人生のおつまみ

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日ハムの契約更改でファンが納得しない『斎藤佑樹選手』-球団の説明不足だが、斎藤選手に期待することとは?

 斎藤佑樹選手は甲子園でも活躍した選手ですが、プロ野球に入ってからというもの、成績はパッとしません。入団前と後に語っていた野球を出来ていない状況であり、期待を裏切っている状況とも言えます。とはいえ、本人は頑張っているはずなので、来年にも期待したいですが、同じことを何年も思っているので、いつ達成するのか分かりません。本当に期待しているのですが、どうなのでしょうね?ヤンキースの田中選手とは天と地ほどの差がついてしまっている状況なのですが、斎藤選手がいつ覚醒するのか?期待と不安しかないですが、ファンは頑張って応援するしかないですね。

[参考]:なぜ?やっぱり?日ハム斎藤佑樹の減俸更改にネット炎上…球団の説明不足に疑問…競争原理なきチームにはハレーションも(THE PAGE) - Yahoo!ニュース

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  • その去就に注目が集まっていた日ハムの斎藤佑樹(32)が9日に契約を更改、11年目のシーズンを迎えることが決まった。早実時代にハンカチ王子と騒がれて甲子園を制覇、早大を経て2010年のドラフトでは日ハム、ソフトバンク、ロッテ、ヤクルトの4球団に1位指名され、ルーキーイヤーには6勝6敗の成績を残し、2年目の2012年には開幕投手に抜擢されたが、その後、低迷が続き、ここ3年間で1勝もしていない。
  • 予想通りというべきか。SNSやネットは大炎上した。「斎藤より結果を残し年齢的にも若い選手が戦力外通告を受けているのに納得いかない」「ここまで来たらもう疑問」「何回目の背水?」「評価は公平にすべき」「責めるべきは球団」などなど。ファンの感情としてはもっともだろう。
  • ただ選手への評価(査定)は単純に戦力と期待値だけではない。人気という付加価値、あるいは、ムードメーカーとしての付加価値、野球へ取り組む姿勢への付加価値、それは将来の指導者候補としての付加価値でもあるかもしれないが、経営判断には、あらゆる付加価値がプラスされる。

なぜ斎藤佑樹選手は期待されるのか?

甲子園のハンカチ王子だったから

 甲子園ではハンカチ王子と呼ばれていました。甲子園を大いに沸かせて、田中投手との対戦は日本中で話題になったと思います。今観戦できるとしても面白い試合ですし、再試合まで行って、最後の打者が田中選手というのは当時は運命を感じました。まさかそれがここまでの差になってしまうとは。その残り香というか、想いが斎藤選手にのしかかっているように思いますが、それはプロ野球選手として答えないといけない。プロ野球選手とはファンに夢を与える人達なので、しっかりと練習して試行錯誤して努力しないといけない。

 ただ、斎藤投手は大学時代に故障してから投げ方が変わってしまったように思います。ダイナミックなフォームではなくなってしまって、三振を取れないストレートと変化球という選択しかなくなってしまっています。怪我一つでプロの運命は変わってしまうので、仕方がないです。怪我をしてしまうとどんなに良い選手でも活躍することができなくなります。かつて投げられた球が投げれなくなってしまう。それがプロの厳しさですが、彼らが選んだ道なのでそれで頑張るしかない。どんなに応援しても彼らが頑張るしかない。

ヤンキースの田中選手と比較してしまうから

 ヤンキースの田中選手とは比べようもないほどの差がついてしまいました。かたやヤンキースのローテ投手、かたや日ハムの一軍ギリギリの投手。問題はかつて二人は同じ舞台で戦い、涙し、汗を流しました。それが今では同じ舞台にすら立てない状況であり、悲しいかなこれがプロの世界かというものをマザマザを見せつけてくれます。ファンからしたら二人の対戦を見たいでしょうが、そのためには斎藤選手が頑張ってメジャーに行くか、田中選手が日本に戻ってくるまで現役を続けないといけない。

 日ハムは選手のしての価値よりも、甲子園での実績、早稲田大学での学歴、人脈などを総合的に含めて考えているからこそ、選手としての付加価値を総合的に考えているからこそ契約しているはずです。将来の指導者として、首脳陣として考えている球団からしたら、斎藤選手の能力よりも実績よりも、人気と経歴が重要ということでしょう。実力的に言えば、戦力外選手となってもおかしくないですし、実力主義プロ野球の世界からすると矛盾しているように感じます。そーゆー事実があるからこそ、ファンは怒ったりします。実力主義ではないのか!みたいな感じで。まあ、コネと人脈はどの世界でも重要視されるので、それほどのものを持っているということなのでしょう。

いつか覚醒するという魔法がかかっているから

 甲子園で活躍したという事実あるからこそ、プロ野球選手で活躍するという夢を生み出します。甲子園で優勝したという実績はプロ野球の世界で活躍するだろうという期待を生み出します。それが脳裏に残っているからこそ、斎藤選手はいつまでも期待されたままであります。それが悲しくも、辛いことですが、斎藤選手自身が頑張ることでしか証明するしかない。プロ野球ファンだと、一選手にどうしようもないロマンを感じてしまうものですから、特に日ハムファンは入団当初から期待していたレベルが高いはず。

 甲子園で戦った田中投手があれほどの選手になったということは、斎藤選手も同じぐらいの選手として覚醒する可能性があるということ。ただ、大学時代に怪我をしたという事実があって、田中選手は同じ程度の怪我をしてないので、同じレベルとなるかと言えば可能性は低いとは思ってしまいます。また、年齢として30歳になってしまっているので、驚異的な覚醒は期待しにくいです。30代後半で覚醒した打者もいますが、若い頃にタイトルを獲得していたり、それに準ずる成績を残しているので、斎藤選手が一気に覚醒する可能性は低いと考えます。20代で覚醒しそうな感じはあったのですが、もしかしたら中継ぎとしてなら……と思ってしまいます。

今日のまとめ

 斎藤選手よりも若い選手で戦力外になっているという事実はファンには納得いくものではありません。とはいえ、実力だけではなく、人脈や学歴、甲子園での実績が総合的に加味されているからこそ、今でもプロ野球選手の世界に留まることができています。頭はいいと思いますし、球団は首脳陣の一人として残りたいという想いがあるのかもしれません。もう30代。名選手でも30代以降は若い頃に培った技術と体力が必要で、それらを上手く利用して成績を残してきました。斎藤投手は開幕投手にも選ばれましたけど、成績的にはタイトルを取れるほどではないです。なので、中継ぎなど一点集中で技術を磨くしかないかなと。正直、復活して、また田中投手と投げ合う姿が見たいです。

ユウキ語録―斎藤佑樹に勇気をもらう66の言葉

 

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