人生のおつまみ

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地元名古屋で愛される『コメダ食堂』-スタバとは違う愛され方とは?

 コメダ食堂についてニュースを読む機会があった。経済ニュースだが、コメダの戦略は店舗のオーナーの独立主義を貫いているそうで、スタバやマックなどのフランチャイズとはひと味違うなと感じた。何でもそうだけど、差別化するまでが難しいけど、一度差別化できれば、独自路線を突き進むことができる。

コメダの店舗数はスタバと比べてどうか?

現在、コメダの国内店舗数は795店、海外を加えて800店だ(2018年4月末現在)。これは首位「スターバックスコーヒー」の1342店(2018年3月末現在)、2位「ドトールコーヒーショップ」の1124店(2018年3月末現在)に続く国内3位。

コメダ珈琲、スタバとはまるで違う愛され方 | 外食 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

 コメダの店舗数は意外に多い。スタバとドトールの2強かと思いきや、コメダの店舗数が多い。割とゆっくりできる店舗が多く、座席もゆったりして長く過ごせるのが魅力の一つだ。カフェというよりもファミレスの印象が強く、ファミリー向けのメニューもある。というより、サンドイッチの量・大きさを見るに、大食いできる人でないと一人で食べるのは難しい。そんなコメダは、コロナ禍で繁盛しているそうで、理由は色々あると思うけど、『コロナでストレスが溜まった時にゆっくりできる空間を提供しているのが魅力の一つ』だろう。

コメダは一人よりも家族で来るのが丁度いいか?

コメダのよさは、変にカッコつけないところ。仕事やプライベートで改まった話をする場合はともかく、地元の友人などと一緒のときは普段着感覚で使える」

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 コメダは、仕事でかたい話をするよりも、友達と一緒にだべるのはいいかなあと思った。何回か行ったけど、来ている人は常連らしい人が多くて、しかも家族で来ている人達が多かった。その周辺の地元の人達が多いなあと感じたし、食事の量も丁度良いを遥かに越えた量なので、長い時間入れるし、素敵な空間を醸し出している。スタバやドトールなのはオシャレで仕事やプライベートで使い、さらに少人数で使うのに特化しているように思う。カウンターもたくさんあるから、仕事か勉強かお話で自分の時間を使ってください的な印象を思ってしまう。

コメダのメニューは量が非常に多いか?

茶店の「モーニングサービス」に象徴されるように、もともと名古屋の人は “オマケ”好き。コーヒー代で店内の新聞や雑誌が読めるのもオマケで、分量が多いのもオマケなのだ。

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 コメダで初めてハンバーガーを食べた時の衝撃は忘れられない。ハムカツバーガーだったが、かなり大きかった。そもそも。隣でサンドイッチを食べていた人を見た時から想定はしていたが、まさがあれほどとは……。ある意味で、写真詐欺みたいな所があって、明らかに写真からイメージできる大きさよりも巨大だ。ネットでも話題になっていたが、正直ビックリするぐらい大きいので初めて食べる時には衝撃を受けるだろう。あのメニューの大きさがコメダの最大の魅力なのだ。名古屋で喫茶店では、トーストに小豆に卵にとかなりメニューの品が多い。おまけ好きなのかは分からないが、おまけの多さには感嘆してしまうほどだ。

コメダでゆっくり時間を過ごしたいか?

  • コーヒー代が1杯400円台であっても、フルサービス(店員が注文を取りに来て、飲食も運んでくれる業態)の喫茶店で、落ち着けるソファに座り、ゆっくり過ごしたい客層に支持されてきた。
  • コメダがことさらスタバを意識した経緯は見られないが、独自路線で、スタバとは真逆の道を歩んだ結果、「昔ながらの喫茶店」として各地方でも受け入れられていったのだ。

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 まあ、コメダはソファがあったりして、ゆっくり時間を過ごしたい客に受けると思う。コーヒーもほんのり甘くて飲みやすい。家族向けにターゲッティングしていて、客層をよく把握しているなあと実感する。コロナ禍においては、ステイホームが叫ばれて、家にいる時間が多かったからこそ、逆に外の世界で家族で過ごしたい人が多いはずだ。コロナ前からLINEを使った受け付けをしていて、何気にハイテクではある。コロナ禍では、ソーシャルディスタンスが要求されるから、店員との距離感が大切になってくる。そーゆー細かい配慮があるからこそ、人気なのかなあと実感してくるのだ。コメダは名古屋発祥とはいえ、今は全国に展開している。テレビでもネットでも取り上げられることがあり、コメダは他のカフェ・喫茶店とは違うという部分が注目されている。量が多いのは一つの要素で、店員のサービスや珈琲の味わい方などスタバとは違う点が多くある。独自路線で、クールなカフェではなくて、昔ながらの喫茶店として成長してきたからこその今があるわけである。ビジネスでは差別化が非常に大事と叫ばれているが、コメダはスタバとはまったく違った要素があり、客層も違っている。オーナーの力も強く、店舗によって独自性が高いのも魅力の一つだ。

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