読書感想文について思うこと 夏休みも近いですし
昔から思うのですが、読書する人=偉い人・頭のいい人って考えが浸透しているように思います。
言葉の意味、語彙、文章の作り方も本を見ることで養われると言われますが本当かなあと。
文章ならブログの記事やニュースを聞いているだけでも憶えると思いますし、語彙なども同じ。
何か、日本って本を読むことに強制的な何かを感じます。
ただ、読書することは悪いことじゃないです。
話に感動したり、怒ったり、涙したりと感情を揺さぶってくれるので、人として少しは成長した気がしますから。
人の想いも様々で、小説一つとっても、感動している人もいれば、怒る人もいる。読書って人によって捉え方が違うからこそ面白いなと。
私は中学生の頃は、某有名映画の小説を読んで、それを読書感想文にしました。
スターウォーズの出演俳優が主役の映画なんですが、私は映画に興味がなかったので、小説で初めてそれを知りました。
面白かったという記憶がありますが、感想文としては、ありきたりでストーリーをずっと書いているだけでした。
確か花丸を貰ったように思います。先生に『もっと自分の意見を書きましょう』と書かれました。
日本の読書感想文って、学生から見たら面倒臭いの一言。
これって教育の問題じゃないかなあと。
日本は、秩序のある文章を訓練をほとんどしません。著者の考えていること、つまり心情理解が何よりも優先されます。論理的な文章の書き方を教えずに、いきなり読書感想文を書けと言われても、自分の感情を表現できる方法を学んでこないのですから書けなくて当たり前。
結論→理由という順番で書くとか、起承転結で書くとか、そういう秩序だてて書く練習をもっとさせてあげればなあと。
読書って出会いなんですよね。
私の場合は、あるノベルゲームがきっかけで本を読み始めました。ゲームをやった後に、背景・伏線・設定に感動して、もっと感動できる本はないかなあと、本屋を巡ったのが本を読むきっかけ。
すべてはきっかけなんです。それは専門書でもいいですし、漫画でもいい。何か自分が面白いなあと思うことから始めないと読書は続きませんよね。
学生にとって、読書感想文は確かにしんどい。
好きでもないものを、書き方がわからないものを、いきなり書けと言われてもしんどいです。
それに、日本に住んでいる限り、特に学生の時は、自分の意見で何かが変わることはすごく少ないです。
しかし、これからの時代は自分の意見が大事になってくるはず。
学生のうちに、読書感想文という課題で、意見の言い方を練習できれば良いなと。