人生のおつまみ

好きなことを基本的にはコラム形式で書いています。スポーツ、アニメ、書籍、産業をネタにしています。

ハロウィン・世間・バレンタイン〜ハロウィンも慌てずに、たまには楽しんで〜

 ハロウィンというイベントは世間を騒がせていた。渋谷とかお祭り騒ぎで凄まじいことになっていたけど、20年ぐらい前からハロウィン仮装イベントをしていた川崎では楽しいイベントで騒ぎにはならなかったそうだ。イベントしては同じものなのに、これほど違いが出るのは、主催者や参加する人の気持ち次第だなあと感じてしまった。

影響力の武器[第三版]: なぜ、人は動かされるのか

影響力の武器[第三版]: なぜ、人は動かされるのか

 

 ハロウィンのイベントは僕が子供の頃にはなかった。通っていた英会話スクールでハロウィンの小さなイベントがあったぐらいで、世間での認知度はほとんどなかった。親や近所の大人に言っても「何それ?」みたいな反応だったからよく憶えている。わずか20年程度で世間の認知度がこれほど上がるとは。企業が本気でマーケティングするとかなりの威力がある。

 ハロウィンを企業が大々的に広めようと思ったのは、消費者に『消費』をしてもらいたいかららしい。バレンタインとかクリスマスと同じように、消費を活性化してもらうためにアピールしているイベント。アメリカでは子供を対象にしたイベントなのだけど、日本だと子供よりも10代〜20代向けのコスプレイベントになっている感がある。

 企業としては、消費者がお金を落としてくれるからどんどんアピールしたいと思うけど、昨今のイベントでのはしゃぎぶりはどうかと思う所もある。今年は特に問題視されていて、渋谷でのイベントは来年から有料化されるかもしれないとか。川崎でのイベントが有料にしてひどいことになっていないとすると、ある程度の効果はあるかもしれない。

 それにしても、海外のイベントを日本で行うと、なぜかイベントの本質からズレてしまうのだなあと。バレンタイン商戦などを見ても、愛の告白というよりも、企業と消費者のチョコ合戦みたいな雰囲気になっていて、どこを見てもチョコチョコと、人の気持ちからかけ離れているように感じる。ただ、騒ぎたい国民性から来るものなのか。

 僕はハロウィンのイベントは、スイーツなどが活発に新商品で出てくるのは歓迎ではある。だけど、企業からしたら、メインターゲットは若者で、特に子供を持つ親世代から見たら危ないイベントにしか見えない。子供にお菓子を送るようなそんなイベントにしたら、消費が活性化されないだろうけど、危ないイベントにしては本末転倒な気もする。

 結局の所、世間に振り回されすぎな気がする。ハロウィンって子供がメインなのに、『騒ぐこと』が目的になってしまっている。国民性とかそんな議論ではなくて、空気感なんだろうなあ。渋谷と川崎では対照的な結果になっているが、主催者などが気合を入れてある程度の制限をかけないと、これからどんどん酷くなりそうな気もする。イベントを楽しみたい人のためにも、安全に興行することが大切に思う。

『ノート・勉強・大学で売れた本』〜思考の整理学を読んで〜

 東大と京大で売れているらしい『思考の整理学』である。あまり読もうと思わなかったが、著者の他の本を読んでいたので、興味が湧いたから読んでみた。整理学というけど、かたい本ではなくて、一つの見出しごとに数ページの文章が綴られていた。勉強法というよりは、著者である外山滋比古さんが思ったこと・感じたことが書かれている感じだった。

思考の整理学 (ちくま文庫)

思考の整理学 (ちくま文庫)

 

 数多くの評論を発表している外山さんだけど、ノート術やカード術みたいなことにポイントが置かれているので、大学でも売れると思った。意外に思ったのは、理系の内容にも触れていたということ。文学部出身とのことなんだけど、昔の大学の先生って本当にすごい。勉強量とか知識量が半端じゃなくて、すごく幅広い知識を持っている。

 昔、東大に通っていた人達は、古典数冊を暗唱できたり、数学でも高校生で今の大学レベルの問題を解いていたりと半端じゃない勉強量だと何かの本で読んだことがある。実際に、昔の高校の教科書を見てみると微分方程式などが普通に書かれていてびっくりした。ネットがない時代で、自分で自発的に勉強しないと問題を解決できないから、自然と凄まじい勉強をしたのかなと思った。

 ノート術なんて大層に考えずに、自分の感じたこと・思ったことをそのまま書けばいいとは思う。でも、長年の学校でのノート術がそれを邪魔するから中々上手くいかない。スマホなどでメモなんか取れるけど、紙でのメモは後で見返す時に便利になる。その意味で、学校での授業は意味があったのだと思う。スマホも便利だけど、情報の収納的な意味で手書きがいいのではないかと感じた。

 僕が学生の頃から、『東大・京大』で売れている本みたいな帯はあった。内容は難しいと感じていたけど、いざ読んでみると優しく書かれてある。実際に仕事にも活かせるノート術だったりして、読んでいた楽しかった。文章が優しく書かれているというのもいい。哲学書みたいな何回も読まないと意味不明な文章は気楽には読めないから。

 大学生に売れている本とのことだが、勉強のアドバイス的な側面も確かにあるから、とても良いと思う。勉強するために大学に入ったのに、勉強の方法が分からなくてStudyを止めるのはすごく勿体ないから。大学に入ってから勉強が分からずに意欲を無くしてしまうというのはよくあること。楽しく、時には苦労して勉強するのが将来の身になるんじゃないかなと思う。

野球・延長・ドラマ〜ドラマが中止しないように野球がサブチャンネルに移れば〜

野球時間の延長でドラマが中止されたり、2時間以上開始時間が遅れたりする。野球好きにとっては、嬉しい悲鳴が出るかもしれないけど、ドラマの視聴者からしたら絶望の悲鳴しか出ない。視聴率の関係で言えば、今では野球で視聴率が取れないし、人気があるドラマが中止になれば否定的な意見が出るのも仕方がないと思う。野球好きとしては、微妙なんだけど。

 

この問題って昔から議論されていたと思う。特にネットが発達してからは、SNSで野球とドラマorアニメの対立が露になった。今では、レギュラーシーズンの放送が減ったために、問題になることはなかったけど、日本シリーズなどの大きなイベントになると、表舞台に出てくる。野球などのスポーツは制限時間がないから難しい。

 

サッカーだとここまで言われなくて、だいたい2時間程度で終わることが多いから反発は起こり難い。PKまで行くと長くなるけど、そこまでいくことはあまりない。野球の平均試合時間は3時間以上なので、割と長い。野球が延長したり、天候なので試合が止まっているとさらに多くの時間がかかる。ドラマが深夜1時ぐらいに放送されていた時には、野球の時間延長に対する否定的な意見が多かったように思う。

 

最近は、ドラマでもネット配信が増えたので、ドラマの時間外でも視聴できる機会が増えた。とっても嬉しいことだけど、制限があるし、テレビをつけるだけでドラマを見れるのは有り難いと思う。まだまだテレビで視聴する人は多いし、野球の延長問題はネックになるんだろうなと。国際試合ならまだしも、野球ファンしか楽しめない日本シリーズだと、色々言われるのも分かる。

 

僕としては、金曜日や土曜日にドラマやアニメを見ることがある。その時に延長で放送時間が延びていると結構しんどい。だけど、野球が好きだから仕方ないかなあと思う。野球ファンからしたら理解はできるけど、そうでないなら文句はいいたくなる。特に平日は翌日に仕事があるので、かなりしんどくなる。深夜3時ぐらいに放送されても誰も見れない。

 

それなら録画すればいいじゃん!という意見もあるけど、ドラマってよほど好きでないと、録画しても「また今度見よう!」となって見なくなる。1話見ないと話が分からなくなって、離れる視聴者もいるから制作側からしても死活問題になる。気楽に見れるという意味で、リアルタイムに見れないドラマは視聴率が落ちていくと思う。

 

野球の延長は仕方ない。だけど、ドラマも見たい。思うのは、サブチャンネルを活用すればいんじゃないかなと思う。延長したら野球はサブに移行して、ドラマはきちんと放送する。そうすれば問題は解決するはず。今の技術なら簡単だけど思うけど、日本シリーズなどを野球をメインコンテンツとして放送するテレビ局だと難しいのかもしれない。僕はしては、分割2画面で見れてもいいと思うんだけど。

 

参考サイト:

 

sirabee.com

matome.naver.jp

勉強・初心者・本の選び方〜勉強する時に困っているなら。初心者用の本を読もう〜

 本の選び方って本当に難しいですよね。気になっている本はいいとして、新しく読みたい分野の本を探すのって割と勇気がいることだと思います。その点勉強をする時って、絞りたい分野が決まっているから分かりやすいです。僕は、勉強したいなと思ったことをネットで少し調べて、書店で詳しく本を探すんですが、知識がまったくないことは初心者用の本を買っています。確かに難しい本を読むことって大切ですけど、最初からって知識不足で読んでいて眠たくなりますからね。

 分かりやすい初心者用の本で基本的な知識を埋めてから、本格的な専門書を買って勉強したらいいと思います。本ってある程度知識がないと選びにくいですし、娯楽目的ならいざ知らず、勉強目的となると選択の幅がすごく広がってしまいますよ。分かりやすい本なら読んでいて眠たくなることもないですし、やる気が少しあれば読み進めることができますね。最初から専門書ってかなりしんどいし、やる気があっても面倒くさくなりますから、最初の登竜門というか、入門ぐらいは簡単な本で十分だと思うんですよ。大学で真剣に勉強する時に同じですけど、社会人になってから時間が無い中で勉強するとなると、効率の良い勉強法というのがすごく大切に思います。

 勉強し始めたときって、書いた著者とか業界人との経験や知識の幅が狭いから、ちんぷんかんぷんになることって結構あります。やっぱり、専門書とかって難しいですし、読んでいて意味不明になることってよくあります。長時間考えて考えて、やっと理解できるそんな内容の本がとにかくたくさんあります。社会人になると、そんな時間はないですし、嫌でも勉強法を変えるしかないです。初心者向けの本を読むのって、勉強法や読書術の本などに結構書かれてありますよね。僕も読んだことありますけど、かなり効果的だと思います。大学の数学・物理でも内容を噛み砕いた解説本も出ているぐらいですし、『分かりやすさ』というのは非常に重要に思います。そう考えると、高校生や大学生で勉強に使える時間があるのって本当に幸せなこと。大人になると心に響きます。

『ブログ・アウトプット・知識』〜ちょっとずつ、最高の記事を書こう!〜

 アウトプットのやり方とか考え方は人によって違うと思う。色々と本を読んでいると、アウトプット、特にブログでの書き方、運営の仕方はある程度の手法が確立されつつある。個人的に思うのは、ブログってある程度自己開示しないといけないのかなと思う。まったくののっぺらぼうだと、機械を相手にしているみたいで面白くないし、人気も伸びてこない。人気ブログを見ていると、その人の個性が全力で滲み出ていることが非常に多い。自己開示というと難しいけど、具体的には職業、経験、技術などが代表例だと思う。

 はてぶが多い記事なんかは、自分の過去などを話しているブログが結構あるし、やっぱりその人の特色、個性などがフルスロットルで公開されているブログは強い。別にすべて公開する必要はないし、できる所まででいいと思う。『好きなこと』で十分だし、僕の場合は読書やニュースの感想を書いている。職業というは社外秘とかあるし、話せる範囲で十分。面白いブログにしようと思うなら、自分の情報をある程度言った方が効果的に働く。ブログでのアウトプットには自分の言いたいことを言うのも必須なんだけど、それプラスある程度の自己開示をすることで、アクセル数は伸びるんじゃないかなあ。

 ブログでのアウトプットをする時には、『知識』というのもとっても大事だと思う。仕事でも趣味でも日常生活でも、知識って役に立つ。特に仕事で得た知識なんかは、『転職』『技術』系ブログを書く上でネタの宝庫になるし、『趣味』なんかは趣味に特化したブログに多いに役に立つ。日常生活で何気ない知識でも面白い話になるし、『ハロウィン』『掃除』『家具』『料理』なんかが具体的な例でその人だけの話にしやすい。

 個人的に一番興味があるのが、『仕事』系のブログ。上司や同僚との付き合い方、勉強の仕方、会社の選び方、転職の心構えなど参考になることがあるし、読んでいると『喜怒哀楽』が出てきて、感情的に読んでしまうこともある。その後に結構考えることがあったりするから、結構影響力がある。仕事で起こることって、共通点があるから、共感できるし、感情を込めて書かれているとそれだけで心が動かされる。そんなわけで、ネタに困っている人は仕事関係のネタで書けばいいと思う。学生でもバイトのネタでもいいし、お客さんの立場から見た仕事ってネタでもいい。そういうネタって誰もが思っていることだったりするんだけど、著者の文章や感情によってすごく面白い記事になったりする。それがブログの面白い所でもある。

参考書籍

人生にゆとりを生み出す 知の整理術

人生にゆとりを生み出す 知の整理術

 

 

SNSの超プロが教える ソーシャルメディア文章術

SNSの超プロが教える ソーシャルメディア文章術

 

 

ヒーロー・公務員・自営業〜人を助ける出発点は、 自分の立ち位置を明確にすることから〜

 ヒーローは好きだ。子供の頃には仮面ライダーや戦隊物を見ていたし、今でものアベンジャーズシリーズなどのMCUマーベル・シネマティック・ユニバース )を見ている。強いヒーローが一般市民を守ったり、仲間同士で助け合う姿はいつになっても良いものだし、学ぶことも多い。その中で議論になるのは、ヒーローは公務員か自営業かってこと。国にヒーロー活動を援助してもらうか、自分達で活動資金を賄うかという二択。日本の戦隊物だと、謎のお金持ち科学者がロボや基地を作っているけど、仮面ライダーとかは自営業みたいなノリ(実際に自営業をしていたライダーもいるぐらい)だったりする。

 からしたら、公務員みたいに、敵と戦う以外の福利厚生(怪我の治療、食事・トレーニング完備の施設、それ以外の日常生活のバックアップなど)が充実している方がいいけど、理想のヒーローは国などの管理なく自由にヒーロー活動している気はする。実際にヒーロー活動をするとなると、お金も掛かるし、秘密を守らないといけないから、ストレスが半端じゃない。アベンジャーズみたいに、トニー・スターク(アイアンマン)のようなスポンサーが資金面でバックアップしてくれないと、自営業的なヒーロー活動はしんどい。

 子供の頃は、「ヒーローかっこいい!敵を倒して世の中を平和にする!」と思っていたけど、大人になるとそんな考えだけではなくて、お金とか生活のことも考えないといけないから、結構シビアな視点で見てしまう。お金が第一の考え方になってしまって、純粋には見れない。だけど、アベンジャーズみたいに、アイアンマンが資金面で完全バックアップして、日常生活もまったく問題ないという保証があるので、安心して楽しむことができる。

 結局、ヒーロー活動って、人を助けることだけど、『自分に余裕がある』状態でないと他人を助けることはできない。だから、僕としては国に管理されるヒーローってのも悪くはないと思う。アイアンマンがその一時的にその方向性で考えていたし、制限はあるけど、ヒーローって国のバックアップがないと、いつか国自体が敵になってしまうから。ヒーローを題材にした作品はいくつかあるけど、公務員的なヒーロー像というのも悪くない。本音を言うと、本当のヒーローは滅茶苦茶強くて、僕らと同じような日常生活を歩める、そんな人だと思う。ヒーローは公務員か自営業かで分かれるけど、僕としては公務員的な働き方が現実的。強いヒーローもいいけど、日常で困っている人を助ける身近なヒーローもいいと思う。

仕事・残業・人間関係〜仕事の問題点について〜

 仕事って辛い・しんどい・苦しいなどネガティブな意見がありますけど、それを給料取得という面で押さえ込んでいる気がする。自分が好きなことを仕事にできる人はごくわずかだし、好きなことしても競争が激しすぎて結果が出せないこともある。個人的には、しごとの辛さよりも人間関係に苦しむことが多いと思うし、それを給料の金額が上回らないと生きることがしんどくなる。最近だと、働き方改革で残業時間が問題になっているけど、異常に多い残業時間は身体にも良くない。

 業種によっては海外との取引のために、深夜遅くまで会社に残らないといけない仕事もあると思うけど、そこに給料が結びつかないといけない。残業するけど、給料にそれを反映させるのが基本とは感じる。ただ、企業によってはそれをすると儲けがなくなるので難しい所ではある。実際に、働き方改革で上手く仕事が回るのは大企業か関連子会社(一次受け)、有名ベンチャーぐらいだろう。お金のために働いているわけではないけど、最低ライン+αの金額が給料で貰えないとしんどい。金銭の問題を後回しにして、『やりがい』を前面に出す企業もある。やりがいは、金銭面の満足があって、生活に余裕が生まれた時に、個人個人の心にできるものだと思う。

 残業に関しては、給料の面だけではなくて、人間関係の問題もある。『嫌われる勇気』にも書かれていたけど、悩みはほぼ人間関係の問題に集約されるらしい。確かに、人間関係って自分でコントロールできないし、予測不可能なことを言われたりして、精神的なダメージは思いのほか大きい。長時間の仕事の中で、意見の対立とか喧嘩紛いの言い争い、社内政治など人間との関係が元になって、仕事が滞ることもあったりする。残業でいくらお金が貰えても、毎日怒号を浴びせられたり、仲間外れにされたりすると、辞めたくなる気持ちになると思う。

 年収1000万円以上あっても、喧嘩・言い争い・飛び交う怒号が普通であったら、一年持たずに退職すると思う。そこでナンバー1になるぐらいの図太さと根性と冷酷さがあれば別だけど、そんな人一部の人だし、成功する人ってそういう精神的な頑丈さを持っているんだと思う。いずれにせよ、人間関係が円滑になっていないと、残業すればするほど精神的な摩耗していく。自分1人では何ともならないことが多いと思うから、部署を移動する、転職するなどの選択肢を常に頭に入れておくことが大切。人間って何を考えているか分からないし、問題が起こった時に対処法を選択肢の一つとして持っておくのが基本だと思う。

仕事日に6時間以下睡眠を続けたときに感じたこと

 睡眠時間は最低でも7時間から8時間必要らしい。睡眠負債が溜まって、負債が溜まると身体に不調が出るとのこと。個人個人で睡眠負債を数値化はできないが、睡眠時間そのものに興味があったので、自分の身体を使って実験してみた。まあ、繁忙期で残業が多かったので、平日の睡眠時間が6時間になってしまったというのが背景にあるのだけど。朝7時半ぐらいに家を出て、帰ってきたら23時半とかよくあった。その後に食事・入浴・明日の準備などをしていると、1時は軽く回ってしまっていた。

 睡眠時間は多くて6時間程度しか取れなくなるので、平日の睡眠時間を6時間以下にするという実験にはもってこいだった。自分としては、別にそんな実験をする予定はなかったのだけど、残業が多くなってしまって、結果的に自動的に実験になってしまった。結構苦しかった記憶があるし、睡眠時間は8時間とよく健康的な睡眠時間は守った方がいいと思った。なんだかんだ言って、人間にとって睡眠は生きるために必須だから、その時間は減らすのは健康を害する原因になる。睡眠って本当に大事だから、余裕があるならしっかりと取った方がいい。自分の最適な睡眠時間って経験でしか分からないけど、『6時間』以上は絶対に確保するべき

 平日に残業で忙しい時には、睡眠時間は6時間以下になっていた。朝起きて、夜家に帰ってきた、また寝て起きて、また仕事にいくというサイクル。完全に仕事人間になってしまったいたが、それでも仕事が終わらなかった。別に自分で仕事を終わらせることができないというわけではなくて、納期がキツくて、日々の業務で手一杯という状況だった。睡眠時間の実験を行うにはよい環境なわけだが、仕事をしているとキツくて頭がぼーっとするという状態にもなったから、睡眠はしっかり取るべき。

 睡眠時間を削っている時に注意したいのは、『考える仕事と考えない仕事を明確に分けること』である。考えない仕事はフォーマットが決まった書類作成などで、頭が働かなくても手が憶えているので、書くことができる。特に頭がぼーっとしやすい午後にその業務としていくと、パフォーマンスを落とさずに仕事をすることができる。考える仕事は、客先に問い合わせるときとか、コミュニケーションを必要とする仕事のこと。頭が冴えている午前にするべきだと思うけど、昼休みに昼寝をするなら、午後に考える仕事をしてもいい。頭が働かない時には、考えない仕事をこなしながら、休憩した後の頭がスッキリした時に考える仕事をするべきだと思う。

 睡眠時間が6時間以下の時には、『昼寝』が重要が意味を持ってくる。昼寝をしないと、午後が非常に辛く、瞼を開けていることがしんどくなる。昼寝は日本では悪のイメージだったけど、今では昼寝を推奨している企業もあり、昼寝の重要性は高まっている。睡眠時間が少ない分、絶対に休憩できる昼休憩を活かすというのは非常に大事。休憩時間に電話がなることもあるが、多くても5分ぐらいなので、昼寝の時間を削ることはない。

 個人的には、『15分』が目安であり、多くても『20分』程度の昼寝をすることで、身体的にかなり回復を実感することができる。昼寝の意味は、体力と精神力の回復。それをしないと、仕事そのものが非常に過酷になり、最悪は倒れることも考えられる。それを回避するために、昼寝は非常に重要なものであり、昼休憩には何を置いても死守するべきものである。昼ご飯も大事ではあるけど、睡眠不足の時には寝ることが一番の回復方法となる。特に、残業が重なり、月60時間以上の残業が2ヶ月続くと相当体力・精神力的に追い込まれてしまう。その中でも仕事をしないといけないし、仕事をこなすには『回復』することが非常に重要になってくる。睡眠は甘く見てはいけない。

 仕事としては、2ヶ月連続で80時間近く残業をしていたことになるが、かなりキツかった。当時は働き方改革というキーワードはない頃であり、残業が当たり前というご時世であった。その中で、いかに身体を回復させるかがポイントになっており、そこから睡眠時間が6時間以下になると自分の身体に何が起こるのかということが気になった。結果としては、睡眠時間が6時間以下が一週間続くと、肌荒れ・集中力の低下・食欲の減退(美味しいものを食べたくなる気分がなくなる)といった症状が出てきた。

 あくまで個人的な意見だが、当時は冬だったので肌荒れが非常にしんどかった。保湿剤を塗っていたが、痒くなることもあり、それによっても集中力が低下してしまった。睡眠不足は美容(お肌)の大敵と聞いたことがあるが、それを自分の身体で体験することになってしまった。

 しかし、良いことも一つあり、『ケーキを非常に美味しく感じる』ということだった。身体が甘いものを欲しているのが分かっていたが、まさかのメリットが。コンビニケーキでもいいが、百貨店・デパートの有名店のケーキを買うといい。いつもの数十倍は美味しく感じることができる。あまり好きではなかったフルーツ系のケーキを美味しいと感じるように僕はなった。仕事が忙しくなると、お酒を飲む人がいるが、下戸な人は甘党になりやすいらしい。仕事で生まれた身体的なストレスを一流ケーキが癒してくれるということか。

www.harbs.co.jp

仕事場で急な配置転換があったとしたら、AI時代の到来で転職しないといけないのか?

 最近、自動運転やAIなどの先端技術が盛んに紹介されている。僕としても興味深いけど、銀行などは新卒採用数を減らしたりして、業務の自動化を薦めているようだ。それにしても、大手でも急な配置転換が行われているなんて。それもかなり大規模で、実質的な退職勧告にも見えてしまう。これからはAIの時代にもなるので、コンピューターに代用できる仕事はどんどん無くなっていくと思う。その中で自分は何ができるのかをしっかりと考えることが大事になる。

www.yomiuri.co.jp

 AIの技術が進むと、人間の仕事が取られるというニュースをよく見るようになったけど、実際はどうなるのか。医者や弁護士に仕事も代用されて、かなりの専門職が失職するとか、結構怖いことが叫ばれている。そこまではおそらく法律的な整備とかあるとして、十年以上掛かると思うけど、特定の職種は今から徐々に人員削減されていく。配置転換先で上手く仕事ができるようになれば問題ないけど、どう考えても配置転換先は専門職かそれに近い職種なので結構苦しい。今のうちから、スキルとか資格とか磨いていった方がいい。それこそ異業種に転職する気持ちで仕事に打ち込まないと、本当に転職することになってしまってどうなるか

 こうなると、まずは技術職以外は転職のためにスキル獲得を考えた方がいいのかなと思ってします。記事だと総務とか経理の間接部門が対象なんだけど、営業とかSEをいきなりやってと言われても、上手くいく人って少ないと思う。特にSEは技術職みたいなものだし、富士通でSEをやるとなると相当勉強しないといけないはず。昔、はてなダイアリー富士通の人の話?があったように思うんだけど、書いた人は確か国立大の情報系卒業みたいな印象だったので、大企業でしかもIT系が強い企業となると配置転換はすなわち、これまでの人生の否定に近いと思う。まったく実績とか考慮していないみたいに見える。結構厳しい時代になったと感はある。

 IT系も10年ぐらいしたら同じような事態になるのだろうか?やっぱり手に職をつけないと、もう配置転換で無理矢理違う部署に行かされてしまうんだね。間接部門とは毛色がまったく違うと思う。営業も同じで、こっちはいかに人に合うか、コミョ力が高いかが勝負を分けるんだけど、ノルマがキツそうではある。叱責され続けて心が病んでしまうのも分かる気がするし、営業にしても、SEにしても、相当キツそうな気がする。せめて異動先に優しい先輩とか上司がいればいいけど、運の世界だしな〜。

 銀行でも同じようになったいくんでしょうね。結局、人件費が最大のお荷物なので、人が勝手に辞めていくようなシステム作りをするのがこれからの上層部のお仕事になりそう。ATMもコンビニATMの発展で、数自体が減るらしいですし、窓口業務も半分機械に任せて、人員削減する未来は何となく見えてくる。可哀想に思うんだけど、これが現実なのかな。

 機械が人間の代わりをするとなると、人件費はいらなくなって、初期投資と維持費だけで済むから安上がりではある。ネットバンクも使いやすくなっているらしいですし、キャッシュレスもどんどん進んで、窓口業務は法人専用になるかもしれない。まあ、銀行からしたら法人を相手にした方が旨みがある。悲しいことだけど、技術発展によって、人間の仕事がどんどん変わっていくというのは、受け入れないといけないね。一番被害を被るのは、割と年を召した人だと思う。いきなり異分野に飛ばされても、頭と身体がついていかないし、僕も経験あるけど、技術系でまったく異分野の仕事は、理解が追いつかないからすごくストレスが溜まってしまう。今までの知識があまり使えない部署に移動となると、正直若いか、相当な信念がないと難しいと思います。

 とは言っても、配置転換が起こるような部署だと、転職でも厳しいはず。数年すれば同じことが他企業でも発生すると思う。AIでコストカットできるならどんどんするはず。企業の利益>>>個人の利益なのが基本だから、「配置転換するけど、合わない人は辞めてください」というのが本音で、「辞めて貰ったら人件費が浮く」がさらに心の奥にある言葉。一種の退職勧告に見えてしまうのが不思議ですね。

 僕が経営者なら妥当な判断だと思うけど、逆に僕が従業だったら最悪の状態だから、本当にたちが悪い。35歳でプログラマーになった人もいるぐらいだし、作家になるという手段もある。現実的なのは職業訓練所に通ってスキルを養うことなんだけど、中々難しい。何を学んでいいのか分からないから。世間はプログラマー養成が急務と言っているけど、ネットフリマで稼ぐために、もの作りをするとか、自分だけのスキルを養う必要があると思う。

 もう、自分でスキルを磨いていかないと生き残れない世の中になってしまうように思う。何でもいいからまずは好きなことを見つけることが大切。お金を貯めて、それを仕事にできるまで昇華されること。専門職ってそれに近いと思うんだけど、そういう特殊能力がないと生きていくのは難しいのかもしれない。昔は手書きだった帳簿も今はエクセルで一瞬で計算できる。スマホのレシートの写真も取り込めるアプリなんかもあって、そういう勢いが、人の仕事を奪っていくんだろうなあ。

【やりがい搾取】やりがいある仕事をするのはいいけど、必要なのは給料なのではないか?

 やりがい搾取という言葉を知った。やりがいという飴を見せつけて、低給料というムチを隠すというもの。人間は余裕がないと、精神的にも身体的にも不調を来すのに、精神主義で社員をコントロールするなんて恐怖そのもの。ブラック企業と呼ばれる企業が得意とするようなやり方だと思う。『やりがい』という言葉はポジティブなイメージだけど、上手いこと使われてしまって、奴隷のような労働を強いられることになるかもしれない。やりがいがあっても、給料が低くては生活ができないし、余裕もないからメンタルもおかしくなってくる。

 やりがい搾取という言葉は、反語みたいに感じるし、ポジティブ+ネガティブでよく分からない。給料が低いけど、やりがいだけで仕事してねって、応募してきた人を舐めているとしか思えないし、最初は低くても、給料アップする仕組みがないと、将来的に生活が苦しくなる一方。企業の利益は分かるけど、それを理由にして、労働者を酷使するのは奴隷的な扱いに思えて心が苦しくなる。ある意味で、起業して成功するには、ある側面として社員を人間扱いするのではなくて、壊れない機械として扱う必要があるのだろうか?そういう考え方は本当に恐怖の一言。

news.careerconnection.jp

 やりがいで生きていけるのって、若い頃だけだと思う。年を取ると身体が言うことをきかなくなるし、貯金があれば別だけど、そうでないなら『やりがい』だけで仕事はできない。そこを狙った、企業は若い人に付け入るんだけど、実際にやりがいだけで仕事をしてきて、40代ぐらいになった時に何も残っていなかったらどうするんだろう?大企業とか外資とかに勤めていて、相当な重労働だったとしても、給料はいいから辞めた時には結構な貯金が残っている場合もある。ストレスで散財する可能性もあるけど、大企業出身という経歴は残る。

 だけど、サービス残業当たり前の業界だとか、低い給料で人間関係最悪だったりした職場だと、年老いた時に残っているものが少ない気がする。もちろん、数年で辞めて、若い時分で再就職すればその経験を活かせるのだけど、40代ぐらいになってから資格もない、貯金もないだと結構苦しいと思う。だから、副業を目指して保険としてお金を稼ぐのも良い手段なんだけど、それすらできないぐらい追いつめられていると、人生詰んでしまうことになりかねない。搾取という言葉は重いから、やりがい搾取と『やりがい』という特定の人が飛びつきそうなキーワードを使って言葉の意味を軽くしているような気さえする。

 そもそも、『やりがい』って自分で見つけるもので、企業が提示するものではないと思う。できる仕事の中で、自分が「あっ、これいいな」と思うことがやりがいの一つの意味であって、やりがいだけを出されてもこちらとしても困ってしまう。お金ではなくて、やりがいを引っ張り出しているあたり、結構なブラック臭がプンプンしている。ケチなのか社員にお金を使いたくないのか、精神論で何とかしてほしいという意見は何とも嫌な気分ではある。

 企業からした、優秀な人材は大企業か有名ベンチャーに行ってしまうので、優秀さよりも隷属制を重視しているのだろう。奴隷にしてしまえば優秀だろうかそうでなかろうが関係なく、搾取しまくれるのだから。本当に怖い世の中になったなあと思ってしまう。バブルの頃にもブラック企業はあったらしいけど、基本的に金払いは良かったらしい。子会社が山のように出来た時代だし、お金が魔法のように増える時代だから給料という意味では、今よりも救われていると思う。それが『やりがい』を重視して、社員を低賃金で働かせるという時代になってしまって、本当に悲しいこと。企業からしたら人件費を減らせるから合理的なんだけど、雇われる側からしたら溜まったもんじゃない。

 やりがいって本当に何なのだろう?結局、金払いの良い企業に行くしか無いのかな?やりがいが無くてもお金があるし、余裕も生まれる。その毎日の中で仕事にやりがいを見いだすこともできるだろうし、逆に反面教師として目標が生まれて、それがやる気になってやりがいを生み出す種になるかもしれない。何にせよ、やりがいだけを重視して仕事をさせるのは行ってはいけない企業に思う。やりたくない仕事でも給料が良かったら仕事はするけど、やりがいだけあって給料が低い仕事では、仕事をする気すら失せてしまう。結局、本質はそこじゃないのかな。

 給料あってこその会社生活。ダブルワーク前提の仕事形態ならいいけど、給料がないとやっぱり人生始まらない。そのためには、資格なり、経験なりを積むしかないと思う。若い時には良いけど、30代後半ぐらいになってくると、資格や特定の経験がないと転職すら難しくなってくる。やりがいで仕事をするのは20代前半とか期限を決めて仕事しないと、ズルズル年を取ってしまって、残るものが無いという最悪な事態にもなる。何でもいいから仕事をして、安定して稼げるようになって、そこから『やりがい』を見つけるのが全うな方法だと僕は思う。