人生のおつまみ

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コロナの緊急事態宣言解除後の通勤。満員電車の出勤について5コ言及してみた

○緊急事態宣言が解除されてから日常が戻りつつある。東京はいまだに感染者数が10人を超えているが、GW中に比べればかなり減っている状況である。ほとんどの地域では感染者数は減っている。ただ、東京の例を見ると、出勤につかう電車で3密の危険性が高い満員電車が気になる所ではある。

ということで、緊急事態宣言解除後の出社・通勤はどうだろうか?ということをを言及してみる。これを考えた時に読んでいたブログを紹介してから自分の考えを書いていこうと思う。

retirement-thinking.hatenablog.com

①緊急事態宣言解除後の満員電車の出勤

通常出勤が始めた企業は多いと思う。電車に乗っていると満員になっているのが驚きだ。ネットニュースやSNSを見ていると、やはり満員電車の不安の声などが書かれていた。3密を避ける事ができない環境なだけに、不安しかない。とはいえ、出勤しないと生活が苦しくなるので、経済とコロナの両立を取らないといけないわけで一般国民としてはどうしていいか分からない部分もある。実際に、電車に乗っていると換気をしていて、空調もきき出したのでウイルスが一カ所に停滞することは少なくなっていると思う。換気は大事で予防の一つの手段である。初夏なので窓を開けていても寒くなることはないし、むしろ涼しいくらいだ。冬だと寒かったが我慢しないといけないこともある。コロナがここまで蔓延すると思っていなかったのだが、予防はしすぎて駄目なことはない。

理化学研究所の飛沫シミュレーション

理化学研究所などがスパコンの富岳を使ってシミュレーションを行っている。仕切りを設置した、しないなどの場合を分けて予測している。140cm以上の高さなら飛沫拡散を防げるとのことこで、設置するアクリル板などの高さの基準になる。仕切りがないのは問題外だと思うが、120cmでも飛沫拡散するらしい。要は、パーティーションの高さが人の頭を超えない限りは効果は限定的だということだ。

この結果が見ると、やはり顔の高さ以上が問題になるんだと思う。企業もソーシャルディスタンスを確保するために、仕切りを設置するところもあるだろうし、テレワークを推進するだろう。確か、もう一つのシミュレーションとして満員電車における飛沫の流れも計算している研究所があったと思う。窓を開けていても、満員だと空気の流れが停滞して、外にウイルスが出て行かないみたいな結果だったと思う。数値解析の結果がなくてもそれは容易に想像できることだけど、そりゃ満員だと密集して空気が流れる空間が少なくなるのでウイルスは窓から出て行かない。

だから、満員電車はなるべく少なくするべきなんだけど、東京などは企業が多い上に従業員を多く抱えている企業もたくさんあるので現実的ではないかもしれない。コロナは怖いけど、出社しないと欠勤か有休消化になるし、そもそも自分の評価が落ちる可能性があるから休めない。テレワークと言っても、一部の業種のみだろうし、個人情報を扱う部署などは会社のシステムに繋がないと仕事ができないだろう。結局、出社する人数は緊急事態宣言前とあまり変わらないかもしれないな。

③ソーシャルディスタンスの意味

ソーシャルディスタンスはおそらく一年くらいは意識しないといけない。冬の第2波も予測されている中、人との距離は意識いないわけにはいかない。とはいえ、歩いているとどうしてもそれが不可能なときはある。電車の乗り降りの時や信号待ちの時である。距離を開けて待つにも人が多いと難しい。人によっては無視する人も出てくるが、出社が始まって仕事が溜まっているとイライラしてしまうのは仕方ないかもしれない。通常に戻ったとすると、仕事を取り返すために前よりも長時間集中しないといけない場合もある。

製造業とか建築業などは忙しく働いているようでまさにここが正念場。テレワークができない業種の場合は一々出社して仕事しないといけなくて、さらに仕事量も増えてしまう。守るべきソーシャルディスタンスは必要だが、これが一般的に適用できるのはもう少し時間が掛かるかもしれない。テレワークが普及すると言っても、一部のみでそれこそ大企業しかできないかもしれない。元請けだとテレワークで済むかもしれないが、そこから仕事を貰っている企業からしたらテレワークで仕事するのは難しい。

④アフターコロナに向けた日常の新ルール

スーパーや百貨店では入り口にアルコール消毒液が設置されている。デパートでは検温するためのセンサーとデバイスが置いてあり、店員は一人一人チェックしている。日常では大きく変わってきているアフタコロナに向けた対策。手洗いは基本で、必須のマスク着用。日常でも変化しているが、企業でも大きく変わっているようだ。

企業でも、アルコール消毒は基本になる。報道を確認すると、多くの企業ではマスク着用、アルコール消毒を推奨、というか義務レベルで実践させていると思う。ソーシャルディスタンスを確保するためにもパーティーションが必要であり、座る席も変わってくるかもしれない。出社するといつも違う環境になると思うが、これがコロナ後の当たり前であり、もう戻れない。これまではかなり座席も近かったと思うが、これからは離れるのが基本になるだろう。とはいえ、冬が来るのでどうなるかが問題だが。

⑤働く人の気の緩み

別に気が緩んでもいいが、マスクなしで飲み会していたり、騒いでいる報道を見ると、「怖いなあ」と思わずにはいられない。そこまで怖いのか?と思われるかもしれないが、実際に東京都で感染者が広がっているわけであり、対策は必要だと思う。マスクで予防できるのならそれはしないといけないし、収束するまであと1ヶ月ぐらい控えるべきなんじゃないかと思う。

とはいえ、ストレスが溜まっているのかもしれない。自粛疲れという言葉の通り、家で引き籠る生活は一般の人からするとかなりストレスが溜まるそうだ。家族がいると余計にイライラしたりと、コロナ離婚なる言葉まで生まれる始末。まあ、孤独を楽しむみたいな本があったような気がするけど、一人で物事をどう楽しむかがポイントになってくると思う。僕としてはプラモ作ったり、読書したり、ボーっと家で映画見ながらお菓子を食べたりと楽しもうとすればいくらでも楽しめると思うのだけど。家族がいればそこに家族の協力が必要になってくるが、こーゆーときにコミュニケーション力が問われる気がする。知り合いに言われたけど、この時期にストレスが溜まらない人は、自分の部屋を持っている人らしい。自分だけの世界を作れる、お金と運と土地があればそれは快適だろう。

□関連情報(ブログ執筆時に参考にした情報)

せきの飛沫拡散予測

news.yahoo.co.jp

ソーシャルディスタンス

dictionary.goo.ne.jp

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