と良いことが多いと思います。それだけに、みどりの小野さんの文章には説得力があります。

大学に行くと、まさに本の世界で本を読まないと単位すら取れません。まあ、学科が大学にもよりますけど、私は理系だったので本漬けの生活でした。その意味で、本の大切さは分かっていますし、それが電子書籍になったとしても同じこと。本が嫌いでも、資格試験では何度でも本は読むことになります。なんだかんだ言って、大人になると本が身近になることは確実です。

両親が本好きだと子供も同じになる可能性

みどりの小野さんのご両親も本好きとのことで、親が本好きだと子供も本が好きになる傾向にあると思います。身近な環境に本があれば、勝手に本を読みます。両親が好きなものなら、子供も興味を持ちやすいですし、読書感想文も苦労しないと思います。その意味で、国語教育には最適な環境です。

読書感想文で思うのは、親が読書好きでないと、中々上手い本を選べないという点です。もちろん、読書感想文対策をきっちりしている家庭は別ですけど、本を読まないのに、感想するのに面白い本を選べるわけがないですから。読書家の親だと、夏休みはこの点で有利かと。でも、読書好きだからこそ、難解な本を薦められそうで怖いですけど。

最後に

みどりの小野さんは本に取りつかれていたとのことですが、私も一時期小説ばかり読んでいた時期がありました。毎日1冊読んでいたので、本が大好きになりましたけど、誰にでもそんな時期があるはず。本との出会いは運の要素が高いですけど、巡り会えばすっごくはまることは間違いありません。

本は不思議なもので、ほぼ頭の中のイメージだけで進んでいきます。それが醍醐味なんですけど、中々巡り会うのが難しい。私もある作家の本をたまたま取らなければ本にハマることはなかったかもしれませんし、本って怖いですけど面白い。学びの本質ってそんな所にあると思うんですけど、違いますかね?

【読書・感想】出雲のあやかしホテルに就職します 硝子町 玻璃

 子供の頃から「幽霊」が見える女子大生の時町見初。就職活動が上手くいかない中で、大学センターから、出雲のホテルへの求人票が紹介されます。そこは幽霊が出ると噂のオバケホテルなわけなんですが、「妖怪」や「神様」たちが宿泊する中で、見初が自分の能力と従業員との機転で事件を解決していく話になっています。今日はこの小説のご紹介を。

大学の求人票ってすごい

 大学の求人票で、オバケが出るホテルを紹介してくれることにまずビックリしました。合格しない見初のための温情かと思ったのですけど、大学の人達はいい人達みたいなので、純粋に善かれとして紹介しています。まあ、実際には求人票ってあんまり当てにならないと言うか、眉唾みたいな噂話も多いので、ある程度は事務的に行動したのかなと。

 主人公の見初のエピソードもあるんですけど、まず就職活動から物語が入ってくるという展開は今どきだなあと感じました。就職活動という若い人が苦しく描写を書くことで、ある程度の感情移入を持ってきたのかと。最終的に、出雲のホテルを紹介されることになるんですけど、ある種の運命的な要素もあって素敵。

 大学としては、対応にちょっと疑問があって、オバケが出るようなホテルを学生に紹介するのかなあと思いはします。噂話であったとしても、もうちょっとマシな就職先もあったはず。まあ、見初に妖怪などが見える能力があるので、その力が変わった就職先に導いているのかもしれませんけどね。そうしないと物語が始まらないわけですし。

相棒の冬緒が割と黒い

 見初の相棒の冬緒という青年がいるんですけど、見初と事あるごとに衝突します。表向きは超好青年なんですけど、見初と二人きりになると、腹黒くなって冷たくなります。ある事件を境にして、ツンデレにレベルアップするんですが、腹黒い性格を見ているとちょっと現実社会をイメージしてしまいました。
 
 腹黒い性格と言っても、そこまで卑劣ではないですから安心感はあります。作品によっては、冷酷・卑劣すぎて最悪といったキャラもいますけど、ライトノベルよりなこの作品ではそこまでのキャラはいませんから。その点は安心して読めましたし、ストレスが溜まることがなかったので、スラスラ読むことができました。
 
 冬緒は最終的にツンデレになります。見初が鈍感で段々と冬緒が可哀想になってきます。ある程度の感情を持っているのに、見初めは気づかないという。男女の関係は難しいのですが、シリーズを重ねることで、見初もある程度は冬緒のことを見ていくようになります。鈍感な見初とツンデレな冬緒は良いコンビだと思います。

「お客様は神様」という精神

 あやかし系の小説として、出雲が舞台ってあまりないと思います。鎌倉・京都・奈良などが多いのですけど、出雲は初めて読みました。私が知らないだけかもしらないですけど、神在月には神様が出雲に集まりますし、小説の中でもその描写があったりします。まさに、お客様は神様ということになっています。
 
 ただ、現実のサービス業では、「お客様は神様」というので苦しんでいると聞いたことがあります。クレーマーの時に困っているとか。確かにお客様は神様と思って仕事をするというのは納得できますけど、あくまで接客する方の言葉であって、接客されるお客さんは神様のように、何やっても許される的な精神は困ると思います。
 
 日本人の言う神様って、聖人君子のようなイメージだと思いますけど、この小説に出てくる神様も一癖も二癖もあって、対応が中々に難しい。その意味で、接客って本当に難しいなと思わせてくれます。「お客様は神様」というのが基本としてありますけど、自分なりの境界を引いておかないと、仕事が成り立たなくなってしまう。これも経験の技なんだと思います。

最後に

 出雲が舞台で、読みやすいですし、キャラも楽しかった。永遠子という、見初と冬緒の上司にあたる女性が出てきます。絶世の美女なんですけど、様々な努力をして、美を手に入れたとありました。それも、ホテルを運営していくために。そこにすごいプロ意識が見た気がします。綺麗だからといって、傲慢にならず、祖母が残したホテルを守ること。

 根底に強い信念を持ったキャラも多数出てきます。実際の一流ホテルでも同じような心構えの従業員の方が多いと思います。ただ、それが人間でも、神様でも違いはなくて、サービス業だけではなくて、すべての一流の仕事に信念って大切なんだと感じました。簡単な言葉にはできますけど、そこに到達するには、努力と経験が物をいうのでしょうね。

 あやかしがテーマの作品ですけど、ホテルの内情や運営について、色々と考えることができました。別にプロではないですけど、昔から気持ちよく過ごせたホテルは忘れませんし、働いている従業員の方もカッコいいと思っていました。そのためには、色んなアイディアや努力があって、それを上手いこと描写している作品なので、満足感がありました。