人生のおつまみ

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論文ってもう少し読みやすくならないのか

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結構思うのですけど、学者とか研究者以外だと論文を読む時間ってないですよね。時間を作るのが中々難しくて、仕事として論文を読む作業がないと読む時間が足りない。自分の専門分野とか見ていてもかなりの数がありますし、仕事をして、それから自分のために論文を読むというのはしんどいものがあります。

研究者や学者になると論文を読む時間は腐るほどありますけど、サラリーマンで専門分野を極めたいって思っている人にきつい。そうなると、時間に余裕のある職業に就職しないと難しいですよね。アインシュタイン特許庁に勤めていて、好きな問題に取り組む時間がたっぷりできたそうですけど、今の日本だと限られた企業じゃないと無理ですね。

論文って確かに読みにくいというか、理解するのが大変。アブスト、緒言、理論(数理モデルも)、考察、結論などが基本的な流れですけど、アブスト読むだけでも結構脳みそ使いますからね。社会人になって思ったのは、学生の頃って有り余る時間で相当数の論文が読めんだなあという事実。研究者や論文がまったく関係ない職業になるとほんとに時間がないですからねえ。

私は論文よりも、物理・数学の本が好きで、そこから色々妄想したりします。はてなブックマークペンローズの話が出てきてニヤリとしたり。

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妄想というと変態みたいですけど、そうではなくて、この宇宙はどうなっているのかなあとか、量子サイズの人間がいたらどうなるかとかそういう想像的な話。これって物理学的ですけど、哲学的でもあるんですよね。物理学と哲学を徹底的に勉強した人が、宇宙関係の論文を出したなら見てみたいものです。

話を戻すと、論文は基本的には読みにくいですけど、速読する方法もあったりします。特定のキーワードを追っていったり、あるキーワード周辺を精読したりとアメリカで開発された方法があったりします。巷の速読法ってこれを基本にしているので、論文が速く読める人は知識がある分野だと速読できたります。

結局、論文を速く的確に読むには専門分野の知識をつけるしかないんですよね。如何に物理学者でも習ったことのない専門分野は速く読めませんし、前提知識は必須。知識があればある程度論文の内容が予想して理解しやすくなるので、もし論文を読みたい!って人は、まずは初心者向けの本なりを買ってみて知識をつけるのが最短ルートだと思います。たまに天才な人がいて、短時間で専門分野の知識を頭に入れれる人がいますけど、人口の1%ぐらいだと思うので、私達は凡人という認識も必要がかなあと思います。