人生のおつまみ

好きなことを基本的にはコラム形式で書いています。スポーツ、アニメ、書籍、産業をネタにしています。

スイーツ売ってるセブンイレブンと宮城の印象が強いずんだ餅

ずんだ餅セブンイレブンで売っている。しばらく前から買っていたが、いまだに売っている所を見ると割と好評のようだ。不人気商品は1ヶ月もしない内に無くなるので、ずんだ餅が好きな僕としては、かなり嬉しい。ずんだ餅と言えば、『宮城県仙台市』の印象が強い。仙台に行った時に飲んだずんだシェイクは非常に美味であったし、今では関西でも売られているそうだ。東北出身の方だと、宮城以外でも有名ですと言われると思うけど、やはり思い出補正は強い。とはいえ、美味しさに変わりない。東北楽天イーグルスのファンであるのだが、応援に幾度にずんだ関係の食べ物を食べていると思う。それがセブンイレブンで買える喜び。セブンイレブンのスイーツはレベルが高く、しかしその中でもずんだ餅のレベルはトップクラスに属する。始めて食べた時には、「あまり美味しくない」と感じていたのが、今では専門店で購入することもあるほどに好きになった。セブンイレブンはスイーツに力を入れているが、このずんだ餅は別格である。ずんだと団子の相性がバッチリであり、休日の昼から夕方あたりに食べるとリラックスできる。ネットで調べてみると、東北で売っていないとのことだが、本場に味には負けるということなのかもしれない。ただ、美味しさは本物なので、一度食べて見るといいと思う。

rocketnews24.com

読みたい本と読みたくても読めない状況

本が好きな人は読書が好きだ。でも、昨今は出版不況らしい。ある調査によると、半分近くの人が、1ヶ月にまったく本を読まなくなったらしい。僕は本が好きだが、結局の所、何に支出を使うかによると感じる。お金は有限。しかも今は経済状況が豊かな人は多くはないだろう。生活はできても、本にまでお金を使う余裕はない。気持ちもイメージできるし、実際にそういう状況だったこともあった。読みたい本が読めない状況というのは苦しいものだ。図書館があるじゃん!と言われるが、読みたい本が借りられてたり、期間限定の貸し出し期間なので、読める時間が無かったりする。案外、いつまでも本が読めるという余裕が必要なのだ。読みたいな〜と思った時に読める環境。今はそれすらも贅沢品になっているということか。本屋に行っても、読みたい本を見つけれる可能性は高くはない。ハッキリ言うと、『気軽に買ってみた本が人生を左右すること』はある。だから、本を気軽に購入できない環境はおかしいように思う。とはいえ、本とスイーツ、本と服、本と食事などと比較すると、どれも後者の方が魅力的に思えてしまう。大体の本に関しては、即効性がなく、読んでじっくり味わって噛み締めるものだから、本の購買力が低下するというのは何となく分かる。

jbpress.ismedia.jp

仕事や日常に効果のある『読書』-考えを伝えるコミュニケーション時に役立つ

 

読書が何の役に立つかという疑問もあるが、仕事や日常にも影響は出てくる。特に人に考えを伝える時の言葉を知る意味で重要である。

仕事に関連した読書

仕事に関連する知識を得るために読書をする必要はある。仕事関連に知識を増やすことで、資格を取得できたり、仕事の能率が上がったりする。仕事は人生の中でかなりのウエイトを占めるので、仕事に関係した本を読む事は非常に大事となる。実生活にかなり密着しているので、読書量は自然と増えることになる。

読むだけでストレス発散となる

 読書はストレス発散になるので、心が疲れている時にすると、気持ち良くなります。感動したい!という気持ちがある場合に、恋愛小説や青春小説を読むと、心がスッーっとクリアになっていきます。

読書するとストレス発散となる。読んで色んな考えているから、頭を使い、読書したい気持ちも増えていくことになる。自分がある程度知っている分野なら知識が増えていくのでまた読みたくなっていく。小説だとストーリーやキャラに対して感情が動く。擬似的追体験ができるので人生を読んで気分になって、感情が昂るからストレスも発散される。

語彙という名のコミュニケーション

読書をすると語彙力は自然とついていく。人と会話する時には、何かを説明する時に語彙はどうしても必要になる。特に仕事では、お客さんに客観的に物事を説明する必要も出てくるので、『考えを伝える』ことは非常に大事になってくる。読書をしていると、言葉の選び方、センスが養われて、臨機応変に言葉を使うことができるようになってくる。円滑なコミュニケーションのためには言葉が必要であり、それを得るために読書は必要となってくる。

速読法としての『まえがき・あとがき』-手軽に情報を取得する方法

本を読む時には、速読法というべき速く本を読むための方法がある。自分の読みたい本を探す時や手軽に情報を取得する時に役に立つ。

『まえがき・あとがき』から読むという方法

実用書などで紹介されることもあるが、『まえがき・あとがき』から読むという方法は確かにある。基本的に、読みやすい本だと、それらに著者の言いたいことが50%以上は書かれているので、実践的ではある。速読の一つの手法として、読書術などで有名かもしれないが、本の内容を把握する手段としては中々に効率的な方法と言える。 

『目次から読む』という反則法

まえがきをもっと具体的な文章・箇条書きにしたのが目次である。言いたいことが端的に箇条書きにしてあるので非常に見やすい。ビジネス書や新書などで使うと本の内容を理解しやすくする。端的に言えば、目次だけで本の内容はほぼ理解できるようになっている。とはいえ、全部知っているなら買う必要はないわけで、2割ぐらい知らない内容が書かれているのが読みやすい本と言える。

『流し読み』の効率的なメリット

まえがき、目次を読んだ後に文章を読むわけだが、そこでまずは流し読みするといい。自分の分かる部分を把握するために、まずは流して読むこと。そこから深く理解したい文章を見つけていく。流し読みでは大まかなことしか理解できないが、自分が知りたい情報を取捨選択できるのでメリットがある読み方と言える。小説で使う時には、流し読みが結構便利。読みやすい作品が多いので、サラッと読むだけでストーリーが頭に入ってくる。まだ読んだことがない著者の作品を読む時に便利である。

 

本屋で読む本を見つけるための方法-読む本の目的とスキミングが必要になる

本屋に行ってから本を探すのでは無駄な本を買う場合がある。そんな時には、読む本を事前に考えておき、目的を持って本を見ると読むべき本が見つかっていく。

読む前に何を知りたいのか考えておく

読書する時に、読みたい本を見つけるのは大変である。小説などは、読みたい本がある程度明確な場合が多い。ラノベか、ミステリか、恋愛小説かと種類は多いが、読みたい傾向は決まっている場合が多い。ただ、ビジネス書や専門書となると、目的がないとただのお金の無駄遣いになってしまう。事前に何を読んで、何の知識を得たいのかを決めておくと、本を選ぶ判断に迷いがなくなる。したがって、本は事前にボンヤリでもいいから、目的意識を持っておくことが大切となる。仕事、学校だけでなくて、家事、趣味など人生色んな要素がある。本を選ぶ時には、その中から一つでいいから目的を作っておくことが大事。

本の表紙・目次・まえがきを見る

選ぶ本がぼんやり決まった、本の表紙を見る。ビジネス書の場合は、かなりの情報が盛り込まれている。『東大読書』でも書かれていたが、表紙を見るだけでかなりの判断が出来るようになる。さらに情報を知りたい場合は、目次を見た方がいい。本の構造がハッキリと書かれているので、何が書かれているのかが分かりやすくまとまっている。知りたい内容を深く知りたい場合は目次を見るべきである。ビジネス書、実用書の場合、目次だけで5割ほどの内容は分かるので非常に効率的に情報を得る事ができる。最後にまえがきを見ることで買うかを決める。著者のメッセージがまとめられていて、知りたい内容が大まかに分かるようになっているからだ。表紙・目次・まえがきの順番で読んでいくと読みたい本を見つけることができる。

全ページ読むと集中力がなくなる

本をすべて読むと非常に疲れる。専門書として1冊を読み切るならいいのだが、たくさん本を読むとなると集中力がなくなっていく。昔の教育の刷り込みなのか、「本は全部読むもの」みたいな意識がありますが、大人になると邪魔になる。1冊ならゆっくり丁寧に読んでも時間はありますが、仕事に関係する本となると、一々全部読んでいたら時間がない。全部を読むのではなくて、必要な箇所だけスキミング(拾い読み)していくことが読書で大事になっていく。集中力も限りがあるので、必要な部分だけ読むようにしたい。その意味で、目的を持って本を選択することや、表紙・目次・まえがきを見ることが大切になってくる。必要な本をあらかじめ決めておいて、そこからさらに深く読むことで内容を把握する。読む本を探すには、まずは目的を作ることが大切になる。

読書の速読とは何だろうか-お金を使って速読トレーニングをする意味

速読は速く本を読む技術です。たくさん本を読むことが目的なのですが、速く読んでも内容を理解・記憶していないと意味がありません。今回は「速読」の話。

ひたすら速く読む事は大事な速読

いかに速く読むのが大事というのは速読です。速く読む事が目的になってしまっているとも言えます。僕も昔に速読の練習をしましたが、速く読めるようになったものの、頭にあまり残らないという残念な結果になりました。本来はしっかりと内容を理解して、日常に活かしたり、自分の世界観を広げるのが読書なのですが、理解が追いついていないので、あまり本を読んだ実感がありませんでした。速読を練習する時には、そういうことも分かった上で実践しないと折角読んだ読書が無駄になってしまいます。

使える速読とは何だろうか?ー反復が大事か

使える速読とは、「内容が分かった上でできる限り速く読む」ということかなと思います。要するに、内容が分かる程度に速く読んで、さらに内容も理解するというもの。それには、何よりも反復が大事になってきます。本の内容が分からない要因としては、『言葉が分からない』と『文脈が分からない』がありますが、そもそも基礎知識が不足していると読めるももの読めなくなります。なので、まずは何度も読んで、分からない部分は飛ばして理解できるものを増やしていくこと。それが速読の一番の早道です。

速読トレーニングをしてスキルを身につけるか

速読のトレーニングがあります。お金を払う学校みたいな形式もありますし、教材もある場合も。別に何にお金を使ってもいいですが、目的がないと無駄に終わると思います。僕も経験がありますが、何かのセミナーにお金を払って出ても、目的が明確でないと記憶に残らないですし、人生に活かすことができない。速読トレーニングも同じで、効果はあると思います眼球を動かしたり、視野拡大も読書だけではなくて、日常的に目に入るものが多くなります。それは読書と共に大事であって、普段気づかないことにも思考を向けることができるようになります。そういう積み重ねが大事です。

自分が使う『言葉』-使い方で自分の性格も変化し、誤解をも生む原因になる

言葉について読んだ本から理解できたことがあった。今回はこれらについてまとめる。

図解 モチベーション大百科

図解 モチベーション大百科

 

自分を決める言葉 使い方で態度・性格が変わる。

使う言葉で自分は決まる。40歳になるそれまでの経験が顔に出てくると言うが、使っている言葉でも同じで言葉の種類で自分の態度、性格が変わる。

人は使った言葉に、ふさわしい人物を体現する。

イライラしている時には感情的な言葉が出やすいが、感情が制御できないから汚い言葉を使ってしまうわけで、しんどくてもできる限りその場に相応しい言葉を使った方がいいように思う。自分の性格は言葉で変わってくるというのは、社会人になると分かってくる。学生時代の言葉遣いと社会人になって経験を積んだ後の言葉遣いにはやはり差がある。言葉でも自分を作ってしまう。

いい加減に使う言葉 誤解を生む原因に

仕事で言うと、言葉をいい加減に使ったりすると、後で滅茶苦茶大変な事態になる。いい加減に使ってしまうと、誤解を生みそれが自分へのデメリットになってくる。

言葉をいい加減に扱ったり、気の抜けた態度を取るべきではない。

しっかりとした言葉で伝えることは、ホウレンソウの基本と言える。適当な言葉は自分を苦しめることになる。言葉は主観的な要素があり、同じ言葉でも人によって意味合いが異なることもある。経験から一つの言葉を認識することもあり、それが誤解の元になってくる。気の抜けた言葉はある意味で、リラックスするために必要だが、いい加減な言葉は誤解を生んでしまうので、人に何かを伝える時にはしっかりとはっきりした言葉を言いたいものだ。

朝見る言葉 仕事に強く影響を与える

朝に良い言葉を見るのはいいと思う。朝から汚い言葉を聞いたり見たりすると萎えてしまうし、それが仕事に悪影響を与えることもある。

特に朝起きて一番最初に見る文字は、一日の感情に強く影響を与えると言います。

朝には気持ちいい言葉を聞いたり見たりしたい。文字は簡単なものでもいいはずで、好きな四文字熟語なんかもいいと思う。朝って一日の始まりで気持ちいい態度で望みたい。人が好きな言葉は千差万別、十人十色なので、好きな言葉を見て、会社なり学校なりへ行きたいものである。コーヒーを飲んでリラックスしてもいいが、いいニュースや言葉を見るなどして、テンションを高く保ちたいものだ。

記憶に定着させる『読書』-長期記憶として脳にインプットさせるには時間を決めて速読し、休憩を挟むことが大事

記憶って不思議。脳にインプットしたはいいけど、短期でスルリと抜けていってしまう。何度も反復が大事と思うのだけど、それが泥臭くて難しい。定着させたいが、基本は反復で、記憶能力が高くないと何度もくり返すしかない。勉強でも仕事でもくり返すと頭でも身体でも実践できるので、すごく便利。技術も泥臭いことは大切なんだが、人生でも無駄なようで泥臭いことが、大きな岐路になったりする。

死ぬほど読めて忘れない高速読書

死ぬほど読めて忘れない高速読書

  • 作者:上岡正明
  • 出版社/メーカー: アスコム
  • 発売日: 2019/08/24
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

長期記憶 定着させるには何度も反復させることが必要

脳にインプットされた内容は、長期記憶として脳に定着させることができるのです。

長期記憶はいつでも取り出せる記憶だとイメージする。記憶は曖昧なもので、長期間憶えていても、適度にアップデートしないとあやふやになってしまう。どうでもいい記憶がハッキリと憶えて、仕事に使う知識は曖昧模糊になる場合もあり、記憶って非常に不思議ではある。長期記憶として定着させるには、何度も反復することが必要という、泥臭いことだったりする。

3回読む手法 時間を決めて反復することが条件

1冊を30分で3回読む方法です。

昔、1時間で2回読む方法にトライしたことがある。速読の本を参考にしたやり方だが、案外憶える事柄も多かった。ただ、役に立たないどうでもいい無駄知識の記憶が鮮明になり、仕事に必要な記憶は曖昧だったりするのが辛いところだ。僕が思うのは、時間を決めてしっかり反復を行うことが記憶定着の条件だったりする。

休憩が必要という脳科学 勉強の後は休憩することが大事

脳科学の分野では、たとえば勉強する際、一気におこなうよりも、休憩をはさみながらおこなったほうが、記憶として脳に強く焼きつく効果が高いことが証明されています。

休憩って本当に大事。ひらめきは休憩や睡眠などリラックスしている時に起こると言われている。その際には、記憶は整理させて、結びつくことで、ひらめきが起こると僕は思っている。一気に勉強することも大事だが、休むことも必要。高校の時の定期試験で寝た方が得点が良かったことがあったが、休憩の大事さはそこにあるのだろう。

雇用が失われる可能性があるドイツの『EVシフト』-2030年までに41万人とは日本も影響あるのでは

EVシフトで雇用が減少するというのは聞いたことがある。日本でも2030年以降、ガソリン車の生産がほぼなくなり、EVにシフトする可能性が高い。今回はこれ関連のニュースをまとめめてみた。

headlines.yahoo.co.jp

ドイルのEV移行 日本でも同じことが

EVへの移行で、雇用が失われる。ヨーロッパと同じことが日本で起こる可能性は十分にある。

電気自動車(EV)への移行に伴い、2030年までにドイツで41万人の雇用が失われる可能性がある。

ガソリン車とは構造が違うので、EVに必要ない部品は出てくる。雇用の観点からは、いらない部品を作る必要がなくなるので、人件費をカットするということなのだろう。その人員を他の部署に転用という考えも浮かぶが、雇用が流動的ならEVに詳しい技術者を雇った方が早く、さらに技術の発展でロボットが代用するのかもしれない。いずれにせよ、2030年まで10年を切っている。

エンジン製造 自動化による雇用水準の低下

エンジン製造に関連した職が失われる。現在の雇用水準を維持するのは自動化もあり難しい。

エンジンとトランスミッションの製造関連だけで、およそ8万8000人分の職が失われかねないという。

エンジンは自動車の心臓部だが、EVにすると必要なくなる、簡単に言えば充電池みたいなもので、ガソリンではなく電気で走る。エンジンに関連した部品を製造している部署はなくなり、EVを作るための製造部門が立ち上がる。自動車業界では、自動化がかなり進んでいるようで、これから先工場で働く人は少なくなる可能性が高い。現在では、人員を増強させる部署もあるかもしれないが、10年後ではロボットやAIの技術も発展しているので、現在の雇用形態を維持するのは難しいと思う。

自動車の自動化生産 雇用水準と転職の問題

自動車生産の自動化。雇用水準は下がるが、転職できるかが問題。代替雇用といっても、環境がなければ難しい。

NPMのカガーマン会長の話として、自動車生産は今後一段とオートメーションが進み、現行の雇用水準は維持できなくなると報じた。

日本でも同じことが起こると思う。自動化はどんどん進み、EVの部品点数はガソリン車よりも少ない。さらにメンテナンスの回数も減少するとのことなので、雇用水準は維持できなくなるのは予想がつく。エンジンの部品工場などは航空機の部品工場にしていくというニュースがあったが、技術者や作業者が異なる業界に転職できる環境があればいいが、自動車ほど量産される製品はあまり無い上に、経験を活かせそうな分野も少ない。そうなると、本当に上流の技術者のみ残して、後はほとんど自動化という未来が20年後先にあるのかもしれない。

レーシングカー部品を作る『3Dプリンタ』-トポロジー最適化からの複雑形状が加工可能か

3Dプリンタに興味があったが、中々に興味深かった。3Dプリンタの現状についてまとめてみた。

headlines.yahoo.co.jp

トポロジー最適化 コスト面の兼ね合い重要

トポロジー最適化」を使った設計。コスト面の兼ね合いがあり、採用する事業所の資金が重要。

タマチ工業(東京都品川区)は、2016年に独SLMソリューションズ製の金属積層造形機「SLM500HL」を西富士工場(静岡県富士宮市)に導入した。「トポロジー最適化」設計により、高強度で軽量な部品の造形を可能にする。

トポロジー最適化」はどこまで進んでいるのだろうか。設計する時に、実現が難しい形状が出てくるらしく、そこから作業者の経験を使って修正していくことがよくある。ある意味で、自動的に最適な形状にしてくれるのは嬉しいと思う。ただ、コストとの兼ね合いもあって、資金が潤沢な事業所なら実現しやすいが、逆だと難しいと感じる。

従来の素材 今度は3Dプリンタ

従来のアルミやカーボンは軽くて強いのが特徴。加工機の普及として、3Dプリンタはありだ。

従来のアルミニウム材やカーボン材は軍需、航空機からレーシングカーという流れで普及したが金属3Dプリンターも同様だろう。鋳造にはできない複雑形状を製作でき、軽量化需要にも応えたい

アルミやカーボン材は軽くて、強度もあるから普及したと言われる。確かに鉄やステンレスよりは強度は落ちる場合もあると思うが、流体力学的に合理的な流線型にするためと質量、熱の観点から好まれたのだろう。材料とは違うが、加工機として3Dプリンタはこれから活躍すると思う。鋳造だと、かなり複雑な形状にしようとすると人的・材料的なコストが膨大になるので、3Dプリンタの登場はいいと感じる。

レーシングカーの実績 実測データが重要

学生のレーシングカーで実績あり。世界的なレースに出ている企業に採用されるには、これから数多くの設計とそれに関する実績が必要となる。

実際、車体に部品を搭載した例としては早稲田大学の学生フォーミュラーのレーシングカー。コンピューターで理論的に最適な形状を導き出すトポロジー最適化設計によりサスペンション部品を製作し、レースで完走を果たした。

実際に使用されているのなら、実験データを取れるし、完走したとなると、強度的にも問題は少ないように思う。レーシングカーは家庭用自動車よりも、メンテナンスする頻度が高いので、走行距離を少なく想定して設計することができる。とはいえ、解析もして、実験・解析双方向から検証して、実際に組み込む必要がある。まだ、軍需、航空機からレーシングカーに使うには、実測データ、それに構造設計、強度設計が必要に感じるが、確実に実績を出せば、それらを製作する企業に売れるのではないか。