人生のおつまみ

好きなことを基本的にはコラム形式で書いています。スポーツ、アニメ、書籍、産業をネタにしています。

ブログで誰が読んでも分かりやすい文章を書くのは無理

文章術の本やサイトで、分かりやすい文章を書きましょう的な文言が書かれてある。確かに分かりやすい文章は大事なんだけど、何が分かりやすいかは人によって違うから、中々実践して書くのは難しい。知識量にもよるし、書き方や改行の使い方にもよる。分かりやすさというのは大事だけど、それに囚われていると前に進むことができなくなる。

 

自分書いた文章を見直してみてもそれは分からないことが多い。卒業論文や仕事の報告書なども、『自分は分かっているけど、人が見たら全然分からない』という文章は非常に多い。ケアレスミスならまだ良い方で、日本語の意味が分からない、論理の飛躍がある、物事への定義が間違っているなど、様々な要因で書いた文章が人に伝わらないことは多々ある。それは経験によって形づくられていくのだけど、そこまで行くのは中々にしんどい。

 

本などを読んでいると、専門書などの難しい本を見ているとさっぱり分からないことがある。だけど、ある程度知識や考え方が付いてくると、一気に簡易化して逆にここは解釈がおかしくないか?みたいに思ってしまうこともある。要するに、分かりやすい文章というのは、知識が乏しい状態でも読める文章なんだと思う。

  • 分かりにくい文章=知識がないと読めない
  • 分かりやすい文章=前提知識がなくても読める

それも一長一短あるけど、いざ自分が文章を書くとなると、どっち寄りになればいいか迷ってしまう。

 

20歳の自分に受けさせたい文章講義 (星海社新書)

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ブログなどに書く場合は、分かりやすい方が読んでもらえるとは思う。不特定多数の人達が訪問するわけで、そこで難しい話をしても中々読んでもらえない。自分に仕事についてマニアックになればなるほど、一部のファンは獲得できるけど、多くの人達に読んでもらうというのは難しくなる。とはいえ、言いたいことを書きたい気持ちもあるので、自分の得意・好きな分野について書くといいだろう。得意分野は分かりやすく書きやすいので、比較的読者を獲得しやすいように思う。

 

実際に分かりやすい文章を書いても、それは他人が読んだら難解な文章の場合もある。何が簡単で何が難しいかというのは、知識量、経験などによって変わってくる。自分が文章を書く時には、自分なりに書いてみて、それを推敲することで分かりやすい文章になるかならないかが決まる。最初は、自分なりに書いてみて、反応の良かった記事を参考にしながら文章を書いていくと慣れてきて、読みやすい文章が出来やすいと思う。