人生のおつまみ

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読書と読書術と東大読書-『読書』・本の読み方って何だろう

読書に関する本を読んで感じたことをまとめておく。読書といっても、人によって意味合いは違ってくると思うけど、自分なりに考えたことを書いていこうと思う。

 

読書について


書店やネットで本を買う時には、あらすじや目次なんかを見て買うのだけど、この本はパッと見で買ってしまった。読書って、勉強と直結しているような感じがあるけど、実際にはどうなんだろうと思って買ってみたわけだ。


読んでみると意外に素直に読むことができた。古典を重視しろ、雑誌みたいなものは読むな的なことが書かれてあったと思うけど、立場によってスタンスは違うと思ってしまう。研究者やビジネスマン(経営者)が手本にする本だと僕は感じた。


僕としては、別に雑誌を読んでもいいと思うし、感じることや勉強になることはいっぱいあると思う。だらーっと気楽に読んでいるとまた違うのだけど、「自分の夢や仕事のために全部頭に入れてやる」的な考えがあれば読書もまったく違ったものになってくる。


読書と言っても、役立つ読書か娯楽の読書かで違いが出てくると思う。難しい専門書を読んでいる方が気楽という人、雑誌を読んでいる方が楽という人もいるだろう。要は人によって考え方は様々で、そこには自分の仕事や夢が密接に絡んでいると思う。


専門的な仕事は多種多様あるけど、それに関する知識は本などでまずは埋めないといけない。資格が必要な仕事もあるから、そこに読書という行為が発生する。一概に雑誌は悪、専門書こそ至高みたいな考えが正しいとも思えないけど、仕事によってはそれが正義ということもあると感じてはいる。

 

読書について 他二篇 (岩波文庫)

 

 

知識を操る超読書術


読書術の中でも、結構参考になる本だと思った。メンタリストのDaiGoさんが書いた本で、読書に関する多くの方法が記載されていてかなり面白かった。一番響いたのは『言語化』ということ。本の内容を頭に叩き込むには、この言語化が必要なように思う。


言語化するには、内容を理解して、自分なりの言葉にしないといけない。かなり頭を使うから、記憶に残りやすい。身近なニュースを人に説明するのに似ている。説明するには、自分で理解した上で言葉にしないといけないから。


本の内容を憶えるには、言葉にするのは一番で、要約とか質問に変換するには良い手段。本だけではなくて、映画、ドラマ、アニメでも通用する技術だと思う。何か見たり、読んだりした後に、自分なりに要約したり、内容について質問するだけでも十分。


映画やドラマ、アニメの内容を割と憶えているのは、イメージによる影響が大きい。活字だけ読んでいても、無味乾燥な知識でちっとも頭に入らない。だから、内容をイメージして、理解して解釈することで、すごく頭の中に入るようになる。


僕はビジネス書や専門書だと、要約とか質問が無意識にしてしまうけど、小説はまた違ったやり方で理解している。映画のように場面をイメージすることで、頭に入り、ストーリーのストックが出来上がっていく。映画を見るように小説を読むとすごく楽しいと思う。

 

知識を操る超読書術

 

知識を操る超読書術

知識を操る超読書術

 

 

東大読書


現役東大生の活きた読書の方法が書かれていました。表紙、目次、背表紙すべてをまずは見て、内容を予想して本を読んでいく。ビジネス書でも専門書でも何にでも応用できる方法と思った。東大というブランドはやっぱりすごいなと。


最初から最後まで読んでしまうのは、国語の授業のような気がするけど、長年染み付いた癖は中々取れないもの。自分なりの読み方を見つけるのは結構難しいけど、こーゆー本を参考にして、本を読み方を実践していけばいいと思う。


専門書とか小説だと、中身をじっくり見ないとよく分からないことが多い。専門知識がなかったり、小説だと人物描写や叙述を理解しないとストーリーが分からなくなる。だから、流し読みは中々実践しにくいから、しっかり読まないと理解できない。


だけど、ビジネス書は基本的に著者が言いたいことをかなり希釈しているので、重要そうな部分はすぐに分かるから、自分が必要そうで大切な部分だけを読んでいけば事足りる。ビジネス書は全部読むよりも、つまみ食い的な読み方が正解な気がする。


とは言え、本の読み方なんて人によって違う。東大というブランドがあるから、本が中々読めない、憶えられないという場合に使ってみてもいいと思う。何気に著者が読んだ本の要約もあるから、読書術と同時に色んな本を読む手助けになる。

 

「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書

 

「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書